突然ですが、ウォークマンAシリーズのスティックタイプでソニスタ限定モデルの「NW-A608/LI」のプチインプレをば。写真も随分と前に撮っていたのになかなか手をつけられずにいたのですが、ここ数日触る機会が多かったということで。といってもものすごくチープな内容です。まあ、値下げもしたし購入をご検討する方に少しでも参考なればってことで…。
旧機種との比較。外観、スイッチ・ボタン類などほとんど変更ありませんが、一部表記が変更されています。ジョグシャトル部で旧機種の「GROUP」が「ALBUM」に、旧機種の「DISP/FM」切換スイッチの表示がDISP/FUNCに変更されてます。
楽曲データベースの管理方法に変更があって、旧機種まであった「グループ」単位が無くなったのが上で表記が変わった理由のようです。新機種は、グループが無くなったかわりに、全曲、アルバム、アーティスト以外に、ジャンル(Genre)、リリース年(Release Year)、お気に入り100曲(Favourite)、プレイリスト(Playlist)、最近転送した楽曲(RecentTransfer)と豊富な再生バリエーションを持っています。
また、旧機種との違いとして、A6xxシリーズは早送り・巻き戻しのスピードが変更できるようになりました。「速く」か「ふつう」かという選択しかできませんが、早送りを多用する人にとっては便利な機能かもしれません。一番右は売りのインテリジェントシャッフルの選択画面。前後してしまいますが、DISP/FUNCボタンを長押しするとディスプレイが下画像一番左のようになり、一番左を選択するとこの画面になります。4種類のシャッフルが楽しめますが、自分は母艦がNetJukeなのでアーティストシャッフルはターミネート状態。とはいっても実際に使えると思えるのはスポーツシャッフルのみ。ATRAC 256kbpsでは2GBの容量では転送できる楽曲数も限られるので…。集中して聴きたい楽曲しか転送しないので、タイムマシンシャッフルも良く聞くシャッフルもほとんど意味無し。というか良く聞くシャッフルっていまだに存在価値がわからないんです…。
旧機種のFM付きモデル(E50xシリーズ)は、DISP/FMボタンの長押し一発でFMに切り替えられたのですが、Aシリーズは、上記のようにDISP/FUNCボタンを長押しして、なおかつFMをジョグダイヤルで選択してやる必要があります。1回のアクションで済んだものが、3回のアクションが必要になってます。ちなみに、旧機種ではFMから通常の音楽再生に切り替える場合は再生ボタンを押すだけでしたが、A608では再生ボタンを押すとスタンバイ状態へ移行するだけで、音楽再生に切り替わりません。切り替えるには再度DISP/FUNCボタンを長押して切り替える必要があります。ちなみに、FMモードにしている間はDISP/FUNCボタンを押すと現在の時刻が表示されます。
総評ということでは、ハードウェアは大ヒットした旧モデルそのままということで使いやすいし、限定カラーのエメラルドグリーンの筐体も美しく、所有する喜びや満足度はとても高いです。「CONNECT Player」も最新版へのバージョンアップが前提ですが、Hi-Speed USBで転送速度も上がったし(バク速という感じでもないのですが)、フラッシュタイプだけで運用するならさしたるストレスも感じないと思います。いざとなればSonicStageもありますしね…。ちなみに、2GBのiPod nanoと比較した場合は価格的にも機能的にも負けているところが多いですが、スティックタイプのウォークマンには驚異的なスタミナ性能と音質の良さがあります!…と、言い切ってみるもののそれ以外の長所は正直見つけにくいのが現実なのですが…。
あと、ソニスタで買うならオリジナルのNW-A600/E400専用ケースの購入をお勧めします。保護性能もあるし価格も1,260円と手頃ですので。なにより、iPodのように周辺機器が少ないのでなかなか専用ケースが見つからないんですよね~。自分は旧機種と一緒に購入したので、それをA608用に変更しています。
(いつになるかわかりませんが、次回はA608とNetJukeとの連携についてお伝えしようと思います。)