「テレビ・ビデオレコーダー」カテゴリーアーカイブ

ソニー中鉢社長、次世代DVD規格は最終的には顧客が決めるもの

ソニー社長、次世代DVD「規格統一への動きない」

ソニーの中鉢社長が、ニューヨーク市内で記者会見し、次世代DVD規格「ブルーレイディスク(BD)」と、「HD DVD」を「統一しようとする動きはない」とコメントしたそうです。同氏はBDの優位性を確信しているとしながらも、「最終的には顧客が決めるもので、ある程度市場が大きくなって2つあるということはない」との見通しを示したとか。

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ソニーの液晶テレビ、一部の機種が電気用品安全法に不適合

ソニー、「ハッピーベガ」などが電気用品安全法に不適合-32型など計6機種。「通常使用には問題なし」

ソニーは、「ハッピーベガ」シリーズ6機種が、電気用品安全法で定める技術上の基準に適合していないことが判明したと発表。長期使用しても劣化などの影響はなく、通常使用に何ら支障はないようですが、希望者には、フリーダイヤルの電話窓口(ソニーテレビ 受付センター:0120-456-420[平日9時~20時、土日祝祭日9時~17時])で詳細な説明を行なうそうです。対象機種は、「ハッピーベガ」シリーズの「KDL-S23A10」、「KDL-S26A10」、「KDL-S32A10」 と、「HVX」シリーズの「KDL-L26HVX」、「KDL-L32HVX」、「KDL-L40HVX 」。

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モバイル機器で地デジ1セグ放送が受信可能な小型デジタルチューナーモジュール

モバイル機器での地上デジタルテレビ1セグメント放送受信を可能にする小型デジタルチューナーモジュール 2機種を商品化(Sony Japanのプレスリリース)

ソニーは、地上デジタルテレビ1セグメント放送を受信する小型デジタルチューナーモジュール2機種を商品化、9月よりサンプル出荷を開始すると発表しました。高周波実装技術により業界最小クラスの小型サイズを、消費電力については従来品と比較して約17%を削減、125mWを実現。『SMT-VK1000』は、地デジ1セグ放送のみを受信する基本モジュールで、約14.4mm×15mm×1.85mmの小型サイズを実現。『SMT-SK1000』は業界初の地上デジタルテレビ1セグメント放送と地上アナログテレビ放送の2つのチューナー機能を一体化したチューナーモジュールで、モバイル機器の部品点数の削減、設計工数削減などが可能になるとか。

「地上デジタルテレビ1セグメント放送」は、移動中でも高品質なデジタル放送の受信を可能にするものとして、携帯電話をはじめPC、車載機器など多くのモバイル機器への搭載が期待されており、ソニーは2006年4月の本放送に先駆けラインアップを拡充し、多様なニーズに対応していくとしています。

【追記】社団法人地上デジタル放送推進協会が「地上デジタルテレビ携帯・移動体向けサービス」の記者発表会を開催。1セグメントの地上デジタル放送のサービス名称を「ワンセグ」と決定し、2006年4月1日に正式サービスを開始すると発表しました。また、これにあわせNTTドコモKDDIがそれぞれ対応携帯電話を開発中であることを表明しています。

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スゴ録のPSP動画対応は消費者の反応を探るテストなの?

A&Vフェスタ:ソニーがPSPへの動画転送可能なHDDレコーダを実演
【A&Vフェスタ】ソニーがPSPへの動画転送可能なHDDレコーダを実演,H.264符号化LSIは富士通製(上記ニュースの詳報・要登録)

Tech-On!の「A&Vフェスタ」ソニーブースリポート。PSP対応動画書き出しに対応したスゴ録新モデル「RDR-AX75」のH.264の符号化には富士通製LSIが採用されているんですね。それはさておき、PSP対応に関するソニー側のコメントが気になります。

ソニーは「外出先でもテレビ番組を見たいという需要がどれくらいあるのか,反応を見たい」としている。

ソニーにとって、需要は自ら作り出すものではなくなったのでしょうか…。

ロケフリTVの視聴スタイルが物議を醸す?

ソニー「ロケーションフリー」がもたらす「プレースシフト」という視聴スタイル

NIKKEI NETの「デジタル家電のウラ側」。パソコン向けの新製品登場で俄然注目度が高まったロケフリTVですが、「放送エリアの問題」という物議をかもす内容を含んでいるのだとか。

放送局の免許や番組、CMの著作権はエリアを基準にしている。映画などの放映権も、CMタレントとの契約も放送エリアに応じて契約が行われる。地上波でのエリアは電波の届く範囲と同じだ

宅内あるいは居住区の放送エリア内でなら問題ないということなんでしょうか。ロケフリTVってちゃんとフェアユースできる仕様だし、HDD録画した番組をDVDに焼いて海外に持ち出すのとどう違うのでしょう?無知な自分にはよくわかりませんが、そんなにややこしい問題なんですかね。やっぱり、民放だとスポンサー、NHKだと受信料みたいな、金の話になっちゃうのかなあ…。

ソニーディーラーコンベンション視察リポート(1)~ロケフリTV編【一部訂正】

ソニーディーラーコンベンションに行ってきました。リポート第一弾はロケフリTVについて。何と言ってもロケフリTV体験ブログに関わったおかげでイベントにご招待いただきましたので…。なお、会場が撮影禁止だったので画像はありません。今後のリポート含め、その点はご了承ください。

iconicon注目のパソコン用「ロケーションフリーテレビベースステーションパック」ですが、予想以上に人だかりができていて、それなりに注目度が高いなあと思いましたよ。ベースステーションも想像以上にコンパクトに仕上がってました。外観は昨今のASDLモデムに近い印象。X5までのそれとちがって置き場所に苦労することもなくなりそうです。

ブースではソニーホームエレクトロニクスネットワークカンパニービデオ事業本部LFX事業室の方と直接お話しさせていただきました。ソニードライブのプレスリリースでは色々とわからないことがあったのですが、今回、お話を伺ってわかったことを書き留めておきます。

・ベースステーションからパソコンへの映像ソースの送出は無線・有線にかかわらずMPEG4。なので、高画質はあまり期待できません。これはちょっと残念…。画質と利便性を天秤にかけて後者を取る人なら問題なしです。ちなみに、従来機のX1やX5はベースステーションと家庭内LAN(無線&有線)ならMPEG2(NetAVはMPEG4)らしいです。
・PC用ソフト「ロケーションフリープレイヤー(LFA-PC2)」の使い勝手は良く、マウスで直感的に操作可能でした。画面はWindowsPCの標準のウインドウ操作で拡大縮小が可能です。ただ、先述の通りMPEG4の画像なので解像度の高いディスプレイでウインドウ画面を拡大すればそれに比例して画像が荒くなります。またリモコン画面を単独でドラッグアンドドロップで任意の位置に移動できます。ちなみに、X1/X5ではリモコンは専用モニターの画面右側に固定表示になります。全体的にPCならではの使い勝手が実現できていて好感触でした。
・個人的に一番気がかりだった、「ロケーションフリープレイヤー(LFA-PC2)」をインストールしたパソコンがX1/X5のベースステーションに対応するかについては、X5のベースステーションのみファームウェアなのアップグレード無しでも動作するとのこと。X1は残念ながら非対応。ただ、即答は得られず担当者同士で確認した後に得られた返事だったので、実機で確認する必要はありそうです。とりあえず、本件に関しては自分で「ロケーションフリープレイヤー(LFA-PC2)」を購入して確かめてみることにします。
X1やX5ではNetAV機能を使うために固定グローバルIPの取得が必要でしたが、今回の新製品に関してはダイナミックDNSの仕組みをソニーが独自に提供してくれるらしく、どうやらその必要が無いらしいです。自分も現行機でNetAV機能を使おうと思っていたのですが、この機能を使おうと思うと途端に敷居が高くなったので躊躇してしまったんですよね。新製品でこの問題が解決されたことは特筆に値すると思ってます。なお、この件に関しては、ソニードライブのQ&Aにも記述がありました欲を言うなら、X1/X5ユーザーにも同様の機能を提供して欲しいです。
【追記】どうやら自分の勘違いだったみたいで、固定グローバルIPは必須みたいです。ごめんなさい。そうなるとやっぱり敷居は高いままだなあ…。

ブースではベースステーションパックとバイオtypeTを組み合わせたデモが目立っていましたが、展示コーナーの端に参考出品として、世の中で一番普及しているコミュニケーションツール(回りくどい言い方だな…)とベースステーションパックを組み合わせたソリューションなども展示されていました。新製品発表時に今後のバリエーション展開として示唆された物の一つなのかもしれません。ただ、実際に稼働しているところは見ることはできませんでした。(PSP対応について質問するのを失念してました。すいません…。)

ということで、9月に入って真っ先に発表されたPC向けのロケフリパックは、ITリテラシーの高いPCユーザーが対象でありながらも、実際は簡単な設定ですぐにロケーションフリーテレビの醍醐味が味わえるという点で大注目の商品だと思います。価格がリーズナブルなのもうれしいです。

ロケーションフリーテレビって、実はとってもソニーらしい商品だと思うんですけど、価格がネックで今ひとつ盛り上がらなかったように感じています。でも、実際に使ってみるとテレビ好きの人なら絶対に便利だって感じると思います。今回の新製品がきっかけになり、ロケーションフリーというコンセプトが広く理解され、たくさんの人たちに新しいテレビライフを楽しんでもらえることをロケフリTVファンのひとりとして期待しています。特に無線LANが使えるバイオノートユーザーの皆さん、だまされたと思って一度使ってみてください。(結果的にだまされたとしてもなんの保証もできませんが…笑)

次回は何かと話題のウォークマンAシリーズについての感想を書きたいと思います。(第一印象は思ったほど悪くなかったんですけど、実機に触れて感じたのは…って、詳しくは次回に)

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