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無線LAN搭載のソニー製品をフル活用

簡単! 便利! 「無線LAN」でデジタル機器をフル活用

BCNランキングが無線LAN搭載のデジタル機器を特集。ソニー製品では、サイバーショットG1、Wi-Fiオーディオ「WA1」、ロケフリ+PSP、myloが取り上げられました。ちなみに、myloは「無線LAN対応機器の変り種」として取り上げられてます。

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紹介されている商品の半数以上がソニー製品という事実にも驚きですが、ビジネスとして終わってしまったものの、クリエがどの機器よりも先んじて無線LANやBluetoothを搭載してきたという事実も忘れてはいけないっすよね。

Wi-FiとHi-Fiに強いソニーだからこその製品にも大いに期待。今後については、ウォークマンや国内向けソニエリケータイへのWi-Fi搭載を期待したいです。あ、その時はBluetoothも忘れずに!

WA1といえば、Gyao MusicとOngenが、WA1のOngen3周年記念モデルを1,000名にプレゼントするキャンペーンを実施中です。期間は10/9まで。いまひとつ購入に踏み切れていない人にはうってつけのキャンペーンですね。

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Bluetoothヘッドホン「DR-BT50」を試す~Bluetoothケータイ連携編

前回に引き続き、今回はケータイ編ということで、ソニーのBluetoothヘッドホン「DR-BT50icon」とBluetooth搭載の東芝製au「W54T」との連携について書きたいと思います。またもや長文のエントリーになってしまいましたが、その辺は何とぞご了承を…。

■BT50とW54Tの連携でできること

iconiconBT50とW54TをBluetooth接続することで、ハンズフリーによる通話以外に、W54T側のAV関連のアプリの基本操作と音声出力が可能になります。これらは、BT50とW54T両方が対応するBlueotoohプロファイル、「HSP/HFP」(ハンズフリー)、「AVRCP」(リモコン操作)、「A2DP」(ステレオ音声)によって実現できています。ちなみに、BT50のBluetoothのバージョンは2.0、W54Tは1.2準拠となっていました。

■W54TとBT50のペアリング

W54Tは「HSP/HFP」だけでなく、「AVRCP」と「A2DP」に対応しているため、初期登録段階で「ワイヤレス機器」と「ハンズフリー機器」の二つの選択肢があります。以前使っていたBluetooth搭載の東芝製「W21T」はハンズフリーのみ対応だったので深く考えなくても良かったのですが、BT50は両対応なのでどちらで登録すればよいのかと悩んでしまいました。

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結果的には、W54T側でBT50の対応プロファイルを認識してくれるので、どちらを選択しても違いはないみたいでした。ペアリングは、

  1. BT50の電源ボタンを長押ししてペアリングモードに移行
  2. W54T側から初期登録で機器検索で表示される「DR-BT50」を選択
  3. W54Tがパスコードを要求してきたら「0000」を入力

以上のステップです。W54T自体がソニーのケータイではないのでこれ以上の詳細は書きませんが、ペアリング後はBT50とハンズフリー(HFP)のみと、ワイヤレス操作と音声出力にハンズフリー通話をひとまとめに(HFP/AVRCP/A2DP)して接続する2通りの選択肢が用意されます。

あと、これは非常に大事なことなのですが、W54Tはコンテンツ保護に対応したSCMS-T方式を採用しているため、接続する機器も同方式に対応していないと肝心の音声が出力されません。自分がBT50を購入したのも、そもそもがこのSCMS-T方式に対応していたからです。

■BT50で楽しめるW54TのAVアプリ

BT50とW54Tのペアリングでできることは先述のとおりですが、具体的には音楽プレイヤー(LISMO)やワンセグ・デジラジ(EZテレビ)、FMラジオ(EZ FM)の音声をBT50でワイヤレスで楽しめるほか、曲やチャンネルの送りをリモコン操作できるようになります。

全部を有効にするにはW54TのBluetoothメニューまたはトップのショートカットから「ワイヤレス機器選択」にアクセス。ペアリング済みの機器一覧から「DR-BT50」を選択します。

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W54TとBluetooth接続した状態でBT50のプレイボタンを押すとW54TのLISMOがバックグラウンドで立ち上がり、同アプリで直前に聞いていた音楽の再生が始まります。曲の再生中にFFとREWボタンで曲の送り、戻しも可能です。ただし、早送り、巻き戻しは機能しませんでした。最高のビットレート(128kbps)でエンコードしたファイルを再生してみましたが、音質も悪くなかったです。

ただ、BT50で曲を連続再生すると、曲間にブツッとノイズが発生します。曲の終わりでBluetooth接続のオフ、曲始めでオンのような動作が行われているのでしょうか。音楽好きには少々イタイ仕様です。イタイといえば、LISMOも相当ですね…。検証のためだけに使ってみたようなものですが、PC側のソフトもケータイアプリも動作が重くて使いにくいことこの上ない。まあ、LISMOのダメっぷりをここで書くつもりはありませんし、使い続ける気もないのでどうでも良いのですが…。

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ワンセグはアプリを立ち上げた段階で接続が確立。音楽同様に普通にBT50側から音声が出力されます。が、出てくる音声には微妙に違和感があります。音声の遅延はともかく、定位が右よりで全体的にサラウンドがかかったようなイメージ。ヤマハが開発した音声出力効果「DBEX」のせいかもと思い、これをオフにして試してみましたが改善されませんでした。ということで、これはヘッドホンの問題でなく、W54T側、あるいはワンセグの音声そのものの仕様なのかもしれません。

デジラジとFMは音声をどこういう前に、本体のみでは受信が安定しないのが難点です。屋外ではそこそこ拾えるけど、室内はかなり厳しいです。注意書きにもラジオを楽しむ場合は平型イヤホンプラグを接続してアンテナ代わりに使うようにと書かれているぐらいです。さらにデジラジの場合はテレビアンテナも使わないとほとんどのプログラムがまともに受信できません。ちなみに、デジラジもワンセグ同様、音声の定位に違和感が。しかも、「DBEX」をオフったら音がこもって聞くに堪えません。

デジラジ、個人的には期待していたんですけどね…。内容で勝負するにしても、この音で音楽ファンが果たして納得するかどうかと一抹の不安が…。ということで、Bluetoothでどうこうする以前の問題でケータイでラジオを積極的に楽しむこと自体が厳しいと感じました。なお、ワンセグ、デジラジ、FMラジオ共に、BT50側のFF/REWボタンで局送りが可能でした。

なお、ケータイ専用に携帯動画変換君で作成した動画の音声出力はできませんでした。

■BT50でハンズフリー通話

ハンズフリー通話は、歴史も長いですし、Blueotoothを使ってできる機能の基本中の基本でもあります。ですので、こちらについては言うまでもなく、全く問題ありません。オーバーヘッドタイプということもあり、相手側の音声も聞き取りやすいです。BT50のマイク音声についても、同居人に協力してもらい試してみましたが、聞き取りやすいそうです。

ちなみに、BT50のマイクは右ハウジングの下にあり、ヘッドホンを装着することで口に近い位置にマイクがくるのが良いのでしょう。なお、BT50で通話を受ける場合は右ハウジングのマルチファンクションボタンを押します。通話を終了する場合もこのボタンを押します。もちろん、音楽再生やワンセグ、ラジオの視聴中に電話があった場合は、再生ならびに音声出力も停止。通話終了後は再び再生が始まり音声も出力されます。

また、W54Tの場合、設定いかんにもよるのですが、CメールやEメール着信時にも、ヘッドホンにアラーム音でお知らせしてくれます。お知らせ時はもちろんオーディオ再生がストップしてアラームが鳴り、アラームが終わるとオーディオ再生が再び開始されます。

■複数のBlueooth機器との組み合わせは?

上に書いたとおり、W54TのLISMOをメインにしたくないので、音楽再生はウォークマン+WLA-NWB1iconの組み合わせ、ハンズフリーのみW54TとBluetooth接続することができたら良いなあと思い、複数の機器を異なるプロファイルで同時に接続できるかどうかを試してみました。この組み合わせは言ってみれば、BRM1&ウォークマン+NWB1&Bluetoothケータイのごくごく一般的な接続とイコールなんですが、これがなかなか大変で、思った以上に悪戦苦闘してしまいました。

結論から言うと、少々コツがいりますができます。悪戦苦闘した様子を書いても仕方がないので省略しますが、ステップ的にはこんな感じ。

  1. BT50とウォークマン+NWB1を接続
  2. W54TのBluetooth接続待ち開始(※1の前に接続待ち状態にしない)
  3. ウォークマンの電源が切れるのを待つ(※音楽再生をストップしてほったらかしにしておくと数分後にPOWER OFF画面が出るのでそれまでじーっと待つ)
  4. BT50のマルチファンクションボタンを押す
  5. BT50がW54Tを見つけてHFP接続する
  6. ウォークマンの再生ボタンを押し音楽再生

なお、W54T、BT50、NWB1はあらかじめペアリング済みであることと、W54TはBluetooth接続とワイヤレス機器選択がOFFになっていることが前提です。でなんとかかんとか、BT50でウォークマンの音楽を楽しみながらW54Tのハンズフリー通話が可能になりました。これねえ、この順番を見つけるまで結構時間がかかったんですよ。

ちなみに、後述するソフトバンクの「Stereo Bkuetooth Head Set」ではできないんですよー。BT50で可能なのはどうやらマルチファンクションボタンがあるからみたいなんですよね。これを押すと、自動的にペアリング済みのBluetoothケータイを探しに行くようなんです。ソフトバンクの方も通話ボタンがあるのですが、押してもそういう動きをしてくれませんでした。と、その辺ことについて書き出すとどんどん長くなってしまうので、ソニーのBluetoothオーディオコントローラー「VGP-BRM1(VGP-BRM1Dicon)」と、W54Tの純正オプション「Bluetoothレシーバー01」、さらに勢いでゲットしてしまったソフトバンクの「Stereo Bkuetooth Head Set」とW54Tの連携、やBT50を含めた比較については別エントリーで後日に…。

■BT50とW54Tの相性は

W54Tのワンセグ、ラジオ(デジタル、FM)、音楽再生機能をワイヤレスで手軽に楽しめるだけでなく、ウォークマン+NWB1の組み合わせとの使い分けができるのは大きいです。コツこそいりますが、どちらの組み合わせでもハンズフリーもOKだし、相性としてはばっちりでしょう。

なお、BT50の兄弟分でリーズナブルな価格の「DR-BT21Gicon」もBluetoothでできることは全く同じなので、こちらもW54Tとの相性は良いと思います。あとは、デザインと値段、そして本人のライフスタイルにマッチするかどうかが選択のポイントでしょうね。個人的には、総合的に判断してとても良い買い物だったなあと思っております。

bt50_07.jpg長々と書いてきましたけれども、使ってみて感じるはこういう楽しみをソニエリにも提供して欲しいよなあってこと。auのウォークマンケータイがBluetooth対応だったらW54Tに機種変することはなかったですし、ソニーファンからしてみたら、やはりソニー製品はソニエリの製品と組み合わせて使いたいですよ。まあ、海外というか本家のソニエリケータイでは当たり前にやっていることなんですけどね…。

ということで、パティーナもいいけど、その前に国内向け端末には標準でBluetoothを載せましょうってば…>ソニエリジャパンの皆さん。

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Bluetoothヘッドホン「DR-BT50」を試す~本体レビュー&ウォークマン連携編

bt50_01.jpg2年半ぶりに機種変したケータイ「W54T」のBluetooth機能を存分に堪能したいがため、ソニーのBluetoothヘッドホン「DR-BT50icon」を購入してみましたので久々にレビューをお届けします。

今回はヘッドホンの詳細とウォークマンとの連携、音質について感じたことなどをお伝えして、次回、ケータイやPCなどとの連携について書きたいと思います。なお、非常に長文ですのでその点はご了承のほど…。

■DR-BT50について

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これがBT50です。ソニーがアウトドアユースのオーバーヘッド式ヘッドホンの最高峰として世に送り出した「MDR-D777SLicon」とうりふたつのデザインと、同じく大口径40mmドライバーユニット搭載による高音質再生をBluetooth機能によりワイヤレスで楽しめるのが売りですね。

採用されているBluetoothの規格はv.2.0で、A2DP、AVRCPといったオーディオ関連と、HFPやHSPといったヘッドセット関連プロファイルに対応。NWB1を装着したウォークマンや、Bluetooth搭載バイオ、またそれらに類似する機器と接続して、音楽や音声をワイヤレスで送受信できます。

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パッケージは、ブリスター製。付属品はヘッドホン本体、リチウムイオン充電池用充電器、ポーチとシンプル。これ以外に説明書や保証書の類が同梱されています。使い始める前に本体内蔵のリチウムイオン電池の充電が必要とのことで付属の専用充電器で充電します。コネクタは右ハウジングの下にあり、約3時間でフル充電になるそうです。充電中は右ハウジングのLEDが赤く点滅します。ちなみに、この充電器は手持ちのCDウォークマンに付属の充電器と仕様が一緒でした。

ヘッドセットのレシーバー部は、先述の40mmドライバーユニット採用の密閉ダイナミック型で、再生周波数は10-25000Hz。マイク部は全指向性のエレクトリックコンデンサー型。重さは約180gで、166gのD777よりも若干増えてます。バッテリー分が+、ケーブル分の-、その差分が12gということになるのでしょうか。

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D777との大きな違いは右ハウジングの作りにあります。電源ボタンや接続するBlueotoothをコントロールするためのスイッチ類、接続状態を視覚化するLED(青と赤の二つ)、ACアダプタ用の端子などがいたるところに埋め込まれてます。また、D777では外装がアルミのヘアライン仕上げでしたが、BT50は同部分にプラスチックが採用されています。スイッチ類の埋め込みもさることながら、Bluetoothの電波送出を妨げないように配慮されたのでしょうね。

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ちなみに、外装部にはPOWER(電源)ボタンと、通話時に使うマルチファンクションボタンが、側面には接続するBluetooth機器を操作するための、ボリュームボタン(+、-)、ジョグスイッチ(上下プッシュ)、グループ頭出し用スイッチ(+、-)が配置されており、D777と比べて非常に賑やか、かつ、サイバーチックな雰囲気を醸し出しています。

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また、使用可能時間ですが、音楽再生時間を含む連続通信で最大17時間、ケータイとのペアリングによる連続待ち受けが最大200時間と、非常にタフなスタミナ性能を持ってます。なお、電池の残量確認は本体の電源が入っている状態でPOWERボタンを押し、赤のLEDの点滅回数で把握できるようになっています。(3回で満タン、2回が中、1回が要充電)

■ウォークマン+NWB1とのペアリング

充電後は何はなくともペアリングということで、まずは手持ちのウォークマン(A808/S705F)+専用オーディオトランスミッター「WLA-NWB1icon」の組み合わせで試してみました。ペアリングの手順は非常に簡単。ヘッドホンの電源が切れている状態でPOWERボタンを7秒以上押し続けるとBT50がペアリングモードに移行します。この時のBT50のLEDは青と赤二つとも同時に速く点滅します。

  1. NWB1とウォークマンを接続
  2. NWB1のボタンを約2秒間押して電源を切る
  3. BT50のPOWER(電源)ボタンを長押しして、ペアリング処理状態にする
  4. NWB1のボタンを約7秒以上押し続けてペアリング処理状態にする(ランプが速く点滅し始めたらボタンを離す)

以上、Bluetoothオーディオコントローラー「VGP-BRM1Dicon」と全く同じ手順で、さらにパスコードなどの入力の必要もなく、ペアリング処理が行われ、すぐに使えるようになりました。なお、ペアリング完了後のBT50のLEDは青いランプのみがゆっくりした点滅に変わります。

■ウォークマン+NWB1のコントロール

AVRCPプロファイル対応により、BT50は右ハウジング側面のスイッチで楽曲の再生・停止、曲戻し・曲送り、早戻し・早送り、グループの頭出し・グループの連続頭出し(A800シリーズは未対応)などが可能です。

BT50はヘッドホンを装着した状態、つまりは右ハウジングのスイッチ類が全く見えない、いわゆる手探りで操作する必要があるため、使い始めはボタンの位置を間違えることもあったのですが、一部のスイッチにはあらかじめ凸点(突起)がついており、慣れてくると思い通りに操作できるようになりました。

ただ、ジョグの動きが思っていた以上にスムーズで、手探り状態からふとした拍子にジョグに触れてしまい、曲が戻ったり進んだりしてしまうのでちょっと注意が必要かもしれません。なお、S705F+NWB1の組み合わせではグループの頭出し・グループの連続頭出し操作が可能でした。

■音質についての雑感

次にW54Tとのペアリング解説をと思ったのですが、そちらについては別エントリーにすることにして、その前にBT50の音質について感想を書いておきたいと思います。BT50はD777と同じ筐体を採用していることなどから、D777に非常に近い音質なのかなあと思いきや、実際はかなり違う印象を持ちました。D777が原音忠実再生でモニターヘッドホンよりのチューニングがされているのとは対照的に、音楽用のヘッドホンよりのチューニングが施されている感じです。ドンシャリとまでいかないものの、中低域が強調されている印象とでもいいましょうか。

サンプルとしてBONNIE PINKのニューアルバム「Thinking Out Loud」に収録されている「Perfect Sky」でBT50とD777を聞き比べてみました。この曲、シングルカットされて大ヒットしましたが、このニューアルバムに収録されているのはオーケストラバージョンで、オープニングからしばらくはストリングスやベル系の楽器が多数フィーチャーされており、途中からドラムやベースが絡んで徐々に盛り上がっていきます。なお、曲はAALでエンコード。BT50はA808+NWB1、D777はA808にショートコードでダイレクト接続。A808はイコライザーやノーマルクリアステレオの類は全てオフってます。

結論ですが、まあ、これはもう言うまでもなくというか、D777が圧勝でした。いくらデザインが同じで同じドライバーユニットを搭載しているといっても、8-80,000Hzという再生周波数帯域を持つD777に10-25000HzのB50がかなうはずがありません。ストリングスやベル系のシンセが多く使われている曲だけになおさらその差を感じました。

ただ、BT50の音も決して悪くはないです。むしろ個人的には好きな音質です。音像は全体的にべたっとしており、定位がぼやけますが、それも比較的静かな部屋でそれ相応のボリュームで聞いてみてわかること。アウトドアで聞く分には十分なクオリティだと思いました。ちょっと低音が強いかなあという気もしないでもないのですが、ロックやポップス中心ならこれぐらいの方が聞きやすいのかもしれません。反対にストリングスや管楽器が多用されるクラシック系の音楽には弱いかも。

(参考までに、オーバーヘッドタイプのノイキャン最高峰「NC60」とも聞き比べてみました。ステレオ感はあるのですが、ノイキャン効果による弊害なのか、全体的に音が痩せるというか、固くて聞きにくいですね。ノイキャンをオフると今度は音がこもってしまいます。ということで、純粋に音楽を楽しみたいなら個人的にはBT50の方を断然オススメしたいです。というか、NC60はどうしてこれで最高峰なのだろうと小一時間ほど…以下省略)

■DR-BT50は買いかどうか、ひとまずの結論

iconicon夏場はさすがに暑苦しいですが、コードに縛られないことがどれだけ快適かを実感してます。BRM1よりも感度が良いような気もするのですが、それはオーバーヘッドタイプであるがゆえの恩恵なのかもしれません。頭に装着しているので自分のカラダが障害物にならないですからね。ちなみに、自宅で自分の部屋にウォークマンを置いたまま、トイレに行ったりしてみましたが、トイレの中でもなんの問題もなく音楽が聞けるし、リモートコントロールも問題なし。これはこれでなんとも不思議な体験っす。

とにもかくにも、ワイヤレス=コードレスの恩恵を身をもって感じることのできるヘッドホンですね。D777と比べるのはこくですが、過去に購入したPlantronicsのヘッドホンと比べたらもう段違いに良い音です。W54Tにマッチするヘッドホンと言うことで成り行きで購入してしまいましたが、こんなことならもっと前に買っておけば良かったと思いました。ウォークマンとの相性については全く問題なし。個人的には大満足というのがひとまずの結論です。

【おまけ】その後、W54T専用の純正Bluetoothレシーバーに加えて、もう一つの怪しげな(?)ブツをゲットしました。こちらについての詳細はまた後日にでも…。

ウォークマン/iPod両対応のUSB充電AC電源アダプターとUSB充電機能付きFMトランスミッター

iconiconソニーは、ウォークマンだけでなく、iPodにも対応したUSB充電AC電源アダプター「AC-U50ADicon」を8月下旬に発売するそうです。価格はソニスタで税込2,480円。「ソニー(ウォークマン)」と「iPod」の充電切換スイッチを搭載しており、繋ぐ機器により使い分けられるようです。海外でも使用可能なAC100-240V、50/60Hz対応で、持ち歩き時に折りたためるスイングプラグ採用。対応機種は、ウォークマンと、第4世代以降のiPod、iPod mini、iPod nano、第2世代以降のiPod shuffle。

iconiconまた、同様にウォークマンとiPodに対応したUSB充電機能付きFMトランスミッター「DCC-FMT50UDicon」も同時期に発売されるそうです。価格はソニスタで税込4,980円。暗い車内でも見やすいバックライト&角度調節機能付き液晶ディスプレイ、事前に周波数を登録しておけば、混雑時にボタン1つで別の送信周波数が選択可能な4つのダイレクトメモリーボタンなどが特徴とか。

米国ではソニー製のiPod対応周辺機器やアクセサリーはポピュラーですが、日本国内では戦略的なこともあって、おおっぴらに対応をうたっているものは発売されてきませんでした。ACアダプターに関しては本体カラーもホワイトを採用するなど、今までとは随分とアプローチも変わりましたね。先日のAVアンプのこともありますし、これを持ってして、ソニーの国内におけるオーディオ製品戦略が大きく変換するとは思えませんが、ウォークマンもiPodも好きというソニー&アップルファンにとっては素直に歓迎したい出来事であります。

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ソニーグループ全体の協力で完成したAVアンプ「TA-DA5300ES」

ソニーの次世代AVアンプ「TA-DA5300ES」誕生 - 開発者・金井氏緊急インタビュー

8/7に発表されたのソニーのAVアンプ「TA-DA5300ESicon」の開発者インタビュー。インタビュアーはケースイさんで、インタビューされたのは、「かないまる」さんこと、ソニーオーディオ事業本部の金井隆さん。

iconicon海外とのラインナップの違いについては、「国内のニーズや市場を考えたらトップクラスに絞って発売するべき」との判断で、「TA-DA5300ES」のみが発売されることになったようです。また、このアンプの開発には、BDレコーダー/プレーヤー開発チームやSCEのPS3設計チームも協力しており、単独で開発を進めていたならば、ロスレスデコード時のノイズ対策はできなかったかもしれないとして、グループ全体の協力でTA-DA5300ESが完成したことを強調したそうです。

個人的に気になるのが、音楽プレーヤーやBluetooth機器の接続に使用するDigital Media Portの件。国内モデルにもポートやスイッチは付いているようなんですが、iPod用アクセサリーの発売予定は今のところ無く、今後ウォークマンなどで使える接続用アクセサリーが発売されると予想されるものの、端子自体が新規格なので従来機は対応しない可能性があるとケースイさんがおっしゃってます。

DMポート付いているんですね~。リリースに詳細がなかったので、8/7のエントリーではポートが無いって書いちゃいました。ごめんなさい。いずれにしても、ウォークマンの現行機種とは互換性がないみたいなので宝の持ち腐れではありますね…。

ウォークマンのADギャラリーでラジオCMの動画を限定公開

何の気無しに覗きに行ったウォークマンのADギャラリー。ここでCMの一部がダウンロードできるのは知っておりましたが、いつの間にやらラジオCMで使われたTUCKER氏と山口とも氏の演奏の様子がダウンロード可能な動画として公開されておりました。

iconicon動画は合計6つで、TUCKER氏の演奏が3つと山口とも氏の演奏が2つ、最後のひとつが両氏のセッションという内容。興味本位で全部をダウンロードして、A808に転送して動画を見てみたのですが、いやー、二人ともすごいですね。

様々な楽器を即興演奏で多重録音、ループマシン(PC?)でそれをどんどん重ねるTUCKER氏。廃品を利用したパーカッションを前衛かつコミカルに演奏するだけっでなく、一斗缶を頭からかぶり、自らのカラダ全体を楽器に仕立て、モバイルしてしまう山口とも氏。お二人のパフォーマンスはお見事としか言えません。

圧巻は二人のセッション。これを前衛音楽と呼ばずしてなんと呼ぶ。こういう音楽こそ動画で見たいなと思いましたです。山口氏の一斗缶編の最後はマジで笑えますので、ウォークマンA800シリーズiconをお持ちの方は是非!

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ちなみに、山口さんって「つのだ☆ひろとJAP’S GAP’S」のメンバーだったんですね~。つのださんの横でパーカッションやってたら目立たないよなあ…。しかもおじいさまが「かわいい魚屋さん」を作曲した方なんですって。山口さんについてはこちらに比較的新しいインタビューがありました。興味のある方はどぞー>パーカッショニスト 山口 とも 氏(前編) “廃品打楽器”が奏でる素敵な音楽