先日、やっとのことでセットアップを終えたバイオ「type T」ですが、連休最終日ということで「AVモード」を色々と試しています。この「AVモード」、電源OFFからでもワンプッシュでAV機能がすばやく立ち上がり、DVD/CDの再生や、メモリースティック/SDメモリーカード内の写真のスライドショーが楽しめるというもので、バイオではtype Tのみに搭載された新機能です。コンパクトなサイズのだからこその機能で、手持ちのCDやDVDを一緒に持ち出してバイオをAVプレイヤーにしてしまおうというコンセプトのようです。
AVモードは、PCの電源が完全にオフの状態や休止状態の時に、そのまんまの名前が付いた「AV MODE」ボタンを押すだけ。PCの軌道よりも格段に素早く起動するので使い始めるまでのストレスがありません。主な操作がAV操作ボタンを使うので最初は少しとまどいましたが、慣れてしまえば全然問題なし。起動後は画面中央にアイコンが4つ並ぶだけ。左から「CD/DVD」、「フォト」、「Windowsの起動」、「電源オフ」で、キーボードの左右キーで移動しエンターキーで決定します。
左上画像はメモステとSDカード上のデジカメ画像を表示するフォトモード。type Tがデジカメの画像ビューワーに早変わりします。ただ、サイズが大きい画像ファイルは表示に時間がかかるのが少し残念。右上画像はCDモード。これでCDDBの情報が表示できたら言うこと無かったんですが、さすがにそこまでは無理のようです。
そして、一番多用すると思われるDVDモード。11.1型WXGA(1366×768)対応のクリアブラック液晶が16:9の映像コンテンツをフルサイズで表示することが可能です。市販のDVDで16:9のビスタサイズで収録されているタイトルだと液晶画面いっぱいに映像が表示されるのでとても迫力があります。シネスコサイズだと上下に黒みが出てしまいますがそれでも迫力十分。
なお、CD/DVD、フォトモードの場合、「F1」キーで操作方法を呼び出すことが可能で、「メニュー」キーで各種設定の変更が可能です。また、「Windowsの起動」は休止状態の場合はちゃんと休止以前の状態に復元されます。「電源オフ」はそのまんま、AVモードを終了してバイオの電源を切るというものです。
ということで、とりあえず今回はAVモードだけの話ですけど、ノートPCカテゴリーでここまで手軽に、かつ画像の美しいDVDを楽しめる製品は無いのではないでしょうか。とはいえ所詮はノートPC。クリエやPSPほどコンパクトではなくポケットに突っ込んで手軽に持ち運べるようなものでもありません。ただ、クリエもPSPも動画素材を準備するまでがなかなか面倒です。その点、type TはDVDをそのまま再生できるので手軽さでは群を抜いていますし、何よりオリジナルの美しい画像をそのまま再生できるのは何より魅力ですね。いや~、想像以上に良いです、「type T」!これなら無理してでも外に持ち出したくなりますね~。
ということで、今更な感もありますが、type Tを日々使っていく中で感じたことがあれば随時エントリーしていきたいと思います。