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リテールコムのBluetoothポータブルスピーカー「BIT-STB2819」を試す(1)

5/27のエントリーで紹介し、6/20のエントリーでは何はなくとも「買い」と絶賛したリテールコムのBluetoothポータブルスピーカー「BIT-STB2819」。手元に到着してから一週間ほど経過しましたが、電源を入れない日はありません。それほどお気に入りになったということなんでしょうね。ということで、大変遅くなりましたが同機についての個人的なインプレをお届けしたいと思います。

Bluetooth対応ポータブルスピーカー A2DP・AVRCP・ワンセグ音声SCMS-T・ソニー”NW-A820シリーズ”対応 Wireless Speaker BIT-STB2819(Amazon)

音響にこだわった設計を考慮しつつ、コンパクトでスタイリッシュなデザインと、軽量で持ち運びに優れた高性能Bluetooth対応スピーカーが特徴の同機。注目は同機販売の目的が「Bluetoothのスピーカー利用の普及と認知」にあり、そのために余剰なコスト・利幅を最大限に削ることで5,980円というリーズナブルな価格で提供されたこと(5,980円は初回の限定500台で現在は6.980円となってます)。

Bluetooth関連製品は比較的高価という印象がある中、この価格での提供はすごいです。ソニーのBluetooth製品では、Bluetoothスピーカーのラインナップを見ても1万円を切るものはありませんし、ヘッドホンにしてもこれよりも安いものはありません。ウォークマン専用のトランスミッター(NWB1)の実売と近いですかね。

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前置きはこの辺にして、実機を見てみることにしましょう。低価格でも高音質が売りの同機だけにパッケージも簡素…かと思いきや、意外にしっかりしてます。紙製ながらもパッケージデザインにもちゃんとこだわってます。中身はスピーカー本体とACアダプタ、USBケーブル(ノーマル←→miniB)、取説のみ。

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本体は四角柱のシンプルデザイン。サイズは幅160 ㎜ x 奥行48mm x 高さ48mm。側面にはフルレンジ2Wのスピーカーを2個搭載。対応電源はACアダプタと単3乾電池×4本の2つ。本体重量は約180gですので、単3乾電池駆動時は約300g程度になりますが、それでも十分軽いです。背面にはACアダプタ用のUSB端子(miniB)、ラインイン端子、主電源が用意されています。

上面には、操作に必要な各種ボタンがありますが、これがLED仕込みのタッチ式。なかなかのこだわりです。底面のカバーを外すと乾電池スロットにアクセスできます。カバーはネジで固定されるのでかなり強力です。また、底面にはちゃんととゴム足が4つ用意されてます。

ちなみに、ACアダプタは専用と明記されてますが、ポータブルオーディオ用のACアダプタ同様、USBケーブルを使うタイプ。出力は5V。使用時に「ジー」という音がするのが少々気になりますが、汎用性を考えたら付属するだけでもお得といえそうです。

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スピーカー単体の画像だとサイズが実感できないと思いますが、ウォークマンやiPodと一緒の画像を見ていただければ、そのコンパクトさが多少は伝わりますかね…。てなことで、製品概要はそこそこに、次回はBluetoothスピーカーとしての実力を診断してみます。

My VAIO Passメンバー向けキャンペーン~対象Bluetooth機器購入で5~10%のソニーポイント還元

Bluetoothで広がる楽しみ

メルマガ経由で知りましたが、バイオホームページの「VAIOスマートライフ」コーナーにBluetooth特集が掲載されました。My VAIO Passプレミアムメンバー、もしくは、My VAIO Passメンバーなら、こちらの記事で紹介されている以下の製品を購入すると、プレミアムメンバーは支払い金額(税抜き・送料別)の10%、Passメンバーは支払い金額(同)の5%のソニーポイントがプレゼントされるそうです。期間は6/30(月)まで。ポイントのプレゼント日は、商品到着月の翌月10日だそうです。

  • Bluetooth機能内蔵“ウォークマン Aシリーズ” ゴールド【16GB】 NW-A829/Nicon 37,800円
  • Bluetooth オーディオトランスミッター WLA-NWB1icon 6,980円
  • ワイヤレスオーディオアダプター HWS-BTA2WAicon 7,980円
  • ワイヤレスステレオヘッドセット DR-BT25NXicon 9,980円
  • ワイヤレスオーディオレシーバー DRC-BT15Picon 8,980円
  • ワイヤレスステレオヘッドセット DR-BT50icon 19,800円
  • ワイヤレスステレオヘッドセット DR-BT21Gicon 9,980円
  • 【ソニーエリクソン】ワイヤレスヘッドセット HBH-PV703icon 5,980円
  • ワイヤレススピーカーシステム SRS-BT100icon 14,800円

iconiconプレミアムメンバーでelio決済を使えば、ウォークマンA829/Nが35,910円で買えて、3,600beatのソニーポイントがもらえるってことか…。スタメンクーポンが残っていればさらにお得にお買い物が出来ますね。特集記事もBluetoothで何が出来るかをわかりやすく解説してくれてます。ソニエリの海外事例に出てくるような商品が日本でも普通に買えるようになると良いですね。

また、「VAIOで実現するワイヤレスライフ」として、バイオで使えるBluetooth・Wi-Fi製品の紹介・購入キャンペーンも同時開催されています。こちらも、プレミアムメンバーに10%、Passメンバーはに5%のソニーポイントがプレゼントされます。

BluetoothウォークマンA820シリーズを試す(4)~Bluetooth編(ペアリング)

ダラダラ続けているウォークマンA820シリーズiconのレビューですが、やっとのことでBluetooth編に突入。何はなくともペアリング。他のBluetooth機器と繋がないと始まりません。A820が対応するBluetoothプロファイルはA2DP/AVRCPだけなので、同プロファイルに対応するBluetoothオーディオ(or レシーバー)と組み合わせて使用します。なお、ペアリングを行うのは基本的に初回のみ。手順も簡単です。

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  1. 接続対象機器をペアリングモードにする(ソニー製品は電源7秒長押し)
  2. A820のHome画面の右上にあるBluetoothメニューから「ペアリング」を選択
  3. A820が接続対象機器を検索
  4. A820の一覧表示から対象機器を選択
  5. 4桁のパスキーを入力(ソニー製品は「0000」)

A820と組み合わせて使いたい機器が複数ある場合は、同様のステップでペアリングを行います。複数登録することで、外ではBluetoothヘッドホン、家ではBluetoothスピーカーといった使い分けが可能になります。なお、A820とペアリング済みの機器は、Bluetoothメニューの「Bluetooth機器」で確認できます。また、接続中のBluetooth機器の頭にBluetoothアイコンが表示されます。

A820はBluetooth接続処理過程の視覚効果が大変凝っていて、画面中央でブルーのドットがリング状に回転しながら本体右上のインジケーターに吸い込まれていき、その後はインジケーターが緩やかに点滅するようになっています。目に見えない機能を視覚化する。ソニーならではのこだわりですね。でもって、このインジケーター部がこれまた良くできているんですよね。Bluetoothオフの状態だと筐体の周りをぐるりと取り囲むシルバーのラインの一部にしか見えないのですが、Bluetoothが有効になると青く光るという…。シルバーなのにブルーに光るのがなんとも不思議っす。

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Bluetoothメニューの他の項目についてですが、「接続待機」はペアリング済みのBluetooth機器側からBlueooth接続を始めるる場合に使用します。ただ、この機能は繋ぐ機器によってクセがあるようで、ソニー製品ではBRM1はOKでしたが、BT15PやBT50、RollyでもNGでした。よくわかりませんが、Bluetoothメニューの「Bluetooth機器」一覧からから直接選択すると接続が確立するのであまり気にしないことにします。

ちなみに、接続確立済みのBluetooth機器側から接続を解除する(電源オフなど)とA820は自動的に「接続要求待ち」モードに移行するのですが、この状態からBluetooth機器側再び接続(電源オン)するも、接続してくれるのはBRM1のみで他の機器は軒並みNG。うーん、なんでだろ。やっぱり、ちょっと気持ち悪いぞ…。

ちょっと疑問な点もありますが、それはさておき(<おくな)、A820のBluetooth機能は色々と細かい設定が可能です。設定はHomeの各種設定メニューにある「Bluetooth設定」で行います。「音質モード」は三段階。通信状態により使い分けるそうです。「クイック接続」は接続を優先したい機器に設定。ここで設定した機器が本体右側面にあるBluetoothボタンの長押し一発で繋がるようになります。「サウンドエフェクト」は、イコライザーやサラウンド機能をBluetooth接続時にも有効にするかどうかを設定。「Bluetooth情報」はA820のBluetoothバージョンやBDアドレス、対応プロファイルなどを表示するだけのものです。

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「クイック接続」を有効にしてある場合の視覚効果がこれまた凝っていて、側面にあるBluetoothボタンを押すとそこからブルーのドットが不規則に飛び出し、画面中央でリング状に規則的にグルグル回転した後、右上のインジケーター部に吸い込まれていきます。ちなみに、Bluetoothボタンを再度長押しするとBluetooth接続を解除するわけですが、この場合は画面中央でブルードットがリング状に規則的にグルグル回転した後、画面中央に向かってフェードアウトしていくようになっています。ボタンに戻るのかと思ったのですが、そこまでのこだわりは無かったようです。

iconiconそんなこんなで、自分のA820には手持ちのBluetooth機器を5つ登録してあります。Bluetoothヘッドホンはソニー「BT50icon」、レシーバーはソニー「BT15icon」と同「BRM1(VGP-BRM1Dicon)」とソフトバンクのヘッドセットの3つ、Bluetoothスピーカー機能を持つ「Rollyicon」です。A820は8台までペアリング可能とのことなのであと3台はいけます。さあ、何を買おう…(<まだ買うか)

ちなみに、auのW54T用に購入してあった東芝のBTレシーバーも使えました。パスキーが「1234」と特殊だったので、ウォークマン+NWB1という組合せで使えなかったのですが、A820はパスキーを任意に入力できるからでしょうね。ただ、レシーバー自体の使い勝手とデザインが気に入らないので接続対象機器から速攻で外してしまいました。

長くなりそうなので今回はこんなところで。次回はA820とペアリングした機器ごとで出来ることの比較などをご紹介したいと思います。

BluetoothウォークマンA820シリーズを試す(1)~本体外観編

3/19に手元に届いて早2週間。遅くなりましたが、これから数回にわたり、ウォークマンA820シリーズiconのインプレをお届けしたいと思います。

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自分が購入したのはメモリー容量が16GBのソニスタ限定ゴールドモデル「NW-A829/N」。CDジャケットサイズのパッケージは紙製で中身は、本体、ノイキャンヘッドホン(イヤーピース3種付)、専用スタンドチップ、クレードル用アタッチメント、USBケーブル、ソフト収録のCD-ROM、取説。なお、すでにお伝えしているとおり、同梱のクレードル用アタッチメントは旧型クレードルには未対応です。

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外観はウォークマンで初めてビデオ再生に対応したA800シリーズと比較しながらお伝えしましょう。A820はA800よりもフットプリントこそひとまわり大きいですが、厚みと重量の違いは僅少。実際に手に持ってみると、サイズの割に軽い印象です。参考までに、A820シリーズの最大外形寸法は51.0×93.9×9.3、重量は59g。A800シリーズの最大外形寸法は44.5×88.0×9.6、重量は53g。

操作ボタンや端子は配置こそ異なりますが要素的にはほぼ同じ。5方向ボタン、Back/Homeボタン、Option/Powerボタン、ボリュームボタンとヘッドホン端子、WM-Portジャック、Holdスイッチは両機共通ですが、A820シリーズにはノイキャン用のスイッチとBluetoothボタンが追加されています。

個人的な所感ですが、丸形から四角へとデザインが変わった5方向キーはA800のそれと比べて操作しやすいと感じました。A800ほどのクリック感はありませんが、ソフトな押し心地は個人的には好み。

ノイキャン対応ヘッドホンジャックはA910シリーズ同様に左へと移動。理由はよくわかりませんが、右側面が上に来るように横向きにする方がボリューム操作もしやすいので、スタンドチップでビデオを楽しむ時にベストな位置にしたのではないかと予測します。ちなみに、S700シリーズに付属するノイキャンヘッドホンも使えました。WM-PortはA800にあった保護カバーが無くなり、端子が丸見え。心配な人は心配かも。

全体的な操作感は良好です。A800と違い、5方向ボタンをはさんでBack/HomeボタンとOption/Powerボタンが線対称に配置されていることもあり、左右どちらの手で持っても違和感なく操作できます。指の移動距離はA800よりも長いですが、Back/HomeボタンとOption/Powerボタンの位置とボタン下にバッファがあるのも操作しやすい要素になっているようです。

A800で背面にあったHoldスイッチがA820では右側面に移動。ボリュームとBluetoothボタン、ストラップホールとあわせて、A820は右側面にスイッチが集中しています。その結果、クリアケースのデザインへしわ寄せが起こり、ケース装着時の見てくれに影響を与えることになってしまいました。本体保護用に買う人も多いと思いますが、自分は装着時のデザインが好きじゃないので今回は手を出しませんでした。というか、今までウォークマン用にクリアケースは買ったこと無いんですけどね…。

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A800でも専用のBluetoothトランスミッター「WLA-NWB1icon」を使うとワイヤレスで音楽が楽しめるのは周知の通りですが、A820はNWB1の機能をそのまま本体に内蔵してしまったんですよね。A800+NWB1の組合せとの比較になると、とたんにA820がスマートに見えますね。NWB1の重さは5gなので装着時の重さはほぼ同じですが縦方向ではA820の方が短くなります。また、持ち歩く際、WM-Port端子部への負荷などを気にしなくてすむので精神衛生上も良いかもです。

背面にはお馴染みのウォークマンロゴがプリントされてますが、その下にあるシリアルNoやリチウム電池のリサイクルを促すコピーもしっかりとプリントされてます。使い側からするといらないんですが、日本ではこれがルールになっているから仕方がないのでしょう。A910ではワンセグアンテナの収納部にうまく隠してましたが、A820もA800もそういうギミック使えないですもんね。

ただ、限定ゴールドの効果もあるのか、光の反射で角度によってはこの悪しきプリント部分が見えにくくなるんです。開発者陣の工夫か偶然かわかりませんが…。ちなみに、他のカラーについては確認できていませんが、WMロゴは目立つように、それ以外の情報は本体カラーのグラデカラーを使って目立たせないようにしているのかもしれません。

iconiconあと、背面の最下部にあるのがスタンドチップホールで最上部にあるネジ穴は別売のクリップホールも兼ねています。ちなみに、自分、専用クリップ買いました。元々はA910シリーズ用でしたが、A820でも使えるんですね。また、ポータブルミニスピーカーも買いましたが、オプションについては次回以降にまとめてレビューしたいと思います。

長くなってしまったので今回はここまで。次回以降、A800からブラッシュアップされた機能、ノイキャンやBluetoothなどについて深く掘り下げてみたいと思います。

あちらこちらで高評価なソニーのデジタルサラウンドヘッドホン「MDR-DS7000」

ヘッドホンで5.1ch再生──ソニー「MDR-DS7000」の実力は!?

仮想サラウンド技術で7.1chサラウンドをワイヤレスで再生できるという点がポイントという、ソニーのデジタルサラウンドヘッドホン「MDR-DS7000icon」を折原一也さんがレビュー。5.1chのサンプル映画の視聴では、「ヘッドホンでありながら音の距離と鳴っている空間の広さ、反響をしっかりと感じられる」とか。空間の「高さ」など、「映画本来の音を聴き取れる点もいい」とか。実用性も十分で、評価は満点の5つ星を獲得です。

iconiconプロセッサー部の光デジタル入力が2系統でスルー出力にも対応しているというのもポイント高いですよね。みんぽすで同機の貸し出しをしていたようなんですが、実際に試用したモノフェローズさんたちの評価も高いんですよね。自分もスルーしないで立候補すば良かったかな。深夜に映画やゲームを楽しむのにも良さそうですよね。余裕ができたら買ってみようかなあ…。

ヘッドホンといえば、イヤーピースの一件もあって、ここしばらくはDR-BT50iconを使い倒しております。最近、かつぽんさんもレビューをあげておられましたが。やっぱいいですよコレ。特筆すべきはバッテリの保ち。BT15Pは一日使ったら充電しないとダメですね。ウォークマンもBluetooth機能を内蔵したので、最高峰のBluetoothヘッドホンとして、注目度も変わるかもしれません。フォルダ送り機能も付いているので、NW-A820シリーズiconとの組合せとしてもベストかもです。この手のオーバーヘッドタイプはサイズが大きいので、今後はノイキャン機能の合体もありえますね。ノイズ対策が大変かもしれないけど、頑張って欲しいなあ…。

iconiconちなみに、かつぽんさんご指摘のトラブル(というほどのことでもないのですが)については自己解決しました。Bluetooth内蔵ケータイとのHFP&ウォークマン(+NWB1)とのA2DPは、どちらが先でも後でも問題なく接続できるようになりました。A2DP接続中に音楽再生をストップしていれば、マルチファンクションボタンを押すとすぐにケータイにHFP接続してくれることがわかりました。全部が全部自動にとは行きませんが、たいした手間でもないので問題ありません。

Bluetooth内蔵ウォークマンA820シリーズ ファーストインプレッション

銀座ソニービルで先行展示中のウォークマン新製品を見てきました。何はなくともNW-A820シリーズiconです。Bluetooth機能内蔵で音楽のリスニングスタイルが大きく変わりますよー。(長文でしかも画像がでかくてすいませーん!)

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A820シリーズはフラッグシップモデルのA910シリーズと並んで展示されており、モック3台のほか、自由に触れる実機がブラック1台。これらとは別にコンシェルジェさんのデスク近くにあるショーケース内にホワイトとピンクの実機が1台ずつ展示されていました。

A800シリーズを使い慣れているせいもあって、幅50.2mmは想像していたよりもはるかに大きく感じましたが、持った感じは悪くはありません。表面積の割に薄くて軽いからなんでしょうね。デザインはA910シリーズよりですが、A800シリーズ譲りのフラット感も持ち合わせています。

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ボタン類はA910シリーズに近いですが、上下左右のキーにはテーパーがかかっており、910のそれよりも操作がしやすいと感じました。バック&オプションボタンは、片手で持った時に操作しやすい位置にあるし、サイズが小さいのも誤動作を防ぐ意味もあるのかもしれません。

右側面には上からボリュームキー、Bluetoothボタン、ホールドスイッチがあり、上面にノイキャンスイッチがあります。Bluetoothはボタンの長押しで機能し、ペアリング済みの機器があれば即座に接続が確立。動作状況は上面右のインジケーターで確認できます。ブルーの光はBRM1程ではないですがそれなりに目立ちます。個人的にはもう少し控えめでも良いかなと思いました。

背面は一枚物でなく、上部1cmほどが別なパーツでネジ止めされています。どうやら、このパーツがBluetoothのチップというかアンテナっぽいです。ウォークマンロゴはともかく、機器情報のプリントは毎度毎度で残念。本体カラーに合わせたグラデ色で多少なりとも目立たなくするとかして欲しいところです。また、背面下部には付属のスタンドチップ用の穴が空いています。スタンドチップはプラ製でストラップ付き。

下部にはWMコネクタとその左にヘッドホンコネクタ。ノイキャン対応のSシリーズはヘッドホンコネクタ部に出っ張りがありましたが、A820シリーズにはありません。よくぞここまでフラットにできたものだと感心します。今回驚いたのが付属のノイキャンヘッドホンの仕様。実機の展示コーナーではBT50との組合せしか展示されていなかったので、アテンダントさんに言って出してもらいました。わかりにくい画像で申し訳ないのですが、今回はなんとロングコードです。そして、ヘッドホンの左右に分岐する部分が非常にコンパクトになってます。初代S700シリーズに付属するヘッドホンは、この部分にノイキャン機能に必要なパーツらしくものが組み込まれていましたが、今回のヘッドホンにはそれが無くなったみたいです。左右のコードのバランスも大変グッド。

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Bluetoothの各種設定へはホームの右上にあるBTアイコンでアクセス。意外に設定項目が多くてびっくり。音質モードはなんと3段階。クイック接続は複数の機器とペアリングした場合に最優先で接続する機器を設定できるのでしょうね。サウンドエフェクトは時間が無くて確認できなかったんですが、サラウンド、イコライザーといった機能を有効にしたりできるのかな?

実際のペアリングは試せませんでしたが、Bluetoothボタンの7秒長押しでできるようです。画像はありませんが、パスキーは任意の値を上下キーで入力できるようでした。ソニーの機器は「0000」が標準ですが、他社の製品では「1234」などの場合もありますからね。これは素晴らしい配慮かと。接続確立中の画面表示もなかなか凝ってましたですよ。

全体的な操作感は快適そのもの。A800シリーズ同様、ノンストレスのバリ速っす。mylo2もこれぐらい速ければ…って関係ないですね。音質に関しても問題ないでしょう。A800シリーズ以降はどの機種も基本的には高音質ですからね。ノイキャンのホワイトノイズの量とかはよくわかりませんでした。静かな場所じゃないと聞き取れないですし…。あと、Bluetooth転送による動画の音声遅延がどの程度かも確認し忘れました。デジ・デジ転送だからNWB1を噛ませるよりは多少は速いのかもしれません。

時間も限られていたので、この程度のインプレしかできませんが、個人的には非常に好印象。BluetoothとノイキャンをWで内蔵しながら、コンパクトにバランス良く、それもそつなくまとめ上げてしまうソニーの仕事ぶりに感心しました。実際のところ、デザイン的には好みではないのですが(すいませんね、デザイナーさん)、機能がそれを軽く凌駕しているので、個人的には全く気になりません。てなことで、こいつは買いです。借金してでも買いますよー!ちなみに、ホワイトも意外に良い色でした。A800シリーズ同様、背面のマットな肌触りもグー。ソニスタ限定モデルは展示が無かったので確認できず。お台場に行けば見られるのかな?ということで、どのカラーにするか非常に迷い中です…。

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(長くなったので周辺機器と新Eシリーズは別エントリーで紹介しますね)