「AOR」タグアーカイブ

5/19のつぶやき~最近購入したCD

自分、CDは店頭で買うよりAmazonで注文することが圧倒的に多いのですが、今回、Amazon君が自分の購入履歴から勝手にお薦めしてくれるCDを始めて購入しました。

cd_050519.jpg

画像の一番右にあるALZO(アルゾ)というアーティストの同名アルバム「ALZO」がそれです。

フリー・ソウルの定番アイテムで、コーネリアスの曲の元ネタとしても有名なアルバム『カモン・アンド・ジョイン・アス』を吹き込んだデュオ、アルゾ&ユーディーンのアルゾことアルゾ・フロンテ唯一のソロ・アルバム(71年作品)が奇跡の世界初CD化

とは、AmazonのCD紹介レビューなんですが、シュガーベイブ好きに受けているということでネットで色々と検索して調べてみたら、山下達郎さんもラジオで良く取り上げていたとかで妙に興味が沸きまして、ポチっとなしてしまいました。

B0000V4MDA アルゾ
アルゾ

BMGファンハウス 2003-12-17
売り上げランキング : 5,709
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る by G-Tools

71年の作品ということで、リアルタイムにはもちろんのこと思春期から40過ぎの今の今まで聞いたことのないサウンドで、これが実にまったりとしていて、世捨て人同然の自分にとってなんとも心地良かったのです。いや~、ALZO自身が奏でる12弦ギターの気持ちよいこと。ちなみに、あの長門芳郎さんがこのアルバムのCD化のために行方知らずだったALZO本人を捜しあてるまでの経緯がライナーノーツに書かれており、それを読んで涙が出るほど感動してしまいました。音楽っていいなって素直に思えるとっても感動的なノンフィクションです。興味がある人は是非、購入してライナーノーツをじっくり読んでみてください。

で、そんな長門芳郎さんの活動に感動して、これまたネットで色々検索してみたら、なんと長門さんってあのdreamsvilleレコードの運営に深く関わっていらっしゃったんですね。灯台もと暗しとはこのことで、ALZOの一件で感動してしまった自分はdreamsvilleのオフィシャルサイトを訪問。そこで開催中の40%オフのセール品を含む3枚のCDをまとめて注文。昨日、そのCDが届きました。

続きを読む 5/19のつぶやき~最近購入したCD

MDよりもPCで音楽を楽しむ人が多い

「PCで音楽を聴く」がMDを上回る

先週のニュースですが、音楽情報サイト「OngakuDB.com」を運営する飯原経営研究所による「音楽の楽しみ方 基本調査」の結果によると、「音楽再生機(パソコン含む)で聴く」が94.7%で1位で、以下、「テレビの音楽番組」(90.6%)、「ラジオ」(61.3%)、「コンサートやライブ」(53.1%)、「カラオケ」(46.5%)、「携帯電話で着メロ、着うた」(45.7%)と続いたとか。

機器別では、「音楽を楽しむ機器」として、CD(95.6%)、テレビ(90.6%)、パソコン(66.4%)、ラジオ(61.3%)、MD(58.3%)と続き、パソコンがMDを上回る結果となったそうです。

続きを読む MDよりもPCで音楽を楽しむ人が多い

3/28のつぶやき~ミスターAORの新作

bc_pin.jpgミスターAORと呼ばれるボビー・コールドウェルの6年ぶりのオリジナル・アルバムをゲット。ボーナストラック入りの日本語版にしようかどうか迷ったのですが、財布と相談して約1,000円安価な輸入盤にしました。日本語版と比べるとジャケットのビジュアルがかなり微妙(言い方を変えるとダサイ)でしたが中身は変わらないのでよしとしました。

輸入盤のクレジットを眺めてみて思ったのは、LogicやProToolsが多用されているということ。楽器演奏に関しては元々マルチな才能を発揮するボビーさん、その腕前もさることながら、プログラミングを含むエンジニアリング的な作業までそつなくこなすようです。ギターの腕前もなかなかで、1曲目のストラトのハーフトーンソロなんて結構自分の好き系でした。その他、制作に携わっているメンバーで目立ったのがTom KeeneとMark McMillen。両者ともにはAORファンにお馴染みですよね。

輸入盤の収録曲は12曲で最後の曲があの「スキヤキ」です。日本語版にはこの「スキヤキ」のオリジナル「上を向いて歩こう」の日本語バージョンも収録されているようです。全体的な感想は、ボサノバ・ラテンフレーバーが際だっており、AORというより良質なポップスアルバムという印象。可もなく不可もなく、おじさん達でも照れることなく夜のドライブのBGMに使えるいう感じです。

(実は、昔はボビーって大っきらいだったんですが、ここ数年で自分の中で再評価したアーティストなんですよね。イメージばかりが先行していた某たばこのCFの影響も大きいのですが、自分の偏見だったということに気がついたという…)

パーフェクト・アイランド・ナイツ(日本語版・ボーナストラック入り・税込2,520円)
Perfect Island Nights(輸入盤・税込1,580円)

3/3のつぶやき~明かりをつけましょ雪洞に

※PSXについてご連絡を頂きました。お知らせ感謝です&ご紹介が遅れて申し訳ありません>のらくまさん。

PSXですが、昨年末に7500買いました。その後、1月から2月のどこかで登録ユーザー向けにPSXの機能(特にx-アプリ)についての満足/不満足/改善点などアンケートが来ました。PSXという名前になるかは不明ですが、次期ハードウェア製作の参考にするのでは?と期待を持ってしまいます。
…が、最近のPSX中止報道では期待薄ですかね。PS3では、デフォルトでPSX相当の機能が組み込まれてるかもしれませんね。

とのこと。x-アプリはPSXらしさを発揮する機能なだけに、ユーザーの意見を吸い上げることは大事なことだとは思います。このアンケート結果が、次世代PSXに活かされるのか、次世代PSに活かされるのかわかりませんが、個人的にはどちらになってもいいから、是非モバイル機器との連携も視野に入れて欲しいです。

Bluetooth&エンターテインメント機能で楽しく使える「W21T」
自分もソニエリ製端末から浮気して「W21T」を利用中ですが、機能の半分も使ってないかも…。通信系はそれなりに便利に使っていますが、あくまでメール中心。当初はメールもBluetoothでクリエと繋いでという算段だったのですが、リードオンリーならケータイオンリーで充分使えてしまっているという状況です。

世界最小の電波時計モジュール 家電にも組み込み可能
クリエというかPalmって内蔵時計の性能が今ひとつなので、この手のモジュールが使えると正確な時刻表示だけではなく、アラーム機能も精度が上がってうれしいのですが…。

SCEJ、「自動車業界、頂上決戦! GT4真剣勝負(マジバトル)」を開催 優勝はトヨタ自動車!!
クルマに全く興味がない自分は実はGTって一度もプレイしたこと無いんです。でもリッジは好きなんですよね。あの、常識ではありえないドリフトの挙動がアドレナリンを刺激するんです~。

※TOTOの紙ジャケCD届きました~。わーい!来てみてわかったんですが、「TOTO/宇宙の騎士(1st)」と「「Turn Back/ターン・バック(3rd)」が2004年付けのDSD Materingで、「Hydra/ハイドラ(2nd)」が2001年のDSD Matering、「TOTO IV/TOTO IV ~聖なる剣 (4th)」が2000年のDSD Masteringなんですね。個人的には3rdの音が格段に良くなったのがうれしいです。音圧も上がってダイナミック感が増え、ロックアルバムらしさがみなぎってます。ちなみに、音が全体的にくぐもった感じがあった1stも、今回のマスタリングによってシンセがきらびやかに聞こえるなどそれなりに音は良くなったみたいです。ジェフの叩くシンバル系の音もはっきり聞こえるようになったし…。これで、すべてのアルバムが自分にとって完全永久保存版となりました。また、4枚をあらためて聞き直してみて、1stの「Takin’ Back」のAORの王道的ともいえるサウンドが今さらながら印象に残ったんです。この曲はSteve Porcaroがメインボーカルなんですが、これがまた歌がうまいんですわ。若い頃はドライブ感のある曲ばかりに目がいっていたのに、こういう曲に惹かれるようになるというのも歳をとった証拠なんでしょうね…。ちなみに、2ndと3rdはピクチャーレーベル採用っす。そういえば、2ndの解説を担当している村上太一さんが自分と同じく2ndがベストアルバムをおっしゃっていたのがうれしかったなあ。

※ぼんぼりって「雪洞」って書くんだ。意味わからないで歌ってたような気がする…。

UPP最高!ジェフ・ベックのギター&若いジム・コプリーのドラミングに注目

昨日はあいにくの空模様でしたが、夕方から夜にかけて久しぶりに神保町界隈をぶらぶらと散策。老舗の本屋も覗きましたが、一番時間を過ごしたのがディスクユニオン。1Fで出たばかりのJack Johnsonの新譜を試聴。いつもの気の合うメンバーとのセッション的風合いは毎度毎度のゆるゆる感で満たされていてグー。日本版は先行発売でDVD付きとかで、とりあえず購入の第一候補にして、地下のロックフロアに移動。丁寧にジャンル分けされている陳列に感心しながら掘り出し物がないか物色することしばし。前々から欲しかったサミュエル・パーディーの「夏のハイウェイ」の中古版を発見。1,400円か~、もう一声安くならんだろうかとというのが正直なところ。

で、入口付近で店がプッシュ中のアルバムにUPPの「Get Down in the Dirt: The Complete Upp」を発見。これって、前につぶやきで紹介したレコードコレクターズのジェフ・ベック特集に掲載されていたアーティストじゃんかと気づく。2枚組CDで1枚目に1stと2nd、2枚目に幻となったサードアルバム用のデモテイクが収録されているとか。今日の一枚はこれだと決め、輸入盤と解説付きの国内版で値段がさほど変わらなかったので後者を購入。帰宅後速攻でプレイ。ジェフがギターで参加している曲が多く、このセッションが「Blow by Blow」をリリースするきっかけとなったといわれるだけあって、「Blow by Blow」のサウンドに近いクロスオーバーチックなフレーズが満載。トーキングモジュレーターの使い方もむちゃくちゃ格好良いです。で、ジェフもすごいけど、UPPのメンバーの演奏がこれまた素晴らしい。とくにリズム隊の二人がすごい。ドラムはあのジム・コプリーですよ、あなた。Psychedelix以降、ずっとCharと一緒に活動しているあのジムです。75年のアルバムですから今から30年前のプレイですが、この頃から手数の多いドラミングだったんですね。手数は多いけど、めちゃくちゃタイトでファンキーとでもいいましょうか。ジムは若くしてこんなにも安定感バツグンだったんですね。それと驚いたのがベースのスティーブン・アメイジングのプレイ。ジムの安定感あるリズムとは対照的な奔放でうねりのあるプレイを聞かせてくれます。圧巻はアルバムタイトルにもなっている「Get Down In The Dirt」。ドラムとベースのファンクなリズムにジェフのスライドプレイが絡んでくるところなんざ、震えが来ましたですよ。それと「Give It to You」の16ビート早弾きプレイもユニーク。とにかく、ロックというよりもソウルに近いテイストで、楽曲もノリで勝負という感じ。アルバム全体を通じてカッコイイフレーズ満載、サンプリングにも使えそうなネタも多いのでDJ受けも良いのではないでしょうか。ということで、ジェフ・ベックファンにはもちろん、70年代ソウル、AORファンにもお勧めということで、SPAが今年大プッシュするアルバムになりましたです。

・コンプリート・アップ UPP・フィーチャリング・ジェフ・ベック(国内版)
Get Down in the Dirt: The Complete Upp [BEST OF] [FROM UK] [IMPORT]

2/13のつぶやき~最近買ったCD

今年に入ってから買ったCDでお気に入りのタイトルをご紹介します。

A Hole In The Wall / ア・ホール・イン・ザ・ウォール(税込:2,520円)
Marc Jordan / マーク・ジョーダン

マーク・ジョーダンのサードアルバムがWestwood Recordsから再発されました。AORファンにお馴染みなのはセカンドアルバムに当たる「Blue Desert」ですが、このサードアルバムは当時のAORブームを受け、1983年に日本のSOUND DESIGN RECORDSによって制作されたアルバムです。日本制作ながら、参加ミュージシャンも豪華で、グレイドン&フォスターのエアプレイチームの他、トトからはスティーブ・ルカサーやマイク・ポーカロも参加。また、ギターのロベン・フォードや、ペイジズのコーラス参加も見逃せません。

参加メンバーの顔ぶれで、出てくるサウンドは想像が付くと思いますが、打ち込み主体の楽曲が増えた80年代前半にあって、それに相反するかのようなウォームサウンド。全体を通して人間味あふれる良質なAORアルバムに仕上がっています。もちろん、意図的に狙っているサウンドメイキングではありますが、AOR好きな人なら飽きずに何度でも聞けるのではないかと思います。(なお、上でリンクしたWestwood Recordsではアルバムの視聴もできますので是非。)
しかし、CDの帯にあるコピーには苦笑。「洗練された都会派AORサウンドにビターでソウルフルなボーカルが響く」ですからね…。

続きを読む 2/13のつぶやき~最近買ったCD