職人への道、「OverLay Brilliant for PSP」を試す

PDA向けの液晶保護シートで数ある実績を築き上げてきたミヤビックス社渾身の作品「OverLay Brilliant for PSP」、通称職人セットを試してみました。今回、クリクラ時代からスポンサーになっていただいているビザビさんのご厚意で試供品を送っていただきました。

OverLay Brilliant for PSP(税込1,470円・Vis-a-Vis)

クリエで数々の液晶保護シートに慣れ親しみ、根が職人気質な自分はおまけの本体保護シートにチャンレンジしないわけにはいきません。ということで、Game Watchのゲームグッズ研究所「表面全体を保護するPSP用保護シート「OverLay Brilliant for PSP」を試す」という優れたレビューを参考にしながら、トライしてみました。なお、作業に入る前にPSP本体のシートを貼る部分は、指紋やホコリをきれいに除去しておきました。

1)アナログスティックを上方向に引っ張りあげ、はずす。(画像上左)
2)保護フィルムを剥がさない状態のまま、シートをPSP本体に載せておおよその当たりを付ける。(画像上中央)
3)当たりを付けたら上下左右ボタン側のシートがカバーしない部分にセロハンテープを使って保護シートをPSP本体に仮止めする。(画像上右)
4)上下方向がずれないように「HOME」ボタンがあるあたりを目印に上下にもセロハンテープで仮止めする。(画像下左)
5)保護シートを右から左側にめくり上げ、右手で保護フィルムを剥がしながら、左手で柔らかいクロスなどでなぞりながら左から右へゆっくりと気泡を追い出すように貼り込んでいく。(画像下中央)
6)保護フィルムが剥がれ、右側まで全て貼り終えたら、3.4で貼ったセロハンテープを剥がし、左端を持ち上げ、短い方の保護フィルムを取りながら先ほど同様にフィルムを貼り込む。
7)できあがり!(画像下右)

olb_psp.jpg

みたいな感じでいけるかなと思ったんですが、実際は書いた手順どおりには行きませんでした。


やはり日常生活に使っている普通の部屋ですとホコリを完全にシャットアウトするのは難しく、ホコリ取りに使うクロスやティッシュ自身からも細かいチリなどが発生してしまうこともあって、一発で完璧に貼りこなすのは至難の業です。結局、初回はホコリがひどくて悲惨な状態だったので、剥がして石けんを軽くつけ水洗い後、若干水滴が残った状態で貼り込んでいったらうまくいきました。水滴もクロスの上から爪を押し当てて外に逃がすことで無くなりましたし、若干残っていたとしてもしばらくすれば消えてしまうはずです。

最終的には微妙にチリが混入してしまいましたけど、大きく目立つような箇所はなく、電源を入れてしまえばほとんど気にならなくなってしまいました。これで、本体の全面の保護は万全と言うことで、心理的にも楽になりますね。いや、しかしこの職人セットの出来は本当に素晴らしいです。よくぞここまでこだわったいう感じ。貼る難しさもあるけど、貼り終えた後に来る安堵感がたまりません。

最後にこのシート導入にあたり、いくつか気が付いたことをあげておきます。
液晶保護シート自体も手荒に扱えば傷が付きます。目に見えないぐらいの小さい砂ホコリ等がある場合、クロスやティッシュでこすったときにそのホコリ自体が傷を作る原因になったりする場合もありますので汚れを落とす場合でも軽くこする方が良さそうです。また、爪で直接こするのも傷を作る原因になります。すでに自分の保護シートは細かい傷でいっぱいですから…。

なお、メインの液晶保護シートの方はまだ使っていませんが、他社の製品と比べて液晶の左右、各種ボタン類に近い部分までカバーしているところが特長ですね。ボタン類は酷使されるし指紋が付く頻度も特に高いので、カバーしている範囲が広いのは長所とみて良いのではないでしょうか。

とにかくまずは本体保護シートに果敢にチャレンジして、うまくいかなかった場合に本来の保護シートを使うという方向がオススメです。

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