「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ

ソニー、世界最強の企業を目指してエレキとネットサービス事業を再編


ソニー、経営機構改革について

ソニーは、ネットワーク・エンタテインメントとビジネスソリューションを提供する世界最強の企業を目指して、さらなる変革と成長を加速するためとして、本年4月1日付で、中核事業であるエレクトロニクス及びネットワークサービス事業の経営体制を変更すると発表。

エレクトロニクス及びネットワークサービス事業を再編し、全てのコンスーマー製品事業とネットワークサービス事業を担当する「コンスーマープロダクツ&サービスグループ」と、成長戦略の要となるB2B、コンポーネント、半導体事業を担当する「プロフェッショナル&デバイス・ソリューショングループ」の2つのグループを設置。ストリンガー氏は、ソニーの最高経営責任者として、さらなる変革と成長を引き続き指揮。次世代の経営陣への権限委譲を進め、短期の経営目標を着実に実現しつつ、長期の成長戦略の実現も併せて追求していくとか。

平井一夫現執行役EVPが代表執行役副社長となり、コンスーマープロダクツ&サービスグループを統括。全てのコンスーマー・エレクトロニクス製品事業とこれらを繋ぐネットワークサービス事業のほか、グローバル・セールス&マーケティングや共通ソフトウェアの横串プラットフォーム及び製品デザインについても担当。今後は、家庭及びモバイル双方の領域において、次世代の革新的な製品を開発し、魅力的でシームレスなエンタテインメント体験を提供することに注力するとか。また、プロフェッショナル&デバイス・ソリューショングループは、吉岡浩執行役副社長が統括。放送局向け機器や業務用製品、半導体、バッテリー、その他のデバイス事業を担当。

テレビとゲーム機が分断するなど、これまでの二つのグループ分けはどこか違和感があったけど、今度の組織はコンシューマーとプロという切り口でわかりやすいし実際に横串もしやすそう。しかし、このタイミングで世界最強企業て。ある意味ファンですら恥ずかしい…。ついでにソニー絡みのニュースを以下にクリップ。

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ソニーの2010年度第2四半期決算はテレビ苦戦もカメラとゲームが好調

2010年度 第3四半期 業績説明会(Sony Japan)
ソニー、2010年度第2四半期決算は営業利益1,375億円-液晶テレビ苦戦も、PS3などゲーム事業が収益貢献(AV Watch)

ソニーが2010年度第3四半期決算を発表。売上高は2兆2,062億円(前年同期比1.4%減)。営業利益は1,375億円(前年同期比5.9%減)、税引前利益は1,315億円、純利益は723億円。NPS分野ではゲーム事業が貢献するも、液晶テレビの影響によりCPD分野は減益。


NEX-5やα55などのカメラや、BDレコ、PS3が好調だったそうな。にしても、利益率が桁外れに高い(営業利益327億円)の金融分野の存在感は相変わらず大きい。 テレビをして「ソニーとしては基幹カテゴリであり、家庭の真ん中に居座り、様々なサービスもつながる外せない製品」てなことを言ってる会社に進化するテレビなんて作れるのかなあ…。

ソニー、10年度3QはPS3が利益に大きく貢献、テレビ事業は130億円の赤字

こちらのニュースでは、「ソニー・エリクソンのスマートフォン、VAIOブランドのPC、SCEのゲーム機“NGP”、電子書籍リーダー。さらにタブレットも年内に発売を計画していると既に申し上げている。こういった全体像で多面的にネットワーク分野を攻めていきたい」とするNPS分野での今後の展開についてのコメントに注目。

ソニー加藤CFO「PC事業はネット戦略の一角として差異化可能」

PCというかVAIOの今後は色々な意味で厳しそうだけどネットワーク戦略で差異化するとかなんとか~。

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Music Unlimited powered by Qriocityが仏独伊西でスタート

ソニー、クラウド型音楽配信を独仏など4カ国で開始

フランスとドイツ、イタリア、スペインで音楽配信サービス「Music Unlimited powered by Qriocity」がスタート。開始時には約600万曲を準備し、順次ライブラリを追加。12音解析技術をベースにしたSensMe機能によりカスタマイズされた音楽チャンネルを様々な機器で共通のUIでストリーミングで楽しめるとか。 ネットワーク対応「BRAVIA」やBlu-rayプレーヤー、Blu-rayホームシアターシステム、 PS3、VAIOなどが対応しており、今後Androidベースのポータブル機器にも対応していく予定。

「プレミアム」でしか、楽曲のフル視聴、プレイリスト作成、最新ヒットチャンネルへのアクセスなどができないようですが、毎月月額9.99ユーロ(約1100円)払うだけの価値があるかどうかも実際に使ってみないとわからないっすね。個人的には洋楽好きっててことで「Androidベースのポータブル機器」含め期待しているのですが、VODに引き続き日本へもサービスインしてくれるのかどうか…。

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2011年のソニーはパーソナル3Dを推進~Android 2.3採用Xperiaの発表も


2011 International CES出展について ~3D対応商品やネットワークサービスを拡充し、新たなユーザー体験を提供~

ソニーがInternational CES出展についてアナウンス。開催前日に催されたプレスカンファレンスの模様とCESソニーブースで展示された諸々についてはImpress Watchの詳細レポートを見るのがはやし。ありがたや、ありがたや…。

【CES】ソニー、パーソナル3DとネットワークTVを強化へ -56型4K裸眼TVや24型裸眼3D有機EL。3Dビデオカメラも
【CES】ソニー、3D対応カメラやDLNA対応オーディオなど -Android 2.3の「Xperia arc」や、3D対応HMD試作機
【CES 2011レポート】Sonyカンファレンス編 ~3D対応ヘッドマウントディスプレイ、bloggie、新VAIOなどを展示
ソニーがまたやった! カムコーダの新しい潮流 そしてあのBloggieも大幅リニューアル

VAIOやハンディカム、bloggieも3D対応。有機EL搭載3Dヘッドマウントディスプレイのプロト披露も盛り込みつつ、これからの3Dはパーソナルだ!ってな具合で相変わらずの3Dバカ一代状態。CEO自らメガネかけて登場する派手な演出であおっておきながら後半でポータブルBDプレイヤーを含む裸眼3D対応製品を見せつけるいやらしさ。

PSNとQriocityの今後については、クラウド型音楽サービスの「Music Unlimited powerd by Qriocity」の米国導入をアピール。両サービスが利用可能なタブレットやスマートフォンなど、幅広い機器の提供はソニーにしかできないともアピール。Qriocityのビデオや音楽、電子書籍、ゲームなどが楽しめるようになるタブレット界初の話しもでてきますが、端末の詳細についてはおあずけ。

【追記】その後「ソニー幹部「タブレット市場のナンバー2目指す」」なんてニュースも登場。誰もやらないことをやってきた会社がこれだもの…。

【2011 INTERNATIONAL CES】 ソニー・エリクソンが「Xperia arc」を発表、日本での発売も予定

CESではソニエリがAndroid 2.3搭載スマートフォン「Xperia arc」を2011年第1四半期より順次発売すると発表。日本を含むグローバルで展開予定。「Mobile BRAVIA Engine」により高画質化を果たした液晶は4.2型/854×480ドットのマルチタッチ。810万画素の「Exmor R for mobile」CMOSセンサー採用で、720p動画撮影にも対応。HDMI端子でテレビへの出力も可能。

Mediascapeをサクッと削除する潔さはある種のソニーらしさかもしれんが、ソニーグループ十八番のAV関連なだけに同社のソフト開発力低下を疑わざるを得ない…。ソニエリらしさはもはやデザインのみといった印象。

うーん、なんか全体的に肩すかしな印象。3D関連は完全スルーするとして、ウォークマン関連の話題が皆無なのが残念。若干気になるのはポータブルBDプレイヤーとHomeShare対応のオーディオ製品ぐらいかなあ…。

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SMOJ栗田社長インタビュー~日本へのQriocityサービス導入も近い?

ソニーは、「2011年7月以降」をどう戦うのか ~ネットワーク戦略を強化するソニーマーケティング栗田社長に聞く~
ネットワーク機能を中心に テレビ需要を再喚起する ソニーマーケティング(株) 代表取締役 執行役員社長 栗田伸樹氏

AV Watchの大河原克行さんのデジタル家電 -最前線-とPhileWebのトップインタビューにSMOJの栗田社長が登場。

2011年モデルでは対応機を拡充し、ネットという切り口で、テレビを通じてこれまでとは違う楽しみ方を提案していきたい。〝キュリオシティ〟という新しいネットのプラットフォームを国内に導入して、リーダーやプレイステーションのコンテンツも含め、使いやすいネット配信のシステムを構築し、コンテンツビジネスに参入したいと思っています

など、Qriocityの日本向けサービスインが期待できるコメントも出てきますね。また、Readerの「ビジネスを成功させるためには、まず、読者の方々が読みたい本をどれだけ用意できるかが重要」とのコメントも。とにもかくにも、1~2万冊ではお話にならないですからね。色々大変だと思いますが、早急に拡充にほど、よろしくお願いします。

ちなみに、日本国内だけでPS3ユーザー(PSNかな)とMy Sony Clubユーザーの合計が1,000万人以上の規模とありますけど、前者と後者ではソニーへのコミット度が大きく異なるような…。あと、リビングルームのテレビ主役発言ってどうなんでしょ。真逆のパーソナル化の流れについてもしっかりと追いかけて欲しいところです。

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ソニーのGoogle TVは進化する前に死んでしまうのか…

ソニーのGoogle TV早くも値下げ 「失敗確定」の評価も

ソニーのSony Internet TV(Google TV)が米ソニスタで早くも25%値下げされたとかで、米国のテクノロジー系サイトでは「失敗確定」の評価が既に上がっているとか。テレビ局サイトからのアクセス禁止設定を受け、消費者が買い控えたことが売れ行き低下に繋がったのだろうかと疑問符で終わってます。

Google、「Google TV」に関して米放送局との協議を継続中–米報道

こちらはThe Walt Disney Companyが、「Google TV」について、Googleと話し合いを続ける予定と報じていますが、一部の放送局幹部や映画業界からのGoogleへの不信感についても取り上げてます。

これから進化するはずのテレビが、こんなことで大丈夫なんだろうか…>やっぱりGoogle TVなんていらないよ(いまのうちは