「Rolly」カテゴリーアーカイブ

ウォークマン新製品のレビューとウォークマン「Goes Open」戦略の真意

お休みを取らせていただいた先週後半、ウォークマン新製品のレビューやウォークマンビジネスを総括している吉岡オーディオ事業本部長へのインタビューが掲載されました。ソニーファンの皆さんならすでに目を通していると思いますが、まとめてピックアップしておきます。

ソニー吉岡オーディオ事業本部長に聞く ウォークマン「OPEN」戦略の真意
生まれ変わった「ノイズキャンセルウォークマン」 NC機能も操作性も向上。ソニー「NW-S715F」
ウォークマン初のワンセグ対応! ソニー「NW-A919/BI」

iconicon西田宗千佳さんによるオーディオ事業本部長の吉岡浩氏へのロングインタビューは色々な意味で必読ですねー。日本と欧米の市場の違い、日本の音楽配信ビジネスの現状、RollyへのGoサインの背景など、非常に興味深く読ませていただきました。AV WatchのウォークマンS710シリーズiconレビューの最後でも突っ込まれていますが、WM DRM系のサービスが使いたいという声が聞こえてこないからやらないというのは正直らしくないコメントだと思いました。ソニーは自ら仕掛けてなんぼだと思うんですけどね・・・。

【追記1】後で気がついたのですが、小寺さんがブログで海外モデル購入の意思表示をなさってますー>よし、アメリカでウォークマン買うぞ (コデラノブログ 3)

【追記2】ITmedia +D LifeStyleにもA910シリーズのレビューが掲載されました。概ね高評価。日本ならではの+α搭載で、その存在感を際だたせており、ソニーという国産メーカーの面目躍如といったところとまとめていました。>日本ならではの+α、ワンセグウォークマン「NW-A910」

そういえば、先日のお休み中は、札幌で結構ケータイ(W54T)とPSPのワンセグを使いました。ASCII.jpのレビューでも触れられてましたけど、確かにケータイはバッテリー切れがとっても心配になります。今回はデジカメを持たずに行ったのでW54Tのカメラ機能もバリバリ使ったったんですが、土曜の昼頃にワンセグで日ハム/ロッテ戦を観たあとにカメラ機能を酷使したら、途中でバッテリーが切れちゃいました。しかも両方合わせても正味1時間も使ってなくてです。

iconiconその後、ショッピングセンターで同居人達と別行動したのですが、ケータイが使えずに不便な思いをしました。時計代わりでもあり連絡手段でもあるだけに、突然使えなくなると本当に不便この上ないです。そういう意味で、あのタイミングでウォークマンA910シリーズiconを持っていたらさぞかし便利だろうなあという気持ちになりましたです。(PSPはナビ代わりに使っていることが多かったので、ソフトを終了してモジュール付け替えるのが面倒に感じました。)

この他、秋のヘッドホン新製品群の発売も開始されたんですね。いずれもSDC2007で展示されていたものみたいです。

ソニー、ワンセグ音声に対応したBluetoothヘッドセット
ソニー、携帯電話用のノイズキャンセルイヤフォン
ソニー、2.4GHzワイヤレス伝送の7.1chヘッドフォン

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効果音的な使い方が楽しいRolly 【追記あり】

光って踊れるサウンドエンターテインメントプレーヤー「Rolly」

BroadBand Watchの気になる! itemズに「Rollyicon」登場。全体的に高評価みたいですが、個人的に目に止まったのが以下のくだり。

ゆるやかな強弱があるクラシック、または落語や朗読などに凝った動きをつけるのも奥が深い。モーションは動きの面白さだけでなく、例えばアームを開けばクリアな音、閉じればこもった音というようにサウンドに表情がつけられるし、ボディの向きを変えれば左右の音量差、前後に動かせば遠近感が作り出せるのだ

とのことで、効果音的な使い方にハマってしまったそうです。なるほどなあ・・・。

iconiconレビューとは全く関係ないですが、Rollyとウォークマン+WLA-NWB1iconのBluetooth接続時はウォークマン側からRollyのボリュームもコントロールできたんですね。A2DPだから当然みたいなんですけど、最近までそれにずーっと気がつかずにおりました。

いつもはレシーバーの方が手元に来るので自ずと操作はそちらが主体になるから逆になった場合の使い勝手はよくわからなかったんですよね。Rollyの場合はどちらかというとウォークマンの方が手元に来る使い方になるのでボリューム操作ができるのはとても便利です。

【追記】Rollyをウォークマン+NWB1のBluetooth接続で楽しんでいらっしゃる夏のシロクマさんから以下のようなお便りを頂戴しました。(感謝です!)

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単に動くだけでなく、感情も動かせるのがRolly

デザインから見るデジタルプロダクツ–第10回:ソニー「Rolly SEP-BT1」

CNET Japan、「デザインから見るデジタルプロダクツ」の第10回にソニーの「Rollyicon」が取り上げられ、開発陣のインタビューが掲載されています。個人的に注目したポイントを以下に箇条書き。

・単に動くだけでなく感情も動かせるプロダクトであるということがRollyの大きな特徴
・可動部の表現からも卵型が一番自然だし実在する物を想像させないという利点もある
・卵型というプリミティブな形だからこそ、余計に想像力が働いて感情が動く
・動き自体が愛着に結びついているとわかった。多分、動かなければここまで注目を集めなかった
・設計はどこまでこだわるかが問題。あとは執念。ディテールで価値をあげたかった
・(エネルギー効率を考慮してLEDに)「ライトチューブ」を使った結果、内包された光が隙間から漏れる事で生命感を表現できたし、隙間から光が漏れる形にすることでクリアランスの問題を解決できた
・(LEDの色について)青はBluetooth使用時、赤は警告時に光る。これは機能を表す機能色で、これを避けつつノーマル再生時は水色、シャッフル再生時はオレンジなどを採用していった
・「Rolly」は、転がる「Rolling」と親しみやすさの「Friendly」を足した造語

iconiconまた、今後の展開については、「我々の想像を超える使い方をしてくれると期待している」ユーザーの意見を聞いてからとのことです。

想像を超える使い方ってどんな使い方なんでしょうね。「PFR-V1icon」のアイデアを借用して、Rollyのアームにストローを付けて低音強化するとか。って、耳を近づけないとダメか・・・。

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Rolly with Bluetooth

我が家の「ろりお」ことRollyiconは元気です。昨日、同居人の知人が遊びに来たので「ろりお」を見せてあげました。目が点になって驚いてました。そして、「欲しいーっ!」って叫んでました。値段を言ってもさほど驚いてませんでした(ちなみに29,800円と予想していました)。そして「Macでもできるの?」と聞かれました。「できないんだよー」と言ったら彼女はちょっと悲しい目をしました。

という話はさておき、単なるBluetoothスピーカーとしてのRolly、なかなか良いですね。ウォークマンA808+WLA-NWB1iconでMetheny Mehldauのアルバムなんかを再生させるとたまりません。PatのギターとBradのPianoの絡みが際だつだけでなく、Rollyのモーションと、もわーっと光るLEDが相まって、なんとも不思議な癒しの空間が生まれますです。

Bluetoothの場合のモーションは本体解析なので動きがぎこちないのですが、Jazz系のアルバムだとそのたるさが逆に音楽にマッチするんですよね。しかも、ウォークマン+NWB1のBluetooth接続の場合は、1曲ごとじゃなくて、延々モーションし続けるのでいちいち上部のボタンをダブルクリックする必要もないんです。これはウォークマンのギャップレス再生のさせる技?なんですかね・・・。

ちなみに、RollyのBluetoothペアリング方法ですが、ソニーのこの手の製品では定番の”7秒長押し”です。パスコードを要求する機器の場合は同じく定番の”0000″でございます。また、RollyはAVRCP対応なので、A808とS705Fでは曲送りや曲戻しが、S705Fではグループ送り/戻しも可能でした。

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手持ちの東芝製au「W54T」のBluetooth接続もばっちり。音楽プレイヤーはもちろん、SCMS-T対応のワンセグやデジラジ、FMなどの音声もばっちり飛ばせました。もちろん、それらすべてでモーションさせることも可能でした。ワンセグテレビでモーションはうざいだけですけど、テレビの音声出力ができるのは利便性高いと思います。FMで音楽がかかっているときなどは雰囲気ありますね。音楽プレイヤーは、その仕様からか、曲終わりでいったんBluetooth接続を切り、次の曲頭で再接続するため、モーションは曲単位でとぎれました。また、AVRCPについては、A808同様曲送りと戻しだけ可能でした。

【参考】akoustamさんがソニエリ「W880i」とRollyのBluetooth接続についてレビューなさっているので、そちらも是非!>Rolly SEP-10BT Review Bluetooth篇(It’s a…)

ちなみに、RollyをBluetoothモードにすると、LEDのすべてがブルーに。Bluetooth接続している時は、トップのプレイボタンはグリーンの点灯で、そこにブルーのLEDが点滅が重なります。また、ペアリング完了後の動作にはちょっとクセがあるようで、Bluetooth機器との再接続時にちょっとコツがいる感じです。また、挙動の全てを把握し切れていないので、判明したら追記したいと思います。

iconiconということで、本格的なモーションこそできませんが、RollyiconのBluetoothスピーカーとしての実力は優秀というか、素直に楽しいし、なにより便利です。1GBの内蔵メモリーを使わずに十分楽しめるので、NWB1対応ウォークマンやBluetooth内蔵のワンセグケータイをお持ちの方は検討してみる価値あると思いますよ。

そういえば、CNETにケースイさんのRollyレビューが掲載されています。最後のページに、「Bluetooth機能がある。筆者はこれが”使える”と感じている」との記述があります>回る、動く、踊るエンターテインメントプレーヤー–ソニー「Rolly」

Rollyがやってきた~SPA家では「ろりお」と命名

rolly_070929.jpg二日酔いでデッドマン状態のSPAの手元にもあいつが届きました。昨日は人として全く機能しなかったので、レビューする気も起こらず、ただただ、Rollyが奏でる音楽に耳を傾けるばかりでございました。開梱後は真っ先に同居人に見せたのですが、モーションするRollyを初めて見るとやっぱり驚くんですね。死人のような自分を横目に、何度も何度もモーションさせて楽しんでおりましたですよ。「ろりお」っていう名前まで付けて・・・

二日酔いから復帰した今日は、Motion Editorを導入したり、ウォークマンとのBluetooth接続したり、すでに色々と試しております。ちなみに、ネットジュークからも問題なく曲転送できました。また、Rolly本体のAuto Motionよりは、Motion Editorでオートモーションをプログラムする方がぎこちなくて良いですね。とはいえ、本格的なおつきあいはまだまだ始まったばかりということで、しばらくいじり倒してから感想などをお届けしたいと思います。

関係ないけど、グループ2の始まりの音が「オッパッピー」に聞こえてしまうのはワタシだけでしょうか・・・?

Rolly開発者インタビュー~ロボットの技術が入った音楽プレーヤーがRolly

「まったく新しいものを作りたかった」──Rolly開発者インタビュー

ASCII.jpに「Rollyicon」の開発者インタビューが掲載されました。前後編あるそうで、前半はSDCのRollyセミナーでもその設計思想を熱く語ってくれたオーディオ事業本部の大口伸彦さんへのインタビュー。

・Rollyは「ロボットの技術が入った音楽プレーヤー」。Q.taroとは直接関係ないし開発者も別。
・スピーカーは、ボーカルなどの声がきれいに聴こえるようにチューニングしている。
・Wi-Fiを選択しなかった理由は、Bluetoothのほうが消費電力が少ないから。また、ソニーがBluetooth対応アクセサリーを数多く作っていたから。
・家で使う場合は必ずしもモーションは必要ないと思うが、個人的には市場がモーションをどう評価するかが楽しみ。
・モーションが多くのユーザーの中で「ないと物足りない」存在になれればいいなと考えている。
・スペースを取るから部屋にコンポを置くのも嫌という人もいる。そういう人には良い選択肢。
・ミュージシャンのROLLY(元「ローリー寺西」)さんとは無関係

などなど、注目すべき内容が多いですが、「まったく新しい商品を作りたかった」というコメントが最もらしい言葉だと思いました。

iconiconそういえば、自分も、SDCのセミナー終了後に大口さんに、ローリー寺西をプロモに起用することは考えたのでしょうか?という質問をしたことをすっかり忘れておりました。「それを言うのはあなたで100万人目です!」(絶望先生54話)とは言われなかったものの、失笑気味で「ありません」と答えた大口さん、ベタな質問して本当にすいませんでした。この場を借りて謝罪いたします。

さておき、その後もRollyに関するお便りをいただいていますので、以下にまとめてご紹介。(皆さん感謝でーす!)

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