PSピクトグラムシリーズPSP専用ケースレビュー

先日抽選で当選した、PS.comのPSP専用PSピクトグラムケースですが、色々と考えた末に購入。昨日、製品が到着したので簡単なレビューをお届けします。

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到着したパッケージは実に簡素。ビニール袋に製造情報が書かれたシールが貼ってあるだけです。代官山の吉田カバンのアンテナショップ以外での店頭販売も予定されていませんから、ブリスターパックなどに入れる必要もないということなのでしょう。見事なコスト削減ぶりといえます。

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公式サイトの画像でも確認できるように、ケースはPSP本体収納部と、UMDディスクやイヤホン収納部の組み合わせで構成されています。本体収納部はケース上部からそのまま本体を差し込むスタイル。側面のゴムバンドと上部のこぼれ止めのようなパーツで本体を固定します。本体はストラップをつけた場合は自然と、アナログスティックがある側が上になり、側面から見るとこんな感じになります。
セミオープン型の収納スタイル採用で本体を意図的に露出させることでスタイリッシュさを演出している風情があるので、本体の保護性能については万全とは言い難いです。ケースに入ったままで落下事故などに遭った場合、角度によっては傷や破損が出るのもやむを得ないといったつくりです。

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収納部はチャックで開閉。ジッパーの金具はタテにしないと動かないロック式を採用。吉田カバンの一部のラインアップで採用されているものと同じく、不用意にジッパーが開かないようにするための安全設計ということなんでしょう。
内部は、片側にUMDディスク収納用のポケットが2つと、もう片側にリモコン付きイヤホン収納を意識したポケットと、メッシュ式のジッパー付きポケットがあります。この収納部はそれなりにマチがあるので、HDDウォークマンやノーマルのiPodあたりでも余裕で入ります。って、21世紀のウォークマンなのに他のポータブルオーディオを入れて持ち歩くのは反則か…(でもその理由はあとではっきりします)。
ただし、収納部に色々と詰めこめばケースの重さも加わって結構な重量に…(ジーパンのベルト通しにカラビナではちと不安かも。ベルトしていないとズボンがずり落ちます…)。

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裏側はホック式のベルトループ。ホックは重量を考慮して2つ使われているので、面倒といえば面倒かも。オフィシャルサイトのビジュアルを見ても、基本はDリング+カラビナでの運用で使うのがスタイリッシュということにしたいのでしょう。ちなみに、カラビナはDリング同様の黒のつや消し仕上げでした。
もう一方の画像は先述のウォークマンを持ち歩くべしと思ったきっかけなんですが、本体左が上に来るように入れた場合、イヤホンのコネクタがこぼれ止めのようなものに干渉してしまい本体の収まりが悪くなるんです。ストラップをはずして逆に入れた場合は反対側の下部に位置することになり、コネクタがすべて露出するので使えるのですが、その場合は本体をケースに収納してからコネクタを接続しなければならず、今度はイヤホンを接続したまま本体を取り出しての操作ができなくなってしまいます。結果的にどちらの向きで本体を収納しても、ウォークマン的な使い方をしたい場合に取り回しがしにくいのです。


以下、総論めいたものですが、PSP専用ということで周辺機器や複数のディスクをまとめて持ち歩くという意味でそれなりに考えて作られていると思える反面、ケースに収納したままの音楽再生対応については考慮されていないという点が残念に思えました。また、画像ではわかりにくいPSピクトグラムのデザインも気に入るかどうかもあるかもしれません。それと、コラボということもあるのでしょうが、税込1万円弱という価格は正直高価すぎです。もちろん評価は人それぞれなので、あくまで私自身の感想ということで…。個人的な評価は、5段階評価で☆3つぐらいです。

(PS.comプロデュースということで、これがソニーグループとしてプッシュするケースであり、PSPを今の状態で「21世紀のウォークマン」と言い続けるようなら☆2つに下げたいのが正直なところですが…)

【追記】
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本体を裏側にして収納すれば、イヤホンのコネクタが右上に来てウォークマン的使い方ができることがわかりました。でも、この収納方法がクールかと言われれば、そうは見えないところが微妙かと…。

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