「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ

欧ソニー(SCEE?)は山羊の首はねる前に自分の首はねろ

GW中に取り上げるトピックでもないと思ったのですが、ここは心を鬼にしてあえて。過激なタイトルになってしまいましたが、それもそのはず。

ソニー陳謝、PS2用新作ゲームの宣伝に残酷シーン

アテネで開催したPS2ゲーム「ゴッド・オブ・ウォー2」の発売記念パーティーで、首をはねたヤギを宣伝に用いたことに関してソニーが陳謝したそうです。動物保護団体からも抗議が殺到していたとか。ソニーは、「死んだヤギを使用したのはひどく悪趣味であり、われわれが常に目標としている高い行動規範に反する行為だと認識している」とコメントしたとか。

欧ソニーというか、SCEEなんですかね。以前、オランダでのPSP屋外広告キャンペーンで人種差別的との批判を浴びているにも関わらずこれですからね…。山羊の首をはねる前に関係者の首をはねた方が良いのでは。ってすでにリストラは進んでいたのでしたっけね…>ソニー、ゲーム部門でリストラ

そういえば、少し前にペット虐待映像をネットで公開していた男が逮捕されて話題になりましたけど、この人がソニー社員だという話もあったようですね。ニュースについては一応クリッピングしておいたのですが、今ではそのURLにはアクセスできなくなってしまってます。(なんらかの圧力がかかったのか?まあ、ググればあちこちヒットしますけどね…)

これらの事件でソニーという会社の残虐性を語るなんて事はできませんけど、ここまで同様のトピックが続くといくらファンでもさすがに嫌悪感が…。

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GWは家族揃って黒蜘蛛君

5/1世界最速公開をキャッチコピーにソニーグループあげて大プッシュしている「スパイダーマン3」。ロードショーを目前に、銀座、六本木、お台場などで一大プロモーションが繰り広げられています。そういえば、渋谷でも街をあげてキャンペーンしていたような…。

銀座 ソニービル/スパイダーマン3イベント
六本木ヒルズ・Roppngi Hills:スパイダーマンの魅力に迫る特別展「スパイダーマン展」
メディアージュ | イベント情報

iconiconソニスタも、スタメンを対象に同映画のペア鑑賞券、Part1/2のDVDツインパック、スパイダーマン展入場券をまとめて抽選で50組100名にプレゼントする「「スパイダーマン3 劇場公開記念キャンペーンicon」をスタートしてます。

すっかりソニーの屋台骨となった映画ビジネス。その立役者ともいえる蜘蛛男さんシリーズもはや3作目。ある日突然、主人公に謎の黒い液状生命体が取り憑き、ダークヒーロー、黒スパイダーマンが誕生。一体ピーターパーカーに何が起こったのか、父を彼に殺された親友や美人だか美人じゃないんだかよくわからない恋人との関係はどうなる?…みたいなお話し?

ソニーファンのくせに、一作目も二作目も劇場で見ていない自分ですが、この三作目も今のところは足を運んでまで見たいかと言うとかなり微妙…。ということで、公開後の評判を確かめてから考えマース。

#ある日突然、PS2に謎のCPUチップが取り憑き、黒いPS3が誕生。そのただならぬパワーに自ら酔いしれるものの…(以下省略)

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久夛良木CEOがSCE取締役を退任~これにてサイロ崩壊終了?

役員人事のお知らせ(SCE)※PDF

SCEI(以下SCE)及びソニーは、07/06/19付で、現在SCEの代表取締役会長兼グループCEOである久夛良木健氏が、任期満了を持って取締役を退任し、SCEの名誉会長に就任する人事を行うと発表。この人事に伴い、現SCE代表取締役社長兼グループCOOの平井一夫氏が代表取締役社長兼グループCEOに就任するそうです。なお、久夛良木氏は今後もソニーのトップマネジメントに対してシニア・テクノロジーアドバイザーとして技術的なサポートを行うそうです。以下は、久夛良木氏のコメント。

4つ目のプレイステーションプラットフォームを導入し終えた今、これらのプラットフォームにより最先端の技術と全世界のクリエイターの皆様の創造力を結び付けることによって、コンピュータエンタテインメントの新しい世界を加速できたことは私にとっても大変エキサイティングな経験でした。今後はこの経験を活かし、更なるチャレンジを、SCEを離れて更に広いネットワークで加速していきたいと思います。

また、ストリンガーCEOも今回の人事に関して以下のようなコメントを発表しています。

しっかりとした技術に基づくビジョナリーであり、また企業家でもある稀有な人、それが久夛良木健です。彼はソニーグループに数千億円規模のビジネスを創出しただけではなく、業界全体を新しい次元に導くことに成功しました。彼の類まれなビジョンと創造力、そして彼が育て上げたSCEという強力なチームからソニーが受けた恩恵は計り知れません。久夛良木氏は次なるチャレンジを続けてまいりますが、今後とも我々は彼の挑戦をサポートしてまいりたいと思います。また、新しくCEOに就任する平井氏は、北米での経験と手腕をもってSCEを更に発展させ新たな次元へと導いてくれるものと確信しています。

このニュースでは、「26日夕方に開いたSCEの取締役会で久多良木氏が退任を申し出、満場一致で承認された」とあります。これで“業界の織田信長”と言われた久夛良木氏のかかげる壮大なビジョンに振り回されることはなくなる、と思っている人がいたかどうかは定かでありませんが、色々な意味でお役目ご苦労様ってことなのでしょうね>SCE、久多良木会長が退任へ・プレステ生みの親

創業者の遺伝子を引き継いだ人がまた一人経営の最前線から退くことになりました。ある種のカリスマがまた一人いなくなったとも言えますね。時代を感じずにはいられませんが、これがある意味、サイロ破壊=新生ソニーへの布石となるのでしょうか…。自分もかつて、「もうソニーにはカリスマは入らない」なんてことを言ったことがありますが、いなければいないでこれまた寂しいモノですね。とにもかくにも、ソニーグループで一転お荷物になってしまったゲームビジネスの立て直しは急務。新体制で頑張って欲しいものです。

ちなみに、中の人に言わせると、久夛良木さんは実際に実力のある人で、皆に尊敬されているらしいです。性格もとっても温厚で、エッジの効いた物言いをする人でもないようです。まあ、そういわれても直接あってお話しを出来るわけでもなく、部外者には理解できないことも多いわけですが…。とはいえ、我々消費者もメディアのブラフに踊らされていることなく、その人となりを見極めなくちゃいけないのでしょうね。

【追記】本田雅一さんが久夛良木氏の退任がもたらすものと題したコラムをアップ。「ソニー本社が失ったものは、SCEと同じぐらいに大きい」と締めくくっています…>SCE久夛良木CEO退任がもたらすもの

また、ITmediaオルタナティブ・ブログの本田雅一さんのパースペクティブ・アイでも関連エントリーがあがってます。「久夛良木さんに対する印象は、報道などで言われているものとは全く違います」とのこと>SCE久夛良木さんがSCE役員を退任

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ソニーの映像ネットメディア「eyeVio:アイビオ」が4/27に始動

ソニーの映像ネットメディア“eyeVio:アイビオ”始動(Sony Japan)

ソニーは、個人が参加して感動共有を活性化する映像ネットメディア“eyeVio:アイビオ”を4/27午前10時から開始すると発表。アイビオは“my life, your emotion”をコンセプトに、人々の日常から心におきる感動を映像で共有、コミュニケートするという新たな体験を提供する場で、(1)プライベートな映像を共有・視聴する、(2)オフィシャル(公式)コンテンツを視聴する という二つのスタイルで楽しめる無料のサービス。ソニーはこのサービスを通じて、人々がよりコミュニケーションの楽しさを広げていけることを期待しているそうです。

視聴には、“チャンネル概念”で編成されているため、プライベート・オフィシャル両タイプの映像コンテンツを簡単にチャンネルごとに連続しての視聴が可能。サイト画面にはアドレスブックやツールなど機能ボタンを集約したMy Padも用意され、視覚的にもシンプルに、また簡単に各種操作が可能とか。

映像視聴機器はパソコン以外の機器との連携も積極的に図るとして、ビデオ対応ウォークマンやPSPに映像を取り込んでの視聴も可能とのこと。驚く無かれ5G iPodにも対応してます。将来的にはリビングルーム視聴の実現を目指しており、テレビと同等のスタイルで受動的に楽しむメディアとして利用できるようサービスの開発を進めるとか。

伝える方法についての特徴として、プライベートな映像を自分の家族や友人など特定の人々を対象として、自由に公開範囲を設定することが可能な“プライベート・シェアリング機能”や、携帯電話からの視聴、映像アップロード機能も設けているそうです。

また、簡単、シンプルに映像を編集、投稿するための機能も用意。複数の静止画から音楽付きの映像を自動生成するため、デジカメユーザーも楽しめるとか。またアイビオサイト以外でも外部のブログやSNSサービスへ映像を簡単に貼り付けることができるそうです。

セキュリティについても、サイト上のコンテンツの24時間有人監視が行われ、著作権違法コンテンツや有害コンテンツは即時削除(公開停止)する体制を整えているとか。

昔、ImageStationというサービスがありましたが、その映像版がeyeVioというイメージでしょうか。今後は対応するソニー製品も幅広いので、やりようによってはかなり面白いことになるかもしれませんね。ということで、明日の正式オープンに期待しましょう。

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ソニー株価上昇の背景と今後の課題~ゲーム事業が最大の課題に

ソニー 高まる期待と残された課題

最近のソニーの株価上昇に関する考察記事。ソニーは改革が遅れていたため、まだ改善の余地が大きいという見方が広がっていることが、株価上昇の背景にあるとか。とりわけBRAVIAの好調が続くエレキ事業の健闘が評価されているようです。また、目標達成にも光が見えつつあることや、映画事業の好調に拍車をかける「スパイダーマン3」の公開にも大きな期待が寄せられているとか。しかしながら、最大の課題は苦戦が続くゲーム事業だとして、「まだ越えなければならないハードルは残されている」と締めくくっています。

ちなみに、欧州でもPSPが値下げされるようです>PSP、欧州でも値下げ

また、本日付で取締役の候補者も発表されてます>役員人事(Sony Japan)

『007 カジノ・ロワイヤル』ブルーレイディスクのプレゼントキャンペーンを実施(ソニードライブ)

映画といえば、ソニー、SPEJ、SMOJが、BDプロモーションの一環として、 “『007 カジノ・ロワイヤル』BDソフトプレゼントキャンペーン”を実施。ブルーレイディスクレコーダー(BDZ-V9/BDZ-V7)購入者を対象にインターネットによる応募抽選を実施。1000名に5/23に発売される『007 カジノ・ロワイヤル』、『BD-R(25GB記録用)』、『プレミアムケース』をセットにしてプレゼントするそうです。

どうして日本のキャンペーンはこうも小さいんでしょう。全員にプレゼントするぐらいの太っ腹を見せて欲しいぞ…。

ソニーがサローネで狙うのは社内デザイナーのスキルアップ

ちょっと内容はずれますが、こちらはイタリアで開催されたデザインイベント「ミラノサローネ」に参加したソニーの盛田昌夫・コーポレート・エグゼクティブSVPへのインタビュー。「人々の生活や肌触りを意識したデザインや製品の在り方を提案すること」がソニーのデザイナーに求められているようです。

盛田さんも随分とお年を召しましたね。白髪の雰囲気が先代に似てきましたよ。

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ソニー新本社ビル「Sony City」のレビュー~新たなソニーの姿を実現する最前線基地

ソニー新本社ビル「Sony City」突撃レポート!~サイロを壊すコミュニケーション型オフィス

ソニー本の著作でお馴染み、大河原克行さんが品川のソニー新本社ビル「Sony City」を突撃レポート。立地やスペック(?)などの面で、以前の2号館とは比べものにならないほど立派になっているようで、企業イメージを具現化したビルに仕上がっているだけでなく、「世界のソニー」の名に恥じないものになったといえるとか。

sonycity.jpgちなみに、最上階は役員フロア、19~18階が本社部門、17~16階がVAIO事業本部、16~14階がコアコンポーネント事業グループ、13階がクリエイティブセンター、12階のカフェテリアをはさみ、11~5階がTV・ビデオ事業部、5階がオーディオ事業部だそうです。また、4階には、GW明けにショールーム「The Square」が新たにオープン。ここではソニーのすべての商品を一堂に用意されるとか。

もしかしたらこのショールームは一般人でも訪問できる機会があるのかな…。にしても、オフィスビルがレビューされちゃうってのもスゴイ話ですよね。つぎはぎだらけの2号館は、ソニーが日増しに成長してきたひとつの証だし、公私にわたり何度も足を運んだ場所でもあるので、個人的には好きなんですけどね…。それも、間もなく無くなっちゃうんですよね~。

そういえば、ソニーの新社屋について、昨年の夏頃に匿名さんからこんな情報をいただいておりました。

コクヨの「エシーフォ(OFFICEを逆さま読みしている)」という雑誌なのですが、この40号の表紙こそがソニー新本社プロジェクトの為に作られた実験オフィスの内観です。当時いまの新本社が建設中の敷地の角につくられたこの建物は壁一面を膜でできており、ガラスという開口部は全くないものの膜越しに透過された柔らかな光に囲まれた空間でした。ちなみにソニーのオフィスに対する考え方がその冊子には概論が書いてあり、SPAさんのようなソニーガジェットマニアにはたまらないツール(ガジェットを含むソニー製品)と建築空間とワークスタイルの融合が描かれています。それは「Projectware」として表現され、当時の設計競技では具体的な「Projectware」の提示を要求されましたが、当時のITリテラシー、インフラ、ハード+ソフトの器機自体のユーザビリティなど、今とは全く違っておりました。

タイミングを逸してしまい、ご紹介できないでおりましたが、こうして新社屋も日の目を見たことですし、改めてご紹介させていただきました。改めまして感謝でございます>匿名さん。ご紹介いただいた本は結局まだ見ていないのですが、大型の書店に行けばまだ売っているのかもしれません。興味のある方は是非。

また、ソニー絡みではこんなコラムも。ソニーOB達が結成した「SOBAの会」メンバーの話も出てきますよ>ライブドアの「再生」を陰で支えたソニー人脈