「NC500D」タグアーカイブ

デジタルノイキャンヘッドホン「NC500D」の長さ調節用スライド部の部品に不具合~ソニーが無償修理・点検で対応

デジタルノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-NC500D」 ご愛用のお客様へのお知らせとお詫び(ソニー製品情報)

ソニーがデジタルノイズキャンセリングヘッドホン「MDR-NC500D」の一部の製品で、使用状況によりまれにヘッドバンドの左(L)右(R)長さ調節用スライド部内側の部品が「割れる・折れる」などの症状が発生する場合があるとして、対象製造番号製品の無償修理および点検を実施するとアナウンスしていました。

対象製造番号は「5001306~5023554」で、製造番号は左(L)ユニット部の内側の下記位置にあるそうです。対象製品をお持ちの方は、コールセンター(0120-335-455)まで速攻で連絡を!

これまたengadget経由で知りました。アナウンス自体は先週(11/6)に行われていたようです。デジタルが売りのノイキャンヘッドホンだけど不具合はかなりアナログな感じ…。

ヘッドホンといえば、無線オーディオ伝送技術「Kleer」採用のゼンハイザー「MX W1」が気になりますー。年内に国内発売も予定されているようだけど、6万円じゃとても手が届かんよなあ…>2008 秋のヘッドホン祭【ゼンハイザー/完実/その他編】-無線イヤフォンやNuForce初のポータブルアンプなど

続きを読む デジタルノイキャンヘッドホン「NC500D」の長さ調節用スライド部の部品に不具合~ソニーが無償修理・点検で対応

長旅に手放せない存在になりそうなソニー「MDR-NC500D」

ソニー“騒音99%カット”ヘッドホン「MDR-NC500D」を試す

AV評論家、山之内正氏によるソニーのノイキャンヘッドホン最高峰「MDR-NC500Dicon」レビュー。後半では同機の性能が最も威力を発揮すると思われる航空機内での使用感がレポートされています。装着感やノイキャン効果も良いらしく、疲労低減効果も期待できるなど、長旅に手放せない存在になりそうとのこと。意外にも、装着状態でも機内のアナウンスや話し声が聞き取りやすいそうです。

iconiconこの手のノイキャンヘッドホンは日常でも結構役に立つんですよね。前にもお伝えしたことがありますが、ゲーム機との組み合わせが特に便利です。PS3はファン、Xbox360はディスクドライブ、いずれもそこそこうるさいんですが、ノイキャン使うとそれが気にならなくなって没入できます。PS3のBlu-rayやDVD鑑賞にも便利かと。

違和感のない自然な騒音低減と高音質が魅力のデジタルノイキャンヘッドホン

約99%の騒音をカット!! のヘッドホン「ソニー MDR-NC500D」
電車や車の雑音「99%カット」ヘッドホンの使用感は・ソニー「MDR-NC500D」

いずれもソニーのデジタルノイキャンヘッドホン「MDR-NC500Dicon」のレビュー。前者はスタパ齋藤さんの「週刊スタパトロニクスmobile」、後者は日経IT+の「ビジネスマンのデジタルサプリ」。どちらにも共通するのが、違和感のない自然な騒音低減と高音質への高評価。

iconiconただ、スタパさんは音が少々味気ないとして、クラシックやジャズなどの繊細な音楽には向いてるけど、ロックやテクノなどにはあまり効果は無いかもと評価なさってます。また、音漏れが多い感じがするとのコメントも。アナログがデジタルに変わっても何らかのトレードオフが生じるのはノイキャンヘッドホンの宿命なんですかね。

話は変わりますが、先日ソニーが発表した眼鏡型ディスプレイがありますよね。これってある意味視覚的なノイキャングッズとも言えませんかね。一応シースルータイプですけど、自分が見たいものに集中できるという意味では視覚的なノイキャンともとれます。耳、目と来ると、次は匂いキャンセル?

ノイキャンヘッドホンはキャンセル量も音質もBOSEよりソニー製品の方が上

99%の騒音を消すヘッドホン、実現させた世界初のデジタル化技術とは

iconiconBCNランキングの特集に、世界初のデジタルノイキャンヘッドホン「MDR-NC500Dicon」の開発者インタビューが掲載されました。デジタル化による3つのメリット解説や開発の苦労話など、NC500Dにかける開発者陣の情熱を感じる内容。

個人的に注目したのは角田さんのこのコメント。

海外のメーカーも非常に強い分野ですから、脅威は感じています。ただ、現時点で言えば、たとえばBOSEさんがいいノイズキャンセリングヘッドホンを出してますけど、キャンセル量も音質も我々の製品の方が上だと思います

実に頼もしいですね。ただ、アナログノイキャンの最高峰「MDR-NC60icon」についてはその限りでは無いような気もなきにしもあらず…。

それはそうと、デジタルサラウンドヘッドホンシステム「MDR-DS7000icon」の人気がスゴイですね。ソニスタでは売れ筋の5位にランクインしてますが、アマゾンではエレクトロニクス全体でも上位に入る快進撃。ユーザーの評価も非常に高く、PS3と組み合わせてゲームやBlu-rayビデオを楽しむ人が多いようです。しかも、アマゾンでは本日現在21,730円と破格なプライス。これは売れるわけだ…。

デジタルノイキャンヘッドフォン「MDR-NC500D」高音質の秘密

世界初デジタルNCヘッドフォンの高音質の秘密-ソニー「MDR-NC500D」のノイズ低減技術を探る
「99%騒音カット」のソニーNCヘッドフォン、「MDR-NC500D」を試す

オーバーヘッドタイプノイキャンヘッドホンの最高峰として登場したソニーの「MDR-NC500Dicon」ですが、IT系メディアに貸し出しが行われたのか、有名所でレビューがあがっていました。前者はAV Watch、本田雅一氏の開発者インタビューを交えたレビュー。後者はITmedia、渡邊宏氏によるレビュー。

iconicon前者は技術的な話が多く、自分のようなパンピーには難解な内容ですが、ノイキャンのデジタル化とそれに伴う音質向上の理由というか理屈が解説されてます。おそらく当たり前の話なんでしょうが、回路設計とかソフトだけじゃなくて、ドライバユニットそのものも大事なんですね。後者は前半が製品のスペック解説、後半で地下鉄とオフィス、自宅の3カ所での検証レポートになってます。ノイキャン効果は市販品の中でもトップクラスで、「普段は無意識に脳が聞こえないようにしている、さまざま雑音を可能な限り低減している」と表現するのが適切とか。

なお、どちらのレビューでも音質については高評価な一方で、バッテリーの持続時間とACアダプターなどの付属品の取り回しに難ありとの指摘もあります。また、渡邊さんは約5万という価格について、「ちょっと興味はあるけれど……という向きにはハードルが高い」とコメント。ちなみに、本田さん曰く、「非常に高価な製品であることを考えれば、高性能であることは“当然”」だそうです。

今年はオリンピックの年。スケートで金メダルを取った荒川静香さんがBOSEのノイキャンヘッドホンを耳にしていたのを思い出します。良い機会なので日本の選手団に「MDR-NC500D」をばらまくってのはどうでしょう。良いプロモーションになると思うのですが。って数がハンパじゃないか…。

続きを読む デジタルノイキャンヘッドフォン「MDR-NC500D」高音質の秘密

BluetoothウォークマンA820シリーズを試す(3)~ノイキャン機能編

Bluetooth内蔵にばかり注目しがちなウォークマンNW-A820シリーズiconですが、S710とA910同様のノイキャン機能も内蔵されています。自分がノイキャン機能内蔵のウォークマンを使うのは、S710とA910をスルーしてしまった関係で、比較対象がS700Fになることをお許しください。

ノイキャン絡みで注目したいのは付属のヘッドホン。S700F同様、13.5mmドライバーユニット採用、ノイキャンマイク付き、特別仕様のヘッドホンジャック、という基本スペックには変化はないのですが、A820付属のものはロングコードで、ヘッドホンジャックが微妙に小型化され、さらにユニットの左右のケーブル長が変わりました。

A820にショートコードのヘッドホンを付けたら、BT15PのようなBluetoothレシーバーやBT50のようなオーバーヘッドタイプのBluetoothヘッドホンと組み合わせて使ってもらいたいという意図がぼやけるからでしょうか。それはともかく、シチュエーションによってはロングコードを使いたい時もありますからね。使い分けが出来るのは素直に嬉しいです。

wma829_05.jpg

S700F付属のヘッドホンは左右ユニットの分岐点になんらかのノイキャン用回路が内蔵されていると思われるらしいパーツがありますが、A820付属のそれにはそれが見あたりません。ちなみに、A820付属のケーブルは、左右の分岐点からヘッドホンジャックまでが微妙に太くなってます。どんな工夫をしたんでしょうね。機会があったら技術者の人に聞いてみたいです。

あとこれは細かい話ですが、ケーブル保護材が従来のマット系な素材から、微妙にツヤがあるタイプに変更されました。ぱっと見、ベタつきやすく、よれやすそうな印象を受けますが、使っていて特に不自由は感じませんでした。

ケーブルの話が長くなりましたが、実際のノイキャン使い勝手は優秀の一言。S700Fはソフト(システム)で機能のオンオフをする必要がありましたが、A820はスイッチひとつでオンオフが切り換えられるようになったのがうれしいです。ちなみに、ノイキャンが有効の場合は、液晶画面の最下部右側にノイキャンアイコン(NCロゴ)が表示されます。

wma829_06.jpg

また、S700Fは音楽再生をストップするとノイキャン機能が強制的にオフになってしまいますが、A820は一時停止中もノイキャンが有効になってくれます。BGM無しで何か作業に集中したいとか、車中でただひたすら静かにうたた寝したいなんて場合に良いですね。ノイキャンヘッドホンの宿命で微妙にホワイトノイズもありますが、喧噪の中ではほとんど気にならないと思います。

ノイキャンの効き具合に関しては、Bluetoothばかり使っていたので細かい検証はしていないのですが、手持ちのNC32NXと比べてもまったく遜色ないです。むしろウォークマン内蔵タイプの方が優秀と思えるぐらいです。設定に「ノイズキャンセル調整」という項目が追加され、ノイキャン専用マイクの感度(?)も微調整できる点がS700と違います。音楽やビデオ再生無しでこの設定を大きく左右に振ると感度の変化を確かめられますが、電車などで使う場合は中央近辺が最も効果が高く感じられました。

音質は人それぞれだしソースによっても感じ方が違うのでなんとも言えませんが、13.5mmドライバーユニット採用のノイキャンヘッドホンは低音が強調される傾向があるように思いました。ドンシャリでは無いですが、ドンが結構強い感じとでも言いましょうか。このクラスのDAPに付属するヘッドホンとしては十分なクオリティだし、イコライズでいかようにも調整できますから。また、ノイキャンのオンオフで音質にほとんど変化が無いのも良いです。

iconiconA820のノイキャンはとにかく手軽でしかも安心して使えます。さらにスタミナもある。この辺はノイキャン内蔵DAPの先駆けだけありますね。販売価格の8,000円分がノイキャン回路と専用ヘッドホンと考えるとお得感も増します。これでさらにBluetooth内蔵ってんですから驚き桃の木です。

A820を試していて、ウォークマンへのノイキャン内蔵はすでに完成の域に達したではないかと感じたのですが、そんなところに初のデジタルノイキャンヘッドホン「MDR-NC500Dicon」が登場しました。今後、長い目で見ると、ウォークマンに内蔵する回路もデジタル化されていくのかもしれませんね。