麻倉怜士さんがソニーにKaaaaaatsu!オープンスタンダード強調するストリンガー路線はソニーをどこにでもある“普通の会社”にする危険性があるとか。ストリンガー氏がソニーを心から愛しているという熱いメッセージは伝わってこないし、このままではどんどんへなちょこな会社になっていく予感がするそうです。
「デザインもモノも、そしてそこに加えられるサービスもネットワークもソニー的であることが、ユーザーが求めていること」であり、「独自の提案力、独自の技術力、独自のものづくりの力、といったソニーならではの力の集積こそ必要」とか。
麻倉氏が高らかに宣言した、新しい時代のソニーらしいアプリケーションは以下の通り。
- DSD、もしくは192kHzサンプリング/24ビットの圧倒的な超高音質配信
- 圧倒的な解像力向上のスーパーDRC
- フレキシブル有機ELのVAIO
- 有機ELのシアターテレビ
- 人の目のダイナミックレンジをそのまま再現するディスプレー
- 4K×2Kテレビ
- 全ての過去番組を見ることができ、全部のチャンネルが録れ、全部のチャンネルを活用できる「全録コクーン」
麻倉さんらしくAV寄りの内容ですが、「これぞユーザーが望んでいるというもの」かどうかはよくわかりません。画が綺麗で音が良い、みたいな、ソニー的には絶対譲れないところが、利便性や快適性をスポイルしてしまうケースもあるような…。個人的には、TransferJetやロケフリといったワイヤレス技術がさりげなく使われ、AVやネット上のコンテンツを、時間や場所に制約されることなく、手軽に楽しめる、バッテリー性能が優れた、独自OS採用の、小型のモバイルガジェットに期待。って、なんのこっちゃですが、自分の中のソニーはこれまでもこれからも、オトコゴコロをくすぐるデザインの小型で高性能なモバイル製品をつくる会社であって欲しいっす…。
【追記】その後、こんなコラムも。モノづくり軽視との不安が社内で渦巻いているとか…>“迷走”するソニー 新体制はモノ作り軽視?、ストリンガー会長に権限集中 ソニーの「トップダウン型」新体制
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