「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ

出井-安藤時代の最大の成果はFeliCa事業

出井-安藤体制が生み出した最大の成果「FeliCa」

「ソニースピリットはよみがえるか」の第25回。ソニーの中ではあきらかに異質とされるFeliCa事業が今のソニーの中で一番勢いがあって、これをして「出井-安藤時代の最大の成果」とされるというのがなんとも皮肉な感じです。

個人的に気になったのが、ソニーでFeliCaを担当するFeliCaビジネスセンター 営業部の納村哲二統括部長の以下のコメント。

FeliCa技術が搭載される機器は今後も広がる。携帯電話だけでなく、携帯情報端末(PDA)やネットワークウォークマンなど、可能性は幅広い

ここで言ってるPDAはクリエだけじゃないということもわかっているんですけど、ソニーの関係者からのコメントだけに、かえって皮肉っぽいというか、カチンとくるものがあります。それにしても、NZ90への搭載は速すぎましたよね…。

ソニー、「知覚経験」を引き起こす技術の特許を取得

味やにおいを感じるゲームがいつか登場? ソニーが新特許取得

ソニーが、センサー情報を脳に直接照射する技術の特許を米国で取得したそうです。脳の特定部分に向けて超音波を発することで「知覚経験」を引き起こす技術で、においや味や感触を伴うテレビゲームの開発や、視聴覚障害者の支援に使われるかもしれないとか。ソニーの広報によれば、具体的な実験は行っておらずあくまでひらめきに基づいているとコメントしているそうです。

ソニーとFIFAがパートナーシッププログラムの契約を締結

ソニーとFIFA(国際サッカー連盟)がパートナーシッププログラムの契約を締結(ソニーのプレスリリース)

ソニーは、FIFA(国際サッカー連盟)とグローバルなパートナーシッププログラムの契約を締結したと発表しました。契約期間は2007年から2014年の8年間で、契約総額は約330億円(製品の貸与分を除く)。このプログラムのもと、ソニーは、FIFAワールドカップを含む40を超える大会でスポンサー企業としての各種権利を行使可能になるそうです。 

ソニーは、これらの大会において、エレクトロニクス、エンタテインメント、ゲームなど、グループ企業がグローバルかつ広範囲にFIFAのパートナーとして、広告・宣伝・各種イベントなどのマーケティング活動を積極的に展開していくとしています。

続きを読む ソニーとFIFAがパートナーシッププログラムの契約を締結

久夛良木氏、降格の理由。それより気になる「ある47歳のソニー愛好家」

ソニーの久夛良木氏、降格人事は「率直な物言い」が原因?

3月に発表されたソニーの経営陣刷新で久夛良木氏が降格させられた理由を考察。「コンセンサスを潤滑油とする企業文化においては、久夛良木氏の率直すぎる性格が問題となったのかもしれない」としているほか、「ソニーの低迷の責任を同氏も負わなければならなかったという見方」があるとしています。

これ、ITmediaのコラムじゃなくて、AP通信の記者さんのコラムの転載のようですが、後半に登場する「ある47歳のソニー愛好家」って誰のことなんでしょうね?

ソニーの課題は、デジタル家電における内製率向上とコスト競争力体質への転換

薄型TVで浮き彫りになったソニーの課題

大河原克行さんの「パソコン業界、東奔西走」。ソニーの3月末の連結決算見通しが下方修正され、売上高営業利益率がわずか1.5%になったことなどを受け、同社がなぜここまで厳しい状況に陥っているのかを分析しています。

収益性が悪化している理由として、「デジタル家電時代における垂直統合モデルの確立に遅れた点」をあげ、「デジタル家電における内製率向上」と「コスト競争力体質への転換」が同社の今後の課題であるとしています。

続きを読む ソニーの課題は、デジタル家電における内製率向上とコスト競争力体質への転換