Ultra-Mobile PC – Go Everywhere. Do Everything.
MicrosoftのOrigamiプロジェクトの正体は、インテルがIDFで披露した「Ultra Mobile PC(UMPC)」だったようです。PC Watchのニュース「Microsoft、超小型PC“Origami”プロジェクト公開」を元に製品の主な特徴を箇条書きにしてみます。
・Windows XP Tablet PC Edition 2005をOSに採用
・CPUはPentium M/Celeron M、またはVIA C7-M
・30~60GB HDD
・最大7型のタッチパネル内蔵液晶(解像度:800×480ドット以上)
・Ethernet、無線LAN、Bluetooth搭載
・重さは2ポンド(約900g)以下
・大型アイコンを採用し、タッチスクリーンでの操作に配慮したインターフェイス「Touch Pack」を新搭載
・文字入力はQWERTY配列のソフトウェアキーボードまたは手書き入力
・製品によっては、GPS、Webカメラ、指紋認証、デジタルTVチューナ、CF/SDスロットを搭載
・2006年中に発売予定で、価格は599~999ドル
・Intel CPU搭載モデルは2006年第2四半期にSamsungとASUSTeKから、VIA CPU搭載モデルも同時期にTabletKioskとPaceBlade Japanから発売される予定
製品の位置づけとしてはPCとケータイ/PDA(PocketPC)の間になるようで、TabletPCをダウンサイズしたかのような印象を受けます。サイズも思っていたよりも大きく感じました。一番のネックはバッテリの保ちでしょうか。なお、VIA搭載モデルが国内で発売予定とのことですが、大手PCメーカーの開発表明は無かったようで…。ソニーブランドのUMPCは出るのでしょうか?
個人的には、UMPC詳細を知り今更ながらにバイオ「type U」の先進性を実感しています。
(やっぱ買っておくべきだったかなあ…。後継機でないのかなあ…。)
【追記】PC WatchのCeBIT 2006レポートに、“見た目は、以前ソニーが日本でリリースしていた「VAIO type U」にそっくりで、その液晶をやや大きくしたものがUMPCだと言ってもいいぐらいだ”との記述が。また日本の大手OEMベンダについては「実現に向けて話をしており、すでにプロジェクトが走っているベンダもある」とのコメントも…>スケールメリットによる低価格でUMPCの弱点を克服するMicrosoftの“Origami”
【関連ニュース】
・【CeBIT 2006】Microsoft、超小型PCプラットフォーム「Origami Project」発表
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/event/13131.html
・CeBIT 2006開幕。BDや“Origami”が発表に-松下やSamsungがBDを8月に欧州発売
・Ultra-Mobile PCの仕様が明らかに――日本でもVIAモデル登場
・ベールを脱いだ“Origami”、MicrosoftとIntelがOrigamiことUMPCを披露
・米Microsoftの「Origami」は「Ultra-Mobile PC」だった!
・やはり「Origami」はUltra-Mobile PCだった–マイクロソフト、全容をついに公開
・ベールを脱いだMSの「Origamiプロジェクト」、Tablet PCの新たな展開目指す
・【CeBIT 2006 Vol.2】“Origami”こと“Ultra-Mobile PC”の全貌が明らかに――早ければ6月発売
・Origamiチームブログが語る「Ultra-Mobile PC」
・うまくいきすぎた? Origamiキャンペーンの真相
・姿を現わした『Origami』、果たして成功に繋がるか?
・【レポート】IDF Spring 2006 – インターネット利用を変える次世代モバイル製品群
・【レポート】IDF Spring 2006 – UMPCとOrigami
・【CeBIT 2006】 インテルブース、XScale搭載携帯などを展示
・CeBIT 2006カンファレンス&ブースレポート Samsung、UMPC/12.1型Core Duoノートなど多数の新製品を披露
・IDF基調講演レポート マローニ氏が超小型PC「UMPC」をデモ~Merom、Santa Rosaも概要を発表
・Intelの「UMPC」はMicrosoftの「Origami Project」!?・ウルトラモバイルPCの試作機を見た
・ついに発見!? はたしてこれがあの「Origami」か