エンジニアの「エゴ」をお客様目線の言葉に置き換えるのがSMOJの役目

AV Reviewなどの専門誌を発行している音元出版が運営しているファイル・ウェブに、ソニーマーケティング執行役員を務める鹿野氏へのインタビューが掲載されていました。

トップインタビュー ソニーマーケティング㈱ 執行役員 鹿野 清 氏 ~ 提案の芽は山ほどある それをどう拾い上げ カタチにするかが重要だ

SMOJは、カンパニーとマーケティングが一緒になって動けるような体制を4月からすでにスタートさせており、提案型の商品づくりやその導入の仕方についても、さらに追求していくとしています。

エンジニアの情熱と、世の中に出したいという、ある意味で強烈な「エゴ」から生まれてくるものです。気をつけなければいけないのは、それが一方的な独り善がりであってはならないということ。そのためには、我々ソニーマーケティングのものが、エンジニアの「エゴ」をお客様目線の言葉に置き換えればいいわけです。わかりやすく噛み砕く必要がある

というコメントは、先だってのソニースピリットはよみがえるかの最終回で中鉢次期社長が言っていたことにも繋がりますね。また、マーケティングに求められる重要なことはセンスであるとして、そうしたセンスを持つ人材を積極的に登用して、育て鍛えてあげていくことも、重要な仕事とコメントしています。

ちなみに、このファイル・ウェブというサイトは、コアなオーディオファン好みのコンテンツが多くてうれしいですね。4月の特集は、デジタル・オーディオ・プレーヤーの最新注目機種テストレポートで、ソニーのNW-HD3も取り上げられたりしてますし、AV Reviewの来月号ではデジタル・オーディオ・プレーヤーの新連載が始まるという情報もあったりします。デジタル・オーディオ・プレーヤーのこともをDAPと略して記述するところなんかにもマニアックな匂いを感じます。