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2006年は「V」の年?~Tivo、Viiv、Vod

CESが閉幕。活気ある4日間だったようで、IT系メディアの報道も活発でした。中でも昨日エントリーで取り上げた「ホーム・ネットワーク」をめぐる各社の陣取り合戦は今年特に注目したい動きの一つです。関連報道も多く、Tivo、Viiv、Vodなど「V」のつくキーワードが多く見られるような気がします。やはり今年のトレンドはテレビやビデオを含むビジュアル寄りってことなのかもしれません。

CES――今年の主役はメディア企業とスターたち

ソニーCEOのサー・ハワード・ストリンガーは、最近のメディアとテクノロジーの緊張関係を次のように表現した。「コンテンツとテクノロジーは奇妙な親密関係にある。切っても切れない」エンターテインメントとテクノロジーのバランスを崩した場合の破滅的影響を同社より認識している企業はほとんどないだろう。

拡張を続ける米国のデジタル放送サービス~ TiVo、XMの最新動向を探る ~(小寺さんの週刊「Electric Zooma!」)

Viivマシンでもそうだが、PC側のプラットフォームとなるTiVo Desltopというアプリケーションに、TiVoのユニークIDを入力しておく。そのPCを使ってポータブル機に転送すれば、ポータブル機側では再生時にIDなどを入力することなく再生が可能。基本的には、管理技術としてのDRMに頼るのではく、フェアユースという、言わば運用方法による解決方法として、今後日本でも参考になる部分は多い。

「デジタル・ライフ」商戦に走り出した米家電業界――今年のCESを総括する【CES】

今年のCESでは、米国市場を狙う家電メーカー各社は、ここ数年は既存商品にホーム・サーバー機能を乗せながら、WMC/VIIVを中心とするホーム・サーバーの商機を待つ状況になっている。

【麻倉怜士CES報告9】ソニーのロケーション・フリーがPSPに載って(要登録)

PSPの次は,携帯電話機がロケーション・フリーになる予定だ。今回のCESには間に合わなかったが,近々お目見えすると思われる。そしてソニー流に言えば「ウォークマン・テレビ」も,将来の出現は確実だ。

「どこでもロケフリ」から「SonyReader」、「PSPとつながる家電」まで

また、このネットワークに参加していたVAIOにはXMB(クロスメディアバー)をインタフェースとして採用したDLNAクライアントソフトがインストールされていた。つまり、PSP/スゴ録/BRAVIA/VAIOのインタフェースがすべて統一されているわけで、こうした利用に際しての利便性は飛躍的に高まるだろう。

Jobs氏は明日「AppleViiv」を発表するだろう

2005年秋,デジタル・テレビ放送のコンテンツは,DTCP-IPを使うのであれば,ホーム・ネットワーク内で再配信できるようになったのである。 デジタル・テレビで再生するコンテンツ(特にHDコンテンツ)の配信メディアは,インターネットだけではない。HD DVDやBlu-rayといったパッケージ・メディアも重要だが,それ以上に重要なのは,やはりデジタル・テレビ放送であろう。Viiv対応メディア・パソコン(Intel Mac機を含む)であれば,デジタル・テレビ放送のコンテンツを録画し,それをホーム・ネットワークに配信できる。これは大きなアドバンテージである。

ビデオオンデマンド、課題も競争もいっぱい

デジタル放送ケーブルテレビ加入者のうち、VoD を実際に利用したことのある人たちは、それをデジタルケーブルサービスの中で最も価値ある機能だと高く評価している

UWB 技術を利用した高速無線ビデオ配信、自動車にも

Bluetooth などの近距離無線技術は、携帯電話機などへの応用に適している。それよりもデータ転送速度が100倍も高速な UWB は動画などに適しており、MPEG2 フォーマットの動画や高品位テレビ (HDTV) のストリームを無線でリアルタイムに転送できる。テレビゲームも、自動車内における UWB 利用として有望分野の1つだ。

【コラム】IT資本論 第95回 e-戦略論(4) ゲーム理論的発想を活用する

デジタルコンテンツ自体の内容(付加価値)にも様々な差別化が考えられる。TV放送で言えば、ドラマはパッケージとして完成されたものを毎回視聴するサービス形式である。しかし、ネット上では、これに様々な付加価値をつけることができる。

米国と日本の温度差こそあれ、デジタルコンテンツとそれをを供給するネットワークサービス、さらにそれを動かすハードウェアの三位一体が新たなライフスタイルを生み出してくれることを期待したいです。色々な課題もあるようですが、据え置きもモバイルも関係なく、自分が見たい(聞きたい)コンテンツを時間や場所に縛られることなく楽しめるようになって欲しいものですね。

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ソニー、CESでインナーイヤー型の新モデルを発表

今年要注目のヘッドホン特集~ キタか? ノイズキャンセリングブーム ~

小寺さんの週刊「Electric Zooma!」【CES特別編】。CESで展示されたヘッドホン関係の話題を取り上げています。ノイズキャンセリングヘッドホンの展示が目立っていたようですが、個人的にはBluetooth採用のワイヤレスヘッドホンやSHUREの新製品に注目。我らがソニーは4機種展示があったそうで、日本既発売の2機種以外に、スタジオモニターシリーズの新モデル「MDR-V900HD」と、ネオジウムマグネット採用の13.5mmドライバを搭載したインナーイヤー型の新モデル「MDR-EX90LP」が展示されていたそうです。後者はハウジングにアルミを使用しているとかで、ソニスタで販売終了となったQUALIAインナーイヤーレシーバー「MDR-EXQ1」を彷彿とさせます。米国では4月発売で価格は約100ドル。是非、日本でも販売して欲しいですね~。

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SkypeホンになるマウスとUSBポータブルHDD

ソニー、Skypeで話せるUSBマウス「マウストーク」~キーロック付きHDDもモデルチェンジ

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ソニーは、Skype受話器兼用光学式USBマウス「マウストーク(VN-CX1icon・右画像)」と、USBポータブルHDD「VGP-UHDP04icon」をバイオ春モデルと同時期となる1月14日より順次発売するそうです。「VN-CX1icon」は本体に通話用のスピーカー/マイクを内蔵し、VoIP通話機能、VoIPハンズフリー機能を備えるマウス。折りたたみ型携帯電話ライクに受話器として利用できるほか、半開きの状態でハンズフリーモードで通話できるそうです。「VGP-UHDP04icon」は、PCから取り外すと自動ロックがかかりデータを保護するポータブルHDD。付属のワイヤレスキーをかざしてロックを解除する仕組み。いずれもオープンプライスですが、ソニスタでの販売価格は、「VN-CX1icon」が税込7,980円、「VGP-UHDP04icon」が29,800円。

iconiconマウストークは素直に面白い製品だと思いました。ソニー側ではマウスとしても使用可能なインターネットテレフォンと位置づけているそうです。通話中にマウスが使えなくなってしまいますがバイオノートと組み合わせればトラックパッドもあるのでさほど困らないですね。マウスといえば、新type Tの新色「カッパー」にマッチングするBluetoothマウス「VGP-BMS30/Ticon(右画像)」も発売されるようです。ソニスタでの販売価格は税込6,980円。

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CES、ソニー関連ニュースラウンドアップ~ロケフリ周辺ソリューションに注目

ソニー、82型の液晶テレビを参考展示-PS3でBD再生デモ。ロケフリが携帯電話へ配信(AV Watch)
ソニー、同社初のHDD内蔵型カムコーダを発表ほか~ HDD、DVDと役者は揃ったが、新型HDVはなし ~(AV Watch・小寺さんの週刊「Electric Zooma!」)
Blu-ray 200連装のVAIO type XやYonahノートtype SZ(PC Watch)
【2006 International CES】 ソニー、ロケーションフリー対応の携帯電話を展示(ケータイWatch)
ソニー、テレビをロケーションフリー対応にする「LocationFree Box」(Internet Watch)
ソニー、CESでBlu-ray Discや新製品関連の計画を発表(CNET Japan)
ソニーのロケーションフリーが携帯電話にも対応–夏に米国で発売へ(CNET Japan)
フォトレポート:ソニーの新製品ラインアップ–CES現地レポート(CNET Japan)
ソニー、新動画色空間規格「xvYCC」に対応した82型フルHD液晶テレビを開発(CNET Japan)
「どこでもロケフリ」から「SonyReader」、「PSPとつながる家電」まで(ITmedia +D)
82型液晶テレビにSXRD搭載の薄型リアプロ――ソニー(ITmedia +D)
ソニー、「xvYCC」に対応した82型液晶テレビを開発(ITmedia +D)
ソニーブースでプレイステーション 3をはじめ本格的なゲーム機の展示が行われる(ITmedia +D)
事前公開イベントで登場した「未発表」VAIOノート(ITmedia +D)
カーボンファイバーボディ採用で軽量化を実現した未発表ノート「VAIO SZ Series Notebook」(ITmedia +D)
【CES】最新の電子ペーパーを搭載したソニーの読書端末,2006年春に米国で発売(Tech-On!・要登録)
【CES】ソニーは「価格は未定」,Blu-ray Discプレーヤを初夏に出荷へ(Tech-On!・要登録)
【CES】プレステ3で動くBlu-ray Discプレーヤ,ソニーがCellプロセサで実演(Tech-On!・要登録)
BDA、ブルーレイの最終規格を固めたとCESで表明、PS3の製品化も加速(BCNランキング)
2006 International CES【Blu-ray編】各社が年内発売を目指し、BD関連製品を出展-PLAYSTATION 3は次世代HDMIに対応(AV Watch)
SPE、Blu-rayタイトル第一弾の20作品を発表-フィフス・エレメント/ロボコップなど。2層は今夏(AV Watch)
<CES 2006 レポート>BDプレーヤーや82型液晶、薄型PTVなど注目のSONYブース(AV&ホームシアターNews)
<会田肇のCES 2006 レポート>ソニー、1年ぶりにDVDビデオカメラをフルチェンジ(AV&ホームシアターNews)
<会田肇のCES 2006 レポート>ソニーがHDDビデオカメラに参入(AV&ホームシアターNews)

色々ありますが、個人的に注目したいのはロケフリの携帯電話対応。ソニエリの試作機の国内投入は難しいのかもしれませんが、ソニーが携帯電話やPDA、ポータブルオーディオなどのモバイル機器でロケフリを利用可能にするSDKを年内中に開発者向けに提供すると発表したとのことなのでこちらにものすごく期待しています。また、LF-PK1などと組み合わせて利用するロケフリの据え置き型クライアント「LocationFree Box」も参考展示されていたとか。これ、PK1などから送信された映像を離れた家のテレビで鑑賞できるというもので、確か昨年のディーラーコンベンションでも参考展示されていましたが筐体はピザボックスタイプだったんですよね…。さらに、ベースステーションからの映像以外にインターネットのストリーミング動画配信を受信できる端末も参考展示されているとか。ニュースの画像を見るとX1やX5といった現行機種に搭載されているNetFrontベースのブラウザで視聴するっぽいです。

その他に気になったモノとしては、ウォークマンA対応の未発表の新ドッキングスピーカー。専用のコントローラを接続するとPCのスピーカーにもなるそうです。また、ハンディカムのアクセサリでBluetoothを使用したワイヤレスマイク、Windows XP MCE 2005を搭載した「VAIO XL2」とそれと組み合わせて利用する200枚のCD/DVDチェンジャー、DLNAで繋がったスゴ録+PC+PSP+BRAVIAのデモなど。それらについては、小寺さんのリポートを含むインプレス系のニュースに詳細が載ってますので是非目を通してくださいませ~。

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2006 International CES、ソニーの出展内容が明らかに

2006 International CES:ソニーが描くエンタテインメント・エレクトロニクスの将来像(Sony Japanのプレスリリース)

米ソニーは、米国時間の2006年1月5日にラスベガス開催される「2006 International CES」の同社ブース出展内容を明らかにしました。エレクトロニクス製品・技術に加えて、音楽、映画、TVショー、ゲームに至るグループ内の総力を結集、エンタテインメント・エレクトロニクスの新しい世界を提案するとして、新製品・新技術に関する広範なデモンストレーションを行うようです。

展示のハイライトは、HD関連では、民生・業務用で、ディスプレイから撮影、編集、パッケージコンテンツまで幅広いHD体験の場を提供するとして、フルHD1080に対応した動画色空間規格“xvYCC”対応の82型液晶テレビを含むフルHDテレビ3機種を始め、ブルーレイディスク関連機器、ホームシアターシステムを展示。デジタルシネマ関連では、テレビ番組や映画の収録・編集・送出を変える「HD24P」フォーマットによるデジタル制作、フルHDの4倍を超える885万画素の「4K-SXRD」デジタルシネマ・プロジェクターを展示。このほか、PSPとロケフリの組み合わせやPSP向けの新ソフトウエア「PSPメディアマネージャ」。さらに、e-エンタテインメントのコンセプトのもと、以下のようなモバイル機器を中心とする様々な新製品、新サービスを紹介するとしています。

・米Cingularのエッジ・ネットワークサービスと同期し、WWANでWi-Fiアクセスが可能なバイオノートSZシリーズ(今春米国発売予定)。
・薄型軽量のe-Book端末「ソニーリーダー」(今春米国発売予定・右画像)と、数千の作品をオンラインで販売予定の「コネクト リーダーサービス」。
・3.5型タッチスクリーン及び1GBのフラッシュメモリー搭載GPS・カーナビゲーション「nav-u」。
・ソニエリのウォークマン携帯の新機種「W810」。
・ドルビーデジタル5.1chサラウンド・Bluetooth対応のDVDハンディカム「DCR-DVD505」、耐衝撃の30GBHDDを搭載した「DCR-SR100」。
・動画・静止画のハイブリッド機サイバーショット「DSC-M2」、低価格ながら600万画素で機能も充実した「DSC-S600」と、これらの新製品に対応するUSBストレージメディア「Micro Vault」。

モバイル系の新しい商品に注目したところですが、米ソニーの発表ということで日本で発売されるとは限らないんですよね…。個人的には、バイオ新製品やHDD搭載ハンディカム、ソニーリーダーあたりが気になりますが、日本に投入されるかどうかは全く不明です。

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ZEN VISION:Mレビュー~DivX対応でiPodと差別化

ビデオiPodへの挑戦状? DivX/WMV対応30GB HDDプレーヤー クリエイティブメディア 「ZEN VISION:M」

週刊 デバイス・バイキング。iPod 5Gに激似のクリエイティブメディア「ZEN VISION:M」レビュー。GUIがiPodに似ていると思ったら、UI関連の特許を持っているのはクリエイティブメディアの方だったんですね~。さておき、iPod用のH.264ファイルやPSP用のH.264、ファイルコンテナがMP4系のMPEG-4の転送はできなかったとか。対応する動画の種類の豊富さはHMP-A1をもしのぐものの、転送できるファイルにはなにかと制限があるようです。ただ、「PC用途では人気の高く、過去の資産も多いDivX系のファイル再生に対応したという点は非常に大きな差別化ポイント。また、解像度/ビットレートにおいても720×480ドット/3Mbpsまでと、かなり対応範囲が広いのも重要」とか。

HMP-A1がディスコンになってしまった今、ソニーのポータブルビデオ再生機器はPSPオンリーになってしまいました。コネクトカンパニーがコンバージェンス戦略について明言しているのが救いなのですが、ウォークマン以外の製品について開発が進んでいるのかすらわからない状態。プレゼンのスライドにはHMP-A1が載っていたので期待はしたいのですが、内部的にはそれどころじゃないという感じなんでしょうか…。

個人的にはPSPとHMP-A1を足して2で割ったような、できればPIM機能付きの、ワイヤレス通信(Wi-Fi/Bluetooth)対応マルチAVプレイヤーなんてのが出てきたらうれしいのですが…。

(ああ、クリエが復活してくれれば…。)

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