「Walkman」カテゴリーアーカイブ

ウォークマンA910ソフトアップデートプログラム~ネットジューク向けアップデートも

“ウォークマン”NW-A916/A918/A919 本体ソフトウェア Ver.1.02 アップデートプログラムのご案内(ウォークマンサポート)

ソニーがうるう年問題などを解決したウォークマンA910シリーズiconの本体ソフトアップデートプログラムを公開しました。本プログラムにより、以下の症状を改善します。

iconicon・うるう年の2月29日に、ワンセグの録画機能において、 ・ 当日分の番組表 (EPG) の時刻表示が 「**:**」 と表示されてしまい、録画予約が確定されない
・「この番組を録画」 で録画開始をしようとすると、「番組の終了時刻が取得できませんでした。8時間録画します。」 と表示されて、録画が開始されてしまう
・ワンセグビデオの早送りまたは早戻し操作の後で、まれに機器が操作できなくなることがある

次にうるう年問題が発生するのは2012年。それまでに、A910シリーズユーザーの方はアップデートを…。(ところで、レコーディングクレードルの発売日はいーつですかーっ!)

「NAS-D55HD/M75HD/M95HD」 「NAS-D50HD/M70HD/M90HD」 「NAC-HD1」 本体ソフトウェアアップデートのご案内(ネットジュークサポート)

こちらはネットジューク本体のアップデートプログラム。対象のウォークマンへ転送を行ったとき、「ATRAC Audio Deviceのデータベースが壊れています」と表示され、転送できないことがあるのを改善したそうです。対象のウォークマンは、A1000/A1200, A3000, A605/A607/A608, A805/A806/A808,A828/A829, A916/A918/A919、S603/S605, S703F/S705F/S706F, S615F/S616F, S715F/S716F/S718F, E013/E015/E016, E023F/E025F/E026F…ってここ数年の大半の機種じゃないですか。いやはやなんとも…。

ソニーの新BDレコーダー「BDZ-A70」の“おでかけ機能”の実用度

ウォークマンや携帯電話にも:ソニー「BDZ-A70」の進化した“おでかけ機能”を検証する

iconiconITmedia +D LifeStyleにソニーの新BDレコ「BDZ-A70」の“おでかけ機能”検証レビューが掲載されています。ウォークマン側での番組再生の使い勝手についてもレポートされており、とても参考になります。テロップなどの文字情報も十分に読み取れ、全体の解像感もワンセグに勝る印象を受けたとのこと。さらに、FOMA 705/904/905シリーズへの「おでかけ転送」についても検証。かなりの実用度らしいですが、デジタル放送の録画番組の転送が行えないのは“もったいない”とか。ウォークマンA820はBluetoothにも対応しているため、混雑した電車の中などでヘッドフォンケーブルを気にすることなく、ビデオを楽しめるのも大きな魅力になるとのこと。

個人的に注目したのは、「DVDからHDDへのダビング時にも同時におでかけ転送用のエンコードを行うことも可能」というところ。ダビング終了後、即座にウォークマンに動画を転送できるそうです。これは良い!ますますA70に興味津々です。ところで、A70の受注はいつから始まるんですかね。4/30の発売まで2週間もありません…。

続きを読む ソニーの新BDレコーダー「BDZ-A70」の“おでかけ機能”の実用度

BluetoothウォークマンA820シリーズを試す(6)~アクセサリー・クリップ編

5回に渡って続けてきたBluetoothウォークマンA820のレビューですが、同機用として発売されているアクセサリーをいくつか購入しましたのでその使用感をサクッとお届けします。まずは、「クリップ(CLP-NWU30icon)」。ポケットやベルト、バッグなどにウォークマンを簡単装着でき、スタンドとしても利用可能というのが売りです。

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A800専用クリップと同じホリカーボネート製。クリップ部はブラックでウォークマンに固定するパーツ部はクリアマット仕上げ。元々はA910シリーズ専用クリップとして発売されたものですが、下の画像をご覧いただければおわかりの通り、伸縮機構を採用しているため、A820シリーズにも対応できたんですね。

iconicon重さは約14gとA800用から劇的に軽くはなりませんでしたが、固定方法が変わったため全体的には大変コンパクトに仕上がっています。クリップ部はギザギザの部分も長さもバネの強さもA800用とほとんど同じですが、クリップのツマミ部分にそりが加えられており、A800のそれよりは使いやすくなってます。なお、A800用にあったストラップホールは無くなっていました。

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A820への装着は背面の上下にあるアクセサリー取り付け部(穴)を使います。クリップの上下にスライド式のツメがあり、それをアクセサリー取り付け部に入れ、ロックスイッチをスライドさせればOK。ツメが恐ろしく小さいので、こんなもんで大丈夫かなあと不安でしたが、意外にかっちり固定されるので驚き。固定状態でも多少ぐらつきますが手で引っぱったぐらいでははずれません。ちなみに、取説にはA820のアクセサリー取り付け部を「タイプI」と記載していました。

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A800のクリップ同様、上下反転もOK。TPOにあわせて使い分けられます。ちなみに、A800用は正対でWM Portがふさがりましたが、A820用は何にも干渉しないので上下どちらでもポートがふさがれるようなことはありません。売りのスタンド機能についてですが、特に何かギミックがあってそうなるわけではありません。クリップ分のでっぱりによって、横置きにした時のみ、45度斜めに自立するだけです。ところがこれが意外に便利。横置きで動画を見るのに最適です。標準でスタンドチップも便利なんですが、力を加えるとすぐはずれちゃうので…。(スタンドチップの大きな穴って何か意味あるのでしょうかね…)※取消線の理由は最後に追記しています。

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このクリップは、クリアケースやキャリングケースと違い、本体を保護する機能は一切ありません。これはひとつのデメリットではありますが、A820本体の意匠をほとんど崩さず、使い勝手を上げてくれる点で、個人的には非常に評価高いです。後日レポートしますが、別売のポータブルミニスピーカーとの相性も抜群です。A800のクリップレビューでも書きましたが、ノートPCの液晶部に付けたりできますし、卓上で使う場合に意外に便利なのがクリップだったりします。

惜しむらくは、このクリップを使った時のA820そのものの使い勝手。動画以外のメニューが横向きにならないのが残念。iPod touchに追いつけ追い越せではないですが、次世代のAシリーズでは音楽再生モードでも縦横表示切りかえに対応してくれるとうれしいです。

【追記】その後、かつぽんさんから以下のツッコミをいただいたきました。(感謝っす!)

背面にあるW.マークとSONYロゴとの間の楕円の部分を押すと、背面の内側から棒状の部品が外れます。コレを”ついたて”のように使うと、クリップを強引に開かせるような形でスタンドとして使えるようになっていたんですが。。。>http://katzho.blog.so-net.ne.jp/2007-12-07#more

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自分も試しましたが、できるじゃん!このクリップ、しっかりスタンド機能のギミックがありました。いやはや。説明書読めよ自分、ってなことで、嘘を書いて申し訳ございませんでした。それはそうと、このギミック、よく考えてますね。角度調節も可能で、縦置きもばっちりっす。ますます気に入りましたよ、このクリップ。

BluetoothウォークマンA820シリーズを試す(5)~Bluetoothレシーバー編

現在、自分が所有するソニーのBluetoothオーディオはレシーバー内蔵ヘッドホン「DR-BT50icon」、好みのヘッドホン(イヤホン)と組み合わせて使えるBluetoothレシーバー「DRC-BT15icon」「VGP-BRM1Dicon」、Bluetoothスピーカー機能搭載の「Rolly(SEP-10BTicon)」です。他社から発売されているBluetoothケータイ用トランシーバーも所有していますが、今回はソニー製品のみに絞って、ウォークマンA820との組合せでできることの違いを書き留めておきます。

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繰り返しになりますが、A820が対応するBluetoothプロファイルはA2DPとAVRCPの2つです。A2DPはAdvanced Audio Distribution Profileの略で、音楽をレシーバー(ヘッドフォン・イヤホン)に伝送するためのプロファイル、AVRCPはAudio Video Remote Control Profileの略でAV機器のリモコン機能を実現するためのプロファイルとなっています。

A820側の音声ソースをステレオでレシーバー側に飛ばすのがA2DP、A820とペアリング機器との間で再生・停止や早送り・巻き戻しといった機器操作に関わるリモコン信号をやりとりするのがAVRCPということですね。A820のBluetooth機能を活用する場合は、必然的にレシーバー側もこの2つのプロファイルに対応している必要があるわけですが、ソニー製品に限らずとも最近のBluetooth製品の大半が対応していますのでプロファイルそのものを意識する必要は無いと思います。

iconiconただ、リモコン機能(AVRCP)に関しては組み合わせて使うBlueotooth機器によってできることとできないことが出てきます。レシーバー側でコントロール可能な、再生や停止、早送り(曲送り)や巻き戻し(曲戻し)といった基本操作は大半のレシーバーが対応しているので問題ないのですが、アルバム(フォルダ)送り・戻しについてはその機能を持つものと持たないものがあります。

BT50やBRM1はアルバム(フォルダ)送り・戻しボタンを持っています(下の画像の赤丸部分)が、BT15は持っていません。A820にはA800になかったアルバム(フォルダ)送り・戻し機能が実装されましたが、BT15ではその機能に限ってはリモートでコントロールできないということになります。ちなみに、同じソニー製品のBT25NXやBT30QA、BT22といったBluetoothヘッドホンもBT15同様アルバム(フォルダ)送り・戻し機能には対応しておらず、むしろ対応製品の方が少ないというのが現状のようです。

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iconiconまた、RollyのBluetooth機能はちょっと特殊なんですよね。BT50やBT15などはレシーバー側がマスターでA820がスレーブ的な関係とすれば、Rollyはそのどちらにもなるんです。Rolly側からは、トップにあるボタンで再生や停止、ホイール操作で早送り(曲送り)や巻き戻し(曲戻し)と、さらにアルバム(フォルダ)送り・戻しが可能です。なお、ホイール操作はRollyを音楽プレイヤーとして使う場合と全く同じです。

さらにRollyとの組合せで面白いのは、A820からRollyのボリューム操作ができることです。BT50やBT15といったレシーバーの場合は、レシーバー側からA820をコントロールするのがメインですが、RollyをBluetoothスピーカーとして使う場合は、逆に手元にA820があって、Rollyが離れた場所にある形になるわけです。なので、A820からボリューム操作ができるのは理にかなっていますよね。ちなみに、Bluetoothスピーカーの新製品「SRS-BT100」でも同様の操作ができるのかどうかは不明です(どなたか教えてください)。可能です(お知らせ感謝!>恭さん&匿名設定さん)。

iconicon最後に音質についてですが、レシーバータイプのものはあまり差がないように思います。組み合わせるヘッドホンによっても音は変わるので、TPOにあわせて使い分ける楽しみもありますね。また、オーバーヘッドタイプのBT50はドライバーユニットの恩恵もあって、Bluetooth経由でも大変迫力のある音を再生してくれます。ちなみに、アルバム(フォルダ)送り・戻し機能の対応、バッテリーの保ち、ケーブルレス、遮音性という要素からして、個人的にはA820との組合せのベストマッチングはBT50です。夏場はちょっと厳しいですが…。

それと、前回のレビューでA820のBluetooth「接続待機」について「繋ぐ機器によってクセがあるようで、ソニー製品ではBRM1はOKでしたが、BT15やBT50、RollyでもNGでした」と書きましたが、それについてkiraraさんから「クイック接続に指定しているもの以外は一覧からでないと接続できない仕様になってるみたいです」とのお知らせをいただきました(感謝です!)。ところがですね、その後も検証してみたのですが、やっぱりBRM1に関してだけは例外で、クイック接続に指定していなくても接続できちゃうんですよ。どういう理由かは全くわかりませんが…。不思議です。

【追記】SRS-BT100のボリュームコントロールについてご連絡くださった恭さんのお便りです。

続きを読む BluetoothウォークマンA820シリーズを試す(5)~Bluetoothレシーバー編

アマゾンでビデオレコーディングクレードル「VRC-NW10」の受注スタート

SONY ビデオレコーディングクレードル VRC-NW10

生産に遅れが生じたため、後日アナウンスということになったウォークマン用のビデオレコーディングクレードル「VRC-NW10」ですが、アマゾンで1~3週間以内発送というステイタスで受注がスタートしていました。価格は17,622円。

GW前までには出荷が始まるんですかね。むー。ちなみに、本日15:30現在ではウォークマンのオフィシャルサイトで発売日のアナウンスは無く、ソニスタの製品ページもいまだカミングスーンのままです…>VRC-NW10icon

BluetoothウォークマンA820シリーズを試す(4)~Bluetooth編(ペアリング)

ダラダラ続けているウォークマンA820シリーズiconのレビューですが、やっとのことでBluetooth編に突入。何はなくともペアリング。他のBluetooth機器と繋がないと始まりません。A820が対応するBluetoothプロファイルはA2DP/AVRCPだけなので、同プロファイルに対応するBluetoothオーディオ(or レシーバー)と組み合わせて使用します。なお、ペアリングを行うのは基本的に初回のみ。手順も簡単です。

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  1. 接続対象機器をペアリングモードにする(ソニー製品は電源7秒長押し)
  2. A820のHome画面の右上にあるBluetoothメニューから「ペアリング」を選択
  3. A820が接続対象機器を検索
  4. A820の一覧表示から対象機器を選択
  5. 4桁のパスキーを入力(ソニー製品は「0000」)

A820と組み合わせて使いたい機器が複数ある場合は、同様のステップでペアリングを行います。複数登録することで、外ではBluetoothヘッドホン、家ではBluetoothスピーカーといった使い分けが可能になります。なお、A820とペアリング済みの機器は、Bluetoothメニューの「Bluetooth機器」で確認できます。また、接続中のBluetooth機器の頭にBluetoothアイコンが表示されます。

A820はBluetooth接続処理過程の視覚効果が大変凝っていて、画面中央でブルーのドットがリング状に回転しながら本体右上のインジケーターに吸い込まれていき、その後はインジケーターが緩やかに点滅するようになっています。目に見えない機能を視覚化する。ソニーならではのこだわりですね。でもって、このインジケーター部がこれまた良くできているんですよね。Bluetoothオフの状態だと筐体の周りをぐるりと取り囲むシルバーのラインの一部にしか見えないのですが、Bluetoothが有効になると青く光るという…。シルバーなのにブルーに光るのがなんとも不思議っす。

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Bluetoothメニューの他の項目についてですが、「接続待機」はペアリング済みのBluetooth機器側からBlueooth接続を始めるる場合に使用します。ただ、この機能は繋ぐ機器によってクセがあるようで、ソニー製品ではBRM1はOKでしたが、BT15PやBT50、RollyでもNGでした。よくわかりませんが、Bluetoothメニューの「Bluetooth機器」一覧からから直接選択すると接続が確立するのであまり気にしないことにします。

ちなみに、接続確立済みのBluetooth機器側から接続を解除する(電源オフなど)とA820は自動的に「接続要求待ち」モードに移行するのですが、この状態からBluetooth機器側再び接続(電源オン)するも、接続してくれるのはBRM1のみで他の機器は軒並みNG。うーん、なんでだろ。やっぱり、ちょっと気持ち悪いぞ…。

ちょっと疑問な点もありますが、それはさておき(<おくな)、A820のBluetooth機能は色々と細かい設定が可能です。設定はHomeの各種設定メニューにある「Bluetooth設定」で行います。「音質モード」は三段階。通信状態により使い分けるそうです。「クイック接続」は接続を優先したい機器に設定。ここで設定した機器が本体右側面にあるBluetoothボタンの長押し一発で繋がるようになります。「サウンドエフェクト」は、イコライザーやサラウンド機能をBluetooth接続時にも有効にするかどうかを設定。「Bluetooth情報」はA820のBluetoothバージョンやBDアドレス、対応プロファイルなどを表示するだけのものです。

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「クイック接続」を有効にしてある場合の視覚効果がこれまた凝っていて、側面にあるBluetoothボタンを押すとそこからブルーのドットが不規則に飛び出し、画面中央でリング状に規則的にグルグル回転した後、右上のインジケーター部に吸い込まれていきます。ちなみに、Bluetoothボタンを再度長押しするとBluetooth接続を解除するわけですが、この場合は画面中央でブルードットがリング状に規則的にグルグル回転した後、画面中央に向かってフェードアウトしていくようになっています。ボタンに戻るのかと思ったのですが、そこまでのこだわりは無かったようです。

iconiconそんなこんなで、自分のA820には手持ちのBluetooth機器を5つ登録してあります。Bluetoothヘッドホンはソニー「BT50icon」、レシーバーはソニー「BT15icon」と同「BRM1(VGP-BRM1Dicon)」とソフトバンクのヘッドセットの3つ、Bluetoothスピーカー機能を持つ「Rollyicon」です。A820は8台までペアリング可能とのことなのであと3台はいけます。さあ、何を買おう…(<まだ買うか)

ちなみに、auのW54T用に購入してあった東芝のBTレシーバーも使えました。パスキーが「1234」と特殊だったので、ウォークマン+NWB1という組合せで使えなかったのですが、A820はパスキーを任意に入力できるからでしょうね。ただ、レシーバー自体の使い勝手とデザインが気に入らないので接続対象機器から速攻で外してしまいました。

長くなりそうなので今回はこんなところで。次回はA820とペアリングした機器ごとで出来ることの比較などをご紹介したいと思います。