「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ

消費者から見たらソニーは元々ひとつなんだけど…

ソニースピリットはよみがえるか 第22回~組織の壁を現場が壊した

「ソニースピリットはよみがえるか」の第22回。コンシューマ向けハイビジョンカムコーダー「HDR-FX1」の開発には数々の難関があり、特に「HDコーディックエンジン」の開発が最大の難関で、実現には組織の壁を打破する必要があったとか。

読んでいて感じたのは、組織の壁を壊しているのは偉い人たちではなく、現場の最前線にいる人たちだということです。ただ、今回の場合、ハンディカムチーム、つまりソニーの中でも勝ち組とされる部署の人たちが乗り込んでいったのではなく、半導体チームが乗り込んできたということはしっかりと意識しておきたいなと思いました。

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テレビとウォークマンはソニーの軍旗、「負けられない」と中鉢次期社長

06年度営業利益率目標10%の達成は難しい=ソニー次期社長◇ロイター

ソニーの次期社長となる中鉢氏が、プレスのインタビューに応じ、トランスフォーメーション60で定めた2006年度の営業利益率目標10%について、同氏は「製造業として10%は魅力あるターゲットだが、就任して1年のうちにできるものではない」コメント。達成が難しいという認識を示したそうです。また、「消費者が描くソニーに対するイメージと現実にギャップがあり、ギャップを埋めることが復活につながる」とも語り、商品力、オペレーション力、消費者の視点の3つのギャップの解消を目指すとか。

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ハンディカム事業の強さのヒミツ

ソニースピリットはよみがえるか 第21回~ソニーが最も強みを発揮している製品「ハンディカム」

ソニースピリットはよみがえるかの第21回。ソニーが最も強みを発揮している製品は「ハンディカム」ではないかとして、その理由を探っています。ハンディカム事業は、ソニーが長年にわたって蓄積してきた技術とノウハウを垂直統合して製品化したものであり、経営陣が自ら現場に何度も足を運び改良が加えられるという繰り返しによって、ソニースピリットが製品に注入されるとしています。過去から現在に至るまで、ソニーの経営陣が並々ならぬ思いを込めている製品が「ハンディカム」なのだとか。

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ストリンガー吠える~イノベーションの炎と興奮を復活させる

ソニー新CEOストリンガー氏が激白、「再び、革新の炎と興奮を」

日経ビジネスによる、ソニーの新CEOに就任するハワード・ストリンガー氏へのインタビュー。同氏がしなければならないことは、「周りにいる人の能力やエネルギーを束ね、ソニーのイノベーション(革新)の炎と興奮を復活させること」だとか。

コメントの一つ一つがどれをとっても力強く、ソニーファンの自分にも響いてきます。あとは、有言実行あるのみ。期待してます!

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海外のメディア、ソニー分割論の可能性を示唆

海外メディアで早くも「ソニー分割論」が浮上

ソニーの経営者刷新に関する発表を受けて、海外の主要メディアが、ソニーの現状や、新経営陣が直面する課題について書き立てているのだそうです。BusinessWeekの記事では、ソニーにとっての「最終手段」として同社の分割の可能性を示唆する内容もあるとか。

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ソニーの経営者刷新人事コラムで英語の勉強も

ソニー、順張り逆張りの布陣

日経ビジネスによるソニーの経営者刷新人事に関するコラム。

ストリンガー氏の人事が出井路線の継承という順張りだとしたら、中鉢氏は日が当たらなかった生産畑からの起用という意味で、出井路線とは一線を画す逆張りの人事と言える

とか。ワールドワイドにはハリウッドの一員としてのソニーをストリンガー氏が強くアピールし、欧米と評価が異なる国内では現場のスペシャリストである中鉢氏がモノづくりの陣頭指揮をとり本業回帰をアピール、という2段構えということなんでしょうか。

今回の人事は中継ぎ・代打的な色合いが濃いとの指摘もありますが、ワンポイントリリーフだろうがピンチヒッターだろうがチームを絶対に勝利に導かなくてはならないという点で即戦力が求められていることは確か。お二人にはユーザー(社員もかも)のソニー離れを食い止めるためにも奮闘していただきたいです。

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