ACCESSが新バージョン「NetFront(R) Browser v3.4」を発表- 「リッチ」インターネットアプリケーション向けの多目的サービスプラットフォーム-(ACCESS)
ACCESSは、プラットフォームにとらわれないNetFrontの新バージョン「NetFront Browser v3.4」を発表。「リッチ」コンテンツインターネットアプリケーション対応の先進ブラウザテクノロジが、実質的に、多目的サービスプラットフォームへと進化したとして、複数のアプリケーションがオンラインおよびオフラインのコンテンツをシームレスに統合することができるようになり、豊富なユーザインタフェースにより携帯端末などの情報家電においてユーザの使い勝手を大幅に向上させることが出来るとしています。
新バージョンの機能強化ポイントは、話題のWeb2.0の中核をなすAjax技術をはじめ、最新のSMIL2.1規格や、SVG Tiny 1.2等をサポートしたほか、 プラグインを使用してPDFやオフィスドキュメント、Flash、ビデオなどをサポートするようフレキシブルな設定が可能になったこと。また、ブラウザAPIの拡張により、ブラウザアプリケーション、メッセージングクライアント、RSSニュースリーダー、など各種アプリケーションの作成が容易になったとか。 さらに、「お気に入り」のWebページを視覚的に管理するブックマーク・サムネイル機能と、携帯機器でWebページをPCのように表示するパン&ズームナビゲーションツール「PagePilot」のサポートがあるそうです。
ソニー製品では、PalmOS5以上のクリエを始め、PSP、ロケフリX1/X5、ソニエリでは海外モデルがWebブラウザとして同社のNetFrontを採用しています。組み込み用途が多いのでバージョンアップはあまり期待できないでしょうが、戦略商品としての位置づけがなされているPSPでは内容によってはアップデートプログラムが提供される可能性はあるのかもしれません。できればクリエ用もリリースして欲しいところですが、機能向上によるCPUへの負荷もあるだろうし、そもそもNetFront新バージョンで実現していることの大半を複数のアプリケーションの組み合わせで実現していたことを考えると、あまりアップデートには意味が無いのかもしれません。とはいえテクノロジは日進月歩なので、いつまでも使い続けることはできないのでしょうね。残念ですが…。
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