サイバーショット、6機種が中国で販売差し止め【追記あり】

中国浙江省、ソニーのデジカメ販売差し止め

中国浙江省がソニーのサイバーショットの品質に問題があるとして、6機種の販売中止を決めたとか。この決定を中国メディアが報じたことで一部店舗では販売自粛も始めているとか。ソニー側は「当局からなんら連絡や指示がない」とコメントしているそうです。なお、6機種はいずれも中国で生産したもので、「自動露光補正」や「ホワイトバランス」など4点で問題があるとか。

なんというか、ソニーには色々な問題がありすぎて、泣きっ面に蜂どころじゃないっすね…。

【追記】デジカメWatchのニュースで、「DSC-P200/W5/W7/S90は周辺光量やノイズ、ホワイトバランスの項目で、H1/L1はこれらに加えて自動露出、液晶モニターの輝度の項目で不合格となった」と記載されていました。また、このニュースの件でkon2さんから以下のようなお便りを頂戴しました。感謝です、kon2さん。

中国のCyber-shotの件ですが,なにぶん中国ですから差し引いて考えるとよろしいかと。おそらく,品質うんぬんより「中国で一番売れているメーカー」への牽制なのでは。所詮共産主義の国ですからなんでもありなんですもの。だいたい,ホワイトバランスだとか露出とか,中国メーカーが言えた義理じゃありませんから。当局が本気で取り締まったら,中国メーカー製のデジカメなんて全滅でしょう。だからいいがかりです。よっぽど,省幹部のつけとどけをケチったとか,他メーカーからの依頼とか,そういうのなのでは。中国では,とにかく叩きたくなるほど,ソニーは人気があるんで。(もっとも,それを笑ってはねのけるだけの余裕がないのが問題ですが)

なるほどー。自分も随分前に中国の人たちと仕事をしたことがありますが、確かに独特の慣習でビジネスしているイメージはありました。ソニーは高篠氏を送り込むなど、中国を米国に次ぐ第二のビッグな市場と認識しているようなので、どんな嫌がらせをされてもコミットし続けるのでしょうね…。

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