レコード・コレクターズ2月号「ジェフ・ベック特集」を読んで

クリクラ時代のつぶやきの音楽ネタが好きでしたというメールを頂くことが多かったので、こちらでも取り上げていきたいと思います。

ミュージックマガジンが月一で発行しているレコード・コレクターズの2月号が「ジェフ・ベック特集」だったので購入してみました。ちょうどEPICの音源が紙ジャケで再発されており、ソニーレコードにとってもタイムリーな企画ではないでしょうか。

それにしても、54ページというのは読み応えありますね。AORファンには著名な金澤さん(lightmellow.com主宰)も9ページほど執筆なさっており、第2期ジェフ・ベック・グループから「Blow by Blow」や「Wired」などのインストアルバム系に至る、「クロスオーバー・サウンド成立の過程」は大変興味深く読ませていただきました。個人的にとても大好きなマックス・ミドルトン(kbd)が結構キーマンになっていたことがわかり、妙に納得するものがありました。

「Blow by Blow」などは、歳をとってからミドルトンの奏でるフェンダー・ローズの音が好きになって、ギターサウンドばかりに注目していた昔とは違った発見があってとても新鮮なんですよ…。ミドルトンはクリス・レアの「On The Beach」にも参加していて、ロックアーティストのアルバムににジャズエッセンスを追加してくれる優れたサウンドメーカーだと思ってます。

金澤氏の関連アルバム紹介によれば、そんなミドルトンが在籍した「Hammingbird」なるバンドのアルバムがあるそうではないですか。さらにこのバンドの解散後にミドルトンとロバート・アーウイのコンビによるアルバムまで出ていたのだとか。どちらも70年代後半でCD化はされていない様子。うう、聞きたいよう…。

また、中シゲヲさんという方の奏法解説はギタリストなら必読。「ベックのギターの魅力は、スピード、タイミング、そしてハズシのアイデアがすべて」という表現はなんと的確なんだろうとうなずいてしまいました。

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米家庭用ゲーム機市場は据え置きから携帯機へシフト

米の家庭用ゲーム売上高、2年連続減・ソフトは増加

2004年の米国の家庭用ゲーム用品販売額が99億ドルとなり、2年連続で減少したそうです。本体の売上高が17%減少したのが影響したそうです。PS2やXboxといった据え置き型は27%減と大幅に落ち込んだもの、携帯型が10%増となり据え置き型から携帯型への移行が顕著になっているとまとめていました。

電子書籍規格「XMDF」の今後

電子書籍規格「XMDF」に賭ける――シャープの勝算は

いつでも、どこでも、誰にでも、どんな端末でも必要な情報が利用できるユビキタス規格としてシャープが展開している「XMDF(モバイルドキュメントフォーマット)」に関するコラム。シャープ自体は松下電器やソニーのような電子書籍専用端末を開発する考えはなく、同規格を多面的に推進していく考えのようです。将来的にはオフィス文書や電子マニュアル、eラーニング、マンガへと対応文書を広げる考えとか。

【関連ニュース】・電子書籍フォーマット「XMDF」、普及には何が必要か

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サイバーショットT33の実写レポ

【実写速報】ソニー サイバーショット DSC-T33

先週発売開始となったソニーのサイバーショット新製品「DSC-T33」の実写レポートだそうです。製品画像と実写画像サンプルが中心で、レビューという体裁ではないみたいです。

個人的にはTシリーズのシンプルな外観は好みです。液晶ディスプレイも大きくていいですよね。今後はボタン類がもっと整理されて、背面全体がディスプレイなんていう機種になったりして…。あ、それだとクリエになっちゃうか。

関連して、「独Minox、MPEG-4動画を撮影できる厚さ16mmの超小型デジカメ「MobiDV」」 というニュースを見つけました。このデジカメは、静止画、MPEG-4動画の撮影以外に、MP3再生や録音が可能とか。サイズが62×16×103mm、重量が87gと小型軽量。サイバーショット「DSC-M1」も動画撮影が可能ですが、ここまで小さくないし、音楽機能はありませんものね。今後のサイバーショットの進化を占い意味で、この手の製品の登場はソニーファンとしても見逃せませんね。

ソニエリ、ニッチメーカーの殻を破れるか…

英ソニー・エリクソンが黒字化、「理想の結婚」やっと結実

英ソニー・エリクソンの2004年通期が最終黒字に転換したことを受けたコラム。業績不振で「空中分解説」すらささやかれたソニーとエリクソンの携帯事業統合は高性能機への集中戦略でトンネルを抜け出したとか。今後は、値引き競争の激化や膨大な次世代機の開発費が増大することが予想されるため、世界シェア7%というニッチメーカーの殻を破る必要があるとまとめていました。

ソニーは既に相場の主役ではない

東京株式市場・大引け=4日続落、ソニーショック回避で下げ渋る◇ロイター

ソニーが業績予測を修正した翌日の東京株式市場に関するニュース。朝方は、ソニーの動向に関心が集まったものの影響は限定的だったそうです。「ソニーは既に相場の主役ではなくなっていた。デジタル家電の中心銘柄は松下やシャープとマーケットではみている」というアナリストのコメントは関係者はもちろん、ソニーファンにとっても哀しい現実ですかね…。

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