ソニーの次世代携帯ゲーム機「NGP」を触ってみた–米GameSpot編集長の印象は?
米GameSpotの編集長がSCE関係者のインタビュー前に、わずかな時間NGPの実機を手にすることができたとかでそのインプレがアップされてます。「驚くほど軽量」「ボタンとアナログスティックの配置は、違和感がなく快適」「画面は、解像度もさることながら、多くの点で初代PSPを凌駕している。われわれが見た限り、これまで見てきたどの製品よりも優れた色彩、コントラスト、黒レベルを実現していた」など、発売1年前にしてハードとしての出来は申し分無さそう。現状で最も気になる点は価格とまとめています。
記事ではゲームの提供方法について、「PlayStation Network」経由のダウンロード配信とカートリッジタイプの専用(フラッシュ?)メディア「New Game Media」の2つを紹介してますが、現行機向けのUMDソフトの扱いがどうなるのかについての記載が無いなあと思っていたら、タイミング良くGigazineにこんなエントリーが…。
次世代PSP「NGP」で現行PSPのUMDソフトはどうなるのか、ソニーに直接聞いてみました
どうやら、ソフトそのものの動作サポートについては現在検討中だがハード的にUMDを直接挿してプレイできるようにはならないみたいな感じ。ま、そりゃそうだよね、PSP go同様、スロットがないんだもの。UMD版オーナーにはダウンロード版を無償提供、みたいなサービスが望ましいけど権利関係的に難しそう。
鶏卵論になってしまうけど、NGPの普及度合いによって、既存タイトルのダウンロード版を出す(出さざるを得ない?)3rdパーティーも増えるはず。ということで、発売時にはオリジナルタイトルと互換ダウンロードタイトルの充実が望まれるところ。ま、MHP3Gが出るなら国内でのスタートダッシュは安泰のようにも思えますが…。
ニンテンドー3DS、次世代PSP、iPod touch――携帯ゲーム競争が激化の予感
こちらはカカクコム発表のトレンドサーチを受け書かれたコラム。直近の売れ筋ランキングでは、モンハン効果で1位から4位までをPSP-3000が独占。NGPに関する口コミでは、多機能を評価する一方でバッテリーの保ちを心配する声もあったとか。本体価格はもちろん、3G回線の契約やそれに伴う費用について気にする人も多いとか。
NGP=ソニー版iPod touchとの記述があるけどそれは違うような…。性能が4倍のCPU採用も2本のアナログスティックのタッチパネルもGPSも諸々のセンシング技術もあくまで新しいゲーム体験のため。PS3のローンチ時の失敗もあるので、ゲーム以外の機能については時間をかけて掘り起こしていくようなイメージを個人的には持っているのですが…。ま、ハードの性能が4倍になったからといってゲームが4倍面白くなるほど単純ではないけど。
なんにしても、MHP3が有機ELの綺麗な画面でしかもアナログスティックでプレイできるってだけでとりあえずいいです、今の段階では…ってやっぱりそこか。ちなみにモンハン絡みでなんとテレビ番組まで始まっちゃった。恐るべし、モンハンエコノミー…>あにてれ:一狩りいこうぜ!
ゲームプラットフォームから“ハードとOS”を切り離すことを試みるSCE
そういえば本田さんの週間mobile通信もNGP絡みだったんだった。プラットフォームの中にプラットフォーム、人のふんどしで相撲ならぬプロレスを始めちゃうぐらいのことか…ってニュアンス全然違う?
【追記】AV Watch、西田さんのRandomTrackingもNGP絡みだったのねん。しかも色々と細かい話しが飛びだしとりますね~>「NGP」と「PSS」でSCEが狙うもの。平井CEOインタビュー ~「究極の没入感」へ。3Gやスマートフォン展開など~