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ソニーが北九州市と小型電子機器の回収実験~レアメタルをソニー製品に再利用

北九州市とソニーは協働で小型電子機器回収の実証実験を開始(Sony Japan)

北九州市とソニーは協働で、デジタルカメラ、ビデオカメラやポータブル音楽プレーヤーなど、不要となった小型電子機器を回収し、その中に含まれる貴重な金属を資源として有効活用するための実証実験を開始すると発表。

ソニー、北九州市と協同で小型電子機器の回収実験-携帯オーディオやビデオカメラなどからレアメタル回収

回収対象となる機器は250×85mmより小さい電子機器とその付属品。全メーカーの製品が対象で、デジタルカメラ、ビデオカメラ、音楽プレーヤー、テレビ、ポータブルDVDプレーヤー、ラジオ、ゲーム機、電子手帳、PDA、電子辞書、ICレコーダーの9品目。リサイクル事業を行なうパートナー企業による分析や分解、分別などの過程を経た後、非鉄金属を抽出し、精錬。銅、金、銀、白金、パラジウムなどをソニー製品に再利用する予定とか。

レアメタル回収は中国(企業)にしてやられているような印象。二本もがんばらないとですね。保証期間が過ぎて、なおかつ壊れている製品は進んで提供したいところです。

ソニー、独ベルテルスマン社保有のソニーBMG・ミュージックエンタテインメント持分を取得

また、昨日付けで、ソニーと独ベルテルスマンが、ベルテルスマンが保有するソニーBMGの持分の全てをソニーが取得することで合意したと発表。新会社は、ソニー・ミュージックエンタテインメント・インク(SMEI)に変更され、ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカの完全子会社になります。

ちなみに、取得費用は970億円。SMEの下に細かいレーベルがたくさんぶら下がるんですが、大本の一本化は、関係者にも消費者にもわかりやすくて良いのではないでしょうか。

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限定3000台、SAS仕様のソニエリ「フルチェンケータイ re」の申込受付開始

LISMO Recommend サザンオールスターズ

auがソニエリ製「フルチェンケータイ re」をサザンオールスターズ(SAS)仕様に変更できる「サザンケータイ」の抽選販売用申し込み受け付けを7/26から開始しています。背面にSASの歴代ヒット曲やアルバムのジャケット写真をコラージュ。裏面はメンバー5人のサインと、サザン30周年ロゴマーク。8/6発売の新曲の着うたやジャケ写真をコラージュした待ち受けFlashがプリセットされるなど、すべてがSASの世界観に統一されているとか。フルチェン価格は税込13,020円(本体別)。申込期間は8/31(日)の17時までで、当選者発表は9月上旬以降を予定しているそうです。

デビュー30周年を迎えたSASですが、来年以降無期限の活動休止に入るんですよね(auの特設サイト経由でメッセージも送れます)。SASファンのコレクターアイテムになることは必至でしょうが、「フルチェンケータイ re」本体ありきなのがややこしいですね…。

着うたと言えば、公正取引委員会がソニー・ミュージックエンタテインメントなど5社の着うたが独禁法に違反しているという審決を下したそうです。レーベルモバイル以外の着うた提供業者に対して原盤権の利用を許諾していないことが第19条の規定に違反すると判断したとのこと>公取委、ソニーミュージックら5社の「着うた」独禁法違反を認定

サザンにもソニエリにも関係ないけど、「モバHO!」が来年3月終了するそうです。ああ、確かそんなサービスがありましたね…>「モバHO!」3月末に終了 ワンセグに敗北

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iPod専用ミニスピーカーを試すことでソニー「SRS-NWT10M」の良さを確認

先日、久しぶりに地元のヴィレッジバンガードに立ち寄ったんですが、レゴブロックのようなiPod専用のミニスピーカーが売られているのを発見。ポップな外見につられて購入。VERSOSというメーカーの「iBlock(BB5002)」という製品で税込2,100円。iPodのドックコネクタに装着するタイプで対応機種が多く、電源いらずなのが最大の売りみたいです。「Active Bass System」なんてコピーもあるので低音にも自信があるのでしょうか。

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外見は正にレゴブロック。正面の左右にある十字の切かきがスピーカー部。中央下部の凸部2カ所がボリュームスイッチになってます。裏面はメーカーロゴの類が入っているだけ。使い方は説明いらず。ドックコネクタに装着してiPodのプレイボタンを押すだけ。iPod本体からのボリューム操作ができないので、音量は先述のスイッチで調整することになります。

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肝心の音質は、AMラジオ並といったところでしょうか。「Active Bass System」と名が付く割に乾いた音。まあ、このサイズじゃ、これが精一杯ですよね。ボリュームもなめらかに上下するのかと思いきや、どうやら大中小の3段階しか無いようで、大だと露骨に音が歪んじゃいます。

iconiconこういう比較対象を使ってみると、ソニーのウォークマン専用「SRS-NWT10Micon」は実に良くできてるなあと感じます。ボリュームも本体側から出来るし、ボリュームがマックスでも絶対に音割れしないですもん。さらに、安全面から使い始めにフェードインしながら音を出力する機構も取り入れてますしね。実売は2,980円ですが、iBlockの2,100円を考えると結構お得なんじゃないかとも思えたり…。

とはいえ、iBlockにも良いなあと思うところがあります。スピーカーを装着した状態で自立できるんです。決して安定しているわけではないのですが、自立させることでバッフル効果も生まれ音にメリハリが出てくるような気がします。色々いうてますけれども、この手のミニスピーカーに高性能を求めるのは酷というもの。所詮はおもちゃと割り切って、ながらBGM的に使うのが幸せなんでしょうね。

そういえば、最近、スピーカー内蔵のDAPも増えてますよね。iPhoneはケータイですが、モノラルスピーカー内蔵で音楽再生も可能とか。飲みの席とかで、この曲良いよー、みたいな感じで聞いてもらうのにも便利ですよね。今後はスピーカー内蔵のウォークマンも出てくるのでしょうかね…。

【参考リンク】
iPod専用 ブロックスピーカー BB5002 ブラック(Amazon)
※マーケットプレイス経由は別途送料がかかります。

mylo初のメジャーアップデートプログラム

myloアップデート

iconiconソニーがmylo COM-2iconのアップデートプログラムを公開。システムのバージョンは「Ver1.100」になり、最大10分間の動画撮影やンターネットラジオのウィジェット、メニューへの「ゲーム」追懐、フレッツ・スポットへのオートログイン機能(簡単ネットワーク接続)などの新機能が追加されるそうです。また、PlaceEngine連携の周辺情報検索機能も近日公開とか。

何故に10分まで?

【追記】Fighter-KOUさんから「邪推ですが、Youtubeの動画投稿がmax 10分だからかと思われます」とのお知らせいただきました。なるほど!(感謝ですー)

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「CDは、どこへ行く」より「CDを、どこにしまう」かの方が切実な問題の我が家

先日、本屋をブラブラしていて目に止まったのが「ミュージック・マガジン 08/7号」。目を惹いたのはメロディ・ガルドーのイラストじゃなくて、特集のコピー「CDは、どこへ行く」。音楽のデータ化が加速。今後のパッケージメディアはどうなるのか。そして、音楽文化そのものはどうなるのかを、レコード会社、アーティスト、ショップの視点から探るというもの。レコード会社代表として、ソニー・ミュージック ディストリビューションの古澤社長へのインタビューも載ってます。音楽の入手経路に関する同誌のライターさんや評論家さんへのアンケート結果も興味深いです。

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パッケージは個人的には無くなって欲しくはないです。若い頃は貧乏で(今もだけど)レコードが買えなくて、大人になってからその反動が出て、気がつけばもう2,000枚近いCDが…。ただ、自分自身は所有欲を満たせて大満足なんですが、同居人から見たらそうじゃないわけです。自室で収納しきれないCDが山のようにリビングのラックに入ってまして、はっきり言って邪魔であると…。しかも、コレクターたる本人はどのCDがどこにあるのかわからないというていたらく。いまだにリッピングしてないCDも山ほどあります。

自室の天井まであるCDラックにも1000枚近くがぎっしりでほとんど収納できる余地無し。今でこそ紙ジャケが増えましたが、大半はプラケース。その総重量たるや相当なものです。天井にビス留めして突っ張ってあるけど、大地震が来たらおそらく大変なことになります。(先日の大地震では何やらマンガ本の下敷きになって亡くなってしまった人がいるそうですね…)

Sony Japanのスペシャルコンテンツ「廃CDがデジタルカメラになるって本当ですか?」を読むと、エコ的な観点から、パッケージメディアのあり方そのものを考えさせられます。確かに音楽は好きだけど、このまま自分がCDパッケージを買い続けたら、我が家の空間はどうなってしまうのだろう。CDで寝る場所も確保できなくなるなんてしゃれにもならんし…。(CDもそうだけど、大量にある緑色の箱もいい加減何とかせい!と言われているのは内緒です)

CDも所詮は圧縮音源。ミュージック・マガジンの特集ではナイン・インチ・ネイルズの高音質データ配信が引き合いに出されていますが、ミュージシャンにとっても音楽を届けるメディアとして必ずしもCDがベストでは無いと言う話もあります。とはいいつつも、ラジオのFENから流れてくるのも、着うたも立派な音楽。聞く人にとってみたら同じものであることには変わりないですよね。

色々考えると、聴く権利だけを購入して、手持ちの再生機に最適なデータを入手できるというスタイルがベストなのかな。あ、でもそうなるとジャケットやらライナーが読めないなあ。そういう紙ベースのものだけがリアルショップで買えるというのはどうだ。でもCDならプレイヤーさえあれば買ったその場で聞けるしなあ…。考えれば考えるほど、どうすれば良いのかわからなくなります。

ただ一つ言えることは、我が家にとっては、「CDは、どこへ行く」よりも、「(今後も増えるであろう)CDを、どこにしまう」という問題を先に議論しないといけないということ。とにかく、プラケースを何とかしないと…。確か山田祥平さんがRe:config.sysで整理方法を披露していましたよね。その辺を参考にしてCDを整理してみることから始めてみますかね…。

リテールコムのBluetoothポータブルスピーカー「BIT-STB2819」を試す(2)

なには無くともペアリングということで、ウォークマンA829とのヘアリングを試してみます。手順は簡単。STB2819の主電源を入れると自動的にペアリングモードになりますので、ウォークマンA829側からBluetoothメニューのペアリングを選択。機器検索で「STB2819」が現れるのでそれを選択。パスキー入力で「0000」を入力すればペアリング完了。

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参考までに、スピーカーの一連の動作は天面中央上側のLEDで確認できます。ペアリングモード時は青と赤の点滅、Bluetooth接続時は青の点滅、ライン入力時は青の点灯、です。個人的に、Bluetooth接続時の青の点滅が少々目にうるさいように思いました。次作があるのであれば、是非ともA829ライクに緩やかな点滅にしてください>リテールコム社様。

STB2819はAVRCP対応なのでA829の再生・ポーズ、曲送り・曲戻しのみスピーカー側からコントロール可能です。再生とポーズは天面中央下側のボタンを軽くタッチするだけ。その左右にあるスピーカーアイコンボタンに、スピーカーボリュームと曲送り・曲戻しを兼ねた機能が割り当てられています。軽くタッチでボリューム、長押し(数秒)で曲送り/戻しとなってます。なお、これらの操作時に天面中央上側のLEDが一瞬だけ赤く点灯します。また、スピーカー側からのフォルダ送り・戻しと、A829側からのスピーカーボリューム操作はできないようです。

それと、天面中央下側のボタンの長押しでスピーカーの電源を落とせます。反対に、電源オフの状態で同ボタンを長押しすると電源をオンにできます。どうやら、主電源はペアリング時にのみ使うっぽいです。ちなみに、電源オフ時には「ポピッ」、オフ時に「ピポッ」とアラームが鳴ります。

ということで、音源となるBluetooth機器とのペアリングが済んでしまえば、後の運用はとってもラクチン。A829のクイック接続を有効にした場合は特にラク。スピーカーの電源を入れたら、A829のBluetoothボタンを押すだけですから…。

肝心の音質についてですが、個人的に最も驚いたのがこのスピーカーから出てくる音なんです。音の良さみたいなものは、人それぞれで、主観的なものなのであくまで個人的な評価ですが、小さなボディからは想像できない音量もさることながら、出てくる音全体のバランスが良いと感じました。フルレンジ、2ワットのスピーカーが2つだけですが、筒状の筐体がウーファー代わりになるのでしょうね。サイズの割に低音も豊かです。

また、Rolly同様、側面のスピーカーが横向きで、バッフル効果が期待できることも大きいのでしょう。置き場所によって音の表情が変わるんです。手でもって浮かせてみたり、壁をしょわせたりみたりするだけでも変わります。机の上でSTB2819と正対して、Rollyのアームよろしく、自分の手を両端のスピーカーに添えてみると、後方へ逃げる音が前に出てきて定位がくっきり。こうした効果を意図的に作るために工作してみるのも面白そう。今度、DIYショップに足を運んでみようっと。

それと驚きなのがバッテリーの保ち。スピーカーが手元に届いた日、つまり6/20からeneloopを入れて、毎日何時間も使ってきましたが、本日、6/29にようやくバッテリーが切れました。かなり使い込んでいるeneloopを使用してこの結果ですから、バッテリーの保ちは優秀と判断して良いのではないでしょうか。ちなみに、バッテリー切れの警告は、LEDの「青、青、青、赤」という点滅ローテーションと、そのローテーション2回に1回の割合で鳴る「ポーン」というアラーム。そのまま放置しておいたらスピーカーの電源が落ちました。

実は取説にもリテールコムのWebにも乾電池駆動時の目安が掲載されていないのですよ。このスピーカーのリリースをお知らせいただいたご担当の方にメールで質問してみたところ、「中程度の音量、且つアルカリ電池使用の状況下で約20時間の連続再生時間となっております」との回答をいただきました。なるほど、20時間の連続再生なら、一日数時間使ってもこまめに電源落とせば長持ちするのも当然っすね。

電源絡みでこのスピーカーが優れものだと思う点は他にもあります。Rolly同様、USBケーブルのみでPCなどから電源を確保できるんです。Bluetooth内蔵ノートPCとの相性が抜群。電池無しでPC内の音楽などを再生できます。スピーカーユニットが左右にあるので、ノートPCの真裏にスピーカーを置ける点にも注目したいところ。ノートPC本体による音の干渉はありますが、逆にそれが面白い音場を作ってくれたりするんですよね。LEDの点滅が視界に入らないのも良いです。

iconiconRollyが比較対象として正しいのかは疑問ですが、Bluetoothスピーカーとしての側面だけで語るなら、個人的にはコストパフォーマンスの高さを含め、STB2819に軍配を上げます。AVRCPで出来ることはRollyの方が上ですが、出てくる音のバランスはSTB2819が上かなあと。Rollyは低音が苦手な分、音に硬さを感じるんですよね。STB2819は低音が鳴るので音全体がマイルドになる分、聞きやすくなるのかもしれません。

それから、ウォークマン以外のBluetooth機器との接続についてですが、iPod+ソニーのBTドングル(!)、au「W54T」、バイオ「type T」どれも問題なし。SCMS-T対応なのでW54Tのワンセグ音声も再生できます。

また、ライン入力も試しましたが、音質はBluetooth接続時と比べて大差ないです。でもライン入力は便利ですね。CDウォークマンやラジオ、素のiPod、PSPなどのゲーム機、有機ELテレビ、なんでも繋げます。あると無いとでは大違い。

しかも、軽量小型なので持ち運びがとにかくラク。手持ちのポータブルスピーカーと比較してみましたが、電池込みの重量ならびに羽を広げたRollyとサイズもどっこいどっこい。体積ではオンキヨーWAVIOの約半分。宅内だけでなく、出先へも気軽に持ち歩けるスペックなのがうれしいっす。

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褒めてばかりではなんですので、個人的に改善して欲しいと思う点や要望などを最後に箇条書きで。

  • Web、取説含め、全体的に情報不足
  • LEDの明滅にもう一工夫を
  • 電池カバーをもっと取り外しやすく(固定ネジが頑丈すぎ)
  • 充電式ニッケル水素電池の充電機能追加(USBケーブル接続時)
  • AVRCPのグループ送り/戻し、ボリューム操作への対応(=操作系のブラッシュアップ)
  • 携帯電話のハンズフリーへの対応(W54Tとペアリングしたら「HFP」も表示された!)
  • カラバリ展開(ブラック1色のみだと女性への訴求が厳しいかも)

ということで、長々と書いてきましたが、総論としてはとにかく大満足。Bluetoothオーディオ機器に興味のある方なら是非とも一台確保して欲しいと思いました。今でこそ6,980円になってしまいましたが、それでも十分コストパフォーマンス高いと思いますよ!

Bluetooth対応ポータブルスピーカー A2DP・AVRCP・ワンセグ音声SCMS-T・ソニー”NW-A820シリーズ”対応 Wireless Speaker BIT-STB2819(Amazon)

最後の最後ですが、この製品のリリースをお知らせくださっただけでなく、自分のつまらない質問に丁寧に回答くださったリテールコム社のご担当者さんにこの場を借りて御礼申し上げます。