ロケフリがネット家電の集合体に

【NET&COM 2006】ネットKADEN2005パネルディスカッション「情報家電の将来展望」

ロケフリが大賞を受賞した「ネットKADEN2005」の表彰式とあわせて、受賞企業によるプレゼンテーションおよびパネルディスカッション「情報家電の将来展望」が開催されたとかで、その様子がリポートされています。ソニーからはコーポレート・エグゼクティブ SVPの西谷清氏が登壇し、ロケーションフリーのコンセプトや誕生から現在までの経緯について説明したほか、今後の展開についても以下のようにコメントしています。

「携帯電話やデジタルスチールカメラ向けなど、新しい市場を開拓したい」「ソニーにしては珍しいが、とてもオープンなサービスを目指している。ロケーションフリーがネット家電の集合体となるよう、様々な企業とサービスの連携を行ないたいと思っている」

また、ネット家電の普及に求められる簡易性については設定が簡単なロケフリの優位性を語った一方で、ユーザーごとの接続環境への対応が難しい実態にも触れ、「日本国内で、総務省などの協力を得ながら標準的な接続方式を努力して開発したい」と、ネット家電普及のための新規格設立を望んでいる旨を訴えたそうです。

デジカメでロケフリというのは今の段階ではちょっと想像つきませんけど、無線LAN機能搭載サイバーショットの登場を示唆する発言とも取れますね。今年のソニーは何かやってくれそうな予感がひしひしと伝わってきます。


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