音声対応の、「高校生向けモデル」と「8カ国語辞書収録モデル」の電子辞書2機種 発売~ 自分だけの辞書データが作成できるソフトウェア「辞書工房」を付属し、テキスト文書の閲覧も可能 ~(ソニーのプレスリリース)
ソニーマーケティングは、英単語や英会話の発音に対応し、授業や受験勉強で役立つ「古語辞典」や「漢字源」を収録した高校生向けのモデル『EBR-500MS』と、8カ国語の辞書データを収録し、中国語の発音に対応した8カ国語辞書収録モデル『EBR-800MS』の“メモリースティック”電子辞書2機種を3/5に発売します。価格はオープンですが、市場推定価格は『EBR-500MS』が3万円前後、『EBR-800MS』が3万5千円前後。
全機種ともに、パソコン用辞書データ変換ソフト「辞書工房」を付属。好みの情報を辞書データとして作成、メモリースティックを介してオリジナルの辞書データを拡充できるとしています。また、テキスト形式のデータを閲覧できる「テキストビューワー」機能も搭載。さらに、MP3形式の音声データや音楽再生もできるなど、電子辞書にとどまらない便利な機能を搭載していると表現しています。ちなみに、ソニスタでは早くも発売が開始されているようです。
・EBR-800MS(税込34,800円)
・EBR-500MS(税込29,800円)
また、この新製品にあわせて「海外スポーツ観戦&旅行 大活用術『BBEB-D014S』(市場推定価格1万円前後)」と、「大学受験暗記&知識整理 活用術『BBEB-D015S』(市場推定価格8千円前後)」のメモリースティック-ROM、2タイトルも同時に発売されます。
以下、個人的な感想ですが、オーディオプレイヤー全盛の今、MP3対応がどれほどのインパクトがあるのかというのが正直なところです。一部の辞書機能を除けば、MP3再生やテキストビューワーなど、クリエでもできる機能ですね。「辞書工房」は単純に自分の持ち歩きたいデータベースを作成できるってことなんでしょうね。まあ、こちらもソフトの導入でいくらでもクリエで代用できますしね。
こんなことなら、クリエの辞書モデルをさらにカスタマイズして販売するほうがよっぽどソニーらしい製品になるように思うのですが…。でも、こういう製品が出てくること自体、「電子辞書」というカテゴリーで多機能を打ち出す方が売れる可能性が高いということなのかもしれませんね。なんとなく悲しいけど・・・。
(追記)AV WatchのニュースによるとメモステPROでのMP3再生は未対応だそうです。なんともまた、ちぐはぐな…。
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