メモリオーディオ、「CD並みの音質」という表現は使わないで

メモリ・オーディオの音質規格についてJEITAが講演

JEITAオーディオネットワーク事業委員会副委員長を努めるソニーの横田氏がJEITAデジタル家電セミナー2005で行ったCPX-2601規格に関する講演のリポート。同氏はHDDやフラッシュメモリタイプの音楽プレーヤでは、「1万曲を収録できる」など、メモリ容量ばかりに注目が集まりがちで、音質の良し悪しが二の次になる傾向があると指摘。

音楽業界では携帯型音楽プレーヤの音質の客観的な評価・表示方法が求められていたとして2004年1月にJEITAが策定したCPX-2601規格をあえてとりあげたそうです。1999年には日本レコード協会が「MP3などの圧縮音声について『CD並みの音質』といった表現を使うのはやめてもらいたい」との声明を発表していたとの記述もあります。ちなみに、JEITAでは携帯型音楽プレーヤの音質を「原音(CD)からの劣化度」で測ることにしたとか。


HDDウォークマンなんて、ソニー自ら、「最大約13,000曲」記録できるっていっちゃってるんですが…。

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