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ソニーのテレビビジネス戦略~有機ELテレビによるプレイスシフト提案も

「ソニーが最も薄いテレビを投入する」、吉岡事業部長 ファインテック・ジャパンで講演。世界1,000万台出荷達成

ファインテック・ジャパンの基調講演に、ソニー コーポレート・エグゼクティブSVPテレビ事業本部長の吉岡浩氏が登壇。「ソニー テレビビジネスの成長戦略」をテーマに講演した内容がレポートされています。同社の薄型テレビビジネスの拡大要素は、「安定かつ競争力のあるパネル調達」、「確実な商品供給」、「売り抜く販売網」、「魅力ある商品の投入」とか。有機ELテレビは次世代テレビの最有力候補であることには変わりなく、薄さ軽さを生かした新しい設置スタイルの提案も視野に入っているようです。ちなみに、Display 2008のソニーブースでは、薄さ0.3mmの有機ELパネルの技術展示が行われているそうです。

iconicon吉岡浩氏と言えば、コネクトでボロボロになったウォークマンビジネスを立て直した立役者。「吉岡氏のクールな判断力が、ウォークマンA800シリーズを完成度の高い製品へと導いたのだろう」とはケースイさんの言葉ですが、テレビでもその手腕をいかんなくクールに発揮してくれることでしょう。有機ELパネル採用のモバイル機器も是非!

【関連リンク】
ウォークマンA800シリーズにはソニーのオーディオの歴史が詰まっている
ウォークマンは音楽を楽しむ専用機~今後はスタンドアロンデバイスとしての存在感を高める
吉岡氏のクールな判断力が、ウォークマンA800シリーズを完成度の高い製品へと導いた

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ソニーパネルが亀山ブランドになる日も近い?

ソニー、シャープから液晶パネル調達へ

昨日、テレビでもニュースになっていましたが、ソニーがシャープからテレビ用液晶パネルを調達する方向で最終調整に入ったと日経が報じています。薄型テレビの世界需要が急増しているため方針を転換。調達先を広げ、量の確保とコスト削減につなげるとか。ソニーとシャープの提携で、競争が激化する薄型テレビの業界再編がさらに加速するとか。休日の報道でソニーとシャープはまだ公式コメントを発表していないようです。

加速するFPD業界再編――ソニーとシャープの利害得失

こちらは同報道を受けての記事。ソニーは液晶テレビのシェアで3位以下を一気に振り切ろうとしており、そのためにシャープから調達して“タマの確保”に動く可能性は十分あること、2008年度世界販売計画の拡大を検討しており、その拡大分をシャープから調達する可能性も考えられるの声もあるそうです。また、シャープにとっては、シェア争いを繰り広げているソニーを大口顧客として獲得できるメリットは計り知れなく、東芝との提携を上回る恩恵をもたらす可能性があるとしていました。

iconicon「液晶“パネル”はシャープ」でいいと。とにかく、儲けよりも先に世界の需要に応えるんだと、そういうことなんですかね。BRAVIAブランドを確固たるモノにして、有機ELビジネスへと繋げていこうということなのかもしれません。

A&Vフェスタ2008【ソニー/パイオニア/その他編】-新BRAVIAや無指向性スピーカー、USBレコードなど TADのモノラルパワーやAVアンプデモ

ちなみに、横浜で開催中のA&Vフェスタ2008で新BRAVIAや有機ELテレビ「XEL-1icon」の利用提案も実施中とか。こちらのニュースでは、今後ウォークマンの上位機にBluetoothを搭載する方向で開発を進めていくとの説明員の声も…>【A&Vフェスタ】ソニー、BRAVIA“F1”など公開 - PCMレコーダー録音デモも

【追記】ポスト液晶として最有力視される有機ELにはメーカー各社が想定していなかった3つの壁が立ちはだかっているのだそうです。ソニーも大画面化への課題の多さを認めたうえで、「独自技術の数々を使うなどして、あらゆる手段で有機ELテレビを実現する」とのコメントを寄せたとか>有機EL 3つの想定外 「液晶」「材料」「サムスン」が大画面化の壁に

環境と日本の住宅事情に配慮した新BRAVIA~ウォークマンと接続して音楽を楽しめるシアタースタンドシステムも登場

環境に配慮した自社循環材料使用モデルなど、〈ブラビア〉計11機種を発売~デザイン一新・機能も進化 より多様なお客様像に対応する商品を展開~(ソニードライブ)

ソニーが液晶テレビ〈ブラビア〉の新商品を計11機種を発表。3/20から順次発売。様々な空間に設置されることを想定したデザイン、豊富な機能を簡単・快適に楽しめる操作性、スポーツ中継や映画など様々なコンテンツに適した画質で視聴できる高画質性能などを進化させ、消費者のニーズに応えるとのこと。また、新商品の一部機種においては自社循環再生プラスチック材の採用を実現したほか、全機種で大幅な低消費電力化を達成。商品を通じた環境への配慮をさらに進展させたとのこと。

iconiconF1シリーズ:『KDL-46F1』(46V型、フルHD)、『KDL-40F1』(40V型、フルHD)、『KDL-32F1』(32V型)【3/25発売】
V1シリーズ:『KDL-52V1』(52V型、フルHD)、『KDL-46V1』(46V型、フルHD)、『KDL-40V1』(40V型、フルHD)【4/25発売】
J1シリーズ:『KDL-32J1』(32V型)、『KDL-26J1』(26V型)、『KDL-20J1』(20V型)【3/20発売】
M1シリーズ:『KDL-20M1』(20V型)、『KDL-16M1』(16V型)【3/25発売】

iconicon日本の住宅事情を考慮した壁よせスタイルはグッドですね。カジュアル嗜好のM1シリーズは女性受けしそう。昔のiMacやiBookを彷彿とさせるものがありますね。ただ、16インチで89,800円は高いかなあ…。

5.1chサラウンドのシアタースタンドシステム発売(ソニードライブ)

高音質フルデジタルアンプと5.1chサラウンドスピーカーシステム内蔵のテレビスタンド型のシアタースタンドシステムicon『RHT-G900』も同時発表。「ブラビアリンク」対応で、ブラビアとのHDMI接続で、ブラビアのリモコンによる音声出力切り換え、ボリュームの調節や一斉電源オフができるそうです。また、同システムに接続し、ウォークマンの音楽をホームシアターで楽しめるデジタルメディアポートアダプター『TDM-NW10』も発売するとか。いずれも4/21発売。

デジタルメディアポートアダプターは海外ではAVアンプの周辺機器として発売中ですが、日本では初めてになりますね。対応機器はA820シリーズ、A910シリーズ、S710F/610Fシリーズ、A800シリーズ、S700F/S600シリーズだそうです。

個人的には手のひらにのるテレビにも期待してまーす。

【追記】「有機ELテレビライフスタイルキャンペーン」なるキャンペーンがスタート。XEL-1ユーザー限定で、同機が設置されている部屋を写真に撮って応募するというもの。応募してもまず採用されないだろうなあ。まったく絵にならないもの…。(お知らせ感謝です!>YASさん)

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ソニーが有機ELパネル事業の発展に向け220億円を投資

中大型有機ELパネル生産技術確立のための約220億円の設備投資を計画(Sony Japan)

iconiconソニーは、有機ELパネル事業をさらに発展させるため、約220億円の設備投資を行うと発表しました。ソニーモバイルディスプレイ東浦事業所における、TFT工程からEL成膜工程の有機ELパネル生産設備を増強。2009年度に生産技術確立を目指す予定で、将来の中大型化・高精細化に向けた技術開発を加速するとしています。ガラス基板のサイズは600mm×720mmで、対象製品はソニー向けホーム・パーソナル・プロフェッショナル用ディスプレイ とのこと。

2010年のFIFAワールドカップあたりで、メインユースに耐えうる大型の有機ELテレビが出てくるのかもしれませんね。サッカー映像は有機ELの優位性をアピールするのにも格好の素材になりそう。2012年のロンドンオリンピックの頃には40~50インチは当たり前、みたいになるのでしょうかね…。とそれはともかく、モバイル機器向けの小さい有機ELパネルもお忘れ無きようお願いいたします。

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ソニー純正HDMIセレクター2機種~Ver.1.3対応でDeep Color/x.v.Colorをサポート

ソニー、Ver.1.3対応のアクティブHDMIセレクタ2製品-入力4/2系統。Deep Color/x.v.Colorサポート

ソニーが、HDMI Ver.1.3対応のHDMIセレクター2製品を3/10に発売するそうです。入力4系統の「SB-HD41R」が30,975円、同2系統の「SB-HD21」が18,375円。いずれもHDMI1.3/1080p対応で出力は1系統。Deep Colorやx.v.Colorをサポート。内部のシールド構造により外来ノイズを低減し、安定した伝送が行なえるとか。

ソニー製だけにモノは良いのでしょうが、いかんせん値段が…って、ソニーファンなら値段に糸目を付けないか。いずれにしても、純正品の登場は喜ばしい限り。バリバリハイエンドなAV環境をお持ちの方にオススメってな感じです。

自分は安物で十分。瞬電っぽい現象は相変わらずですが、割り切って使ってます>PLANEXのHDMIセレクタを試す~有機ELテレビ「XEL-1」に最適

薄型テレビの価格の下落率が1年前の19%に~32型は10万を40型は20万以下

薄型テレビの店頭価格、下落続く――32型、1年前比で19%

BCNの調べによると、薄型テレビの店頭価格が一段と下がっているとか。液晶テレビの32型が106,136円で、1年前と比べると下落率が19%だそうです。年末・年始商戦後の不需要期に入り、早めに在庫を処分する目的で店頭価格を引き下げるケースが広がったと予測されるとか。

40V型以上でも20万円を切った! ソニー、東芝など大画面テレビに激安価格が続出

こちらの記事では、ネット通販扱いのテレビの価格を紹介。BRAVIAでは、46V型「KDL-46V5000」の198,000円、40V型「KDL-40W5000」の最安値190,400円などが紹介されていました。2~3月の年度末時期は新製品発表に向けた在庫処分が行われるため、値下がりが期待できるほか、掘り出しものに巡り会える可能性も高いと締めくくっています。

iconiconにしても、安くなりましたねー。32インチが10万を切るなんて当たり前の事なんですね。ソニスタでは定期的にスタメン向けのクーポンが配布されることもあって、テレビが大幅に値下げされるのはあまりみかけませんが、店頭や主要なネット通販ではガンガン値下げされているみたいです。ちなみに、アマゾンではBRAVIAの32型で8万円台、20インチで6万円台もあります>ソニーBRAVIA(アマゾン)

薄型テレビ市場の価格競争は激化の一途。これだけ値下がりが続くと、メーカー問わず、ブランド価値に影響が出ないのかと心配になりますね。北米市場でトップを獲得したソニーがその座を維持するのにも相当の体力を使うことになりそうです。今後はXEL-1のようなテレビで高収益をあげられるようになると良いのですが…。