エンタテインメントでありかつコンピュータ、そこが重要

SCEI 久夛良木社長インタビュー(上) 「PLAYSTATION 3でコンピューティングを変える」

後藤弘茂さんのWeekly海外ニュース。SCE久夛良木社長へのインタビューで、PS3とCellコンピューティングのビジョンについて語っています。同氏のコンピュータエンタテインメントにかける想い、全部大文字の「PLAYSTATION」の意味など、非常に興味深い内容で後半も楽しみです。

PS3での、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)のメッセージは明瞭だ。1つは、今回こそ、完全なエンタテインメント“コンピュータ”を作る、という点。もう1つは、新しいコンピューティングパラダイムを構築する、という点。つまり、メッセージとしては、ゲーム機戦争という枠は超えて、コンピュータエンタテインメントというジャンルのための、コンピュータを追求したというものだ

という後藤さんの解説がありますが、これってソニー自身がいままで様々な製品カテゴリーで追求してきたことを丸ごと飲み込んでしまう可能性を示唆していることになりませんかね。バイオなんてエンタメユースオンリーだと思いっきりかぶってしまいそうな気がします。クリエがPSPに飲み込まれたとは決して思えませんが、エンタメ系の携帯端末としては取って代わられたような感じなので、構図としては同じようなことがおきる可能性もあるのかもなんてことを考えてしまいました。もちろん、仕事で使うパソコンは必要なので、全部が全部というわけじゃないんですけどね…。


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