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ソニーが2007年第3四半期決算を発表~売上純利益は過去最高でゲームも黒字に

2007年度 第3四半期 連結業績のお知らせ
2007年度 第3四半期 業績説明会 プレゼンテーション資料(HTML)

ソニーが2007年度第3四半期の連結業績を発表。売上高は前年同期比9.6%増の2兆8,590億円、営業利益は同5.8%増の1,894億円、税引前利益が同60.4%増の2,885億円、純利益は同25.2%増の2,002億円。売上高、営業収入、税引前利益、純利益は、四半期として過去最高とか。セグメントごとの概況についてはAV Watchのニュース記事がわかりやすいです。

ソニー、2007年第3四半期決算を発表。PS3は490万台-売上高、純利益過去最高。PS3ビジネス大幅改善

エレキ全体では、売上高が前年同期比10.2%増の2兆694億円で、こちらも四半期として過去最高。BRAVIAやVAIO、サイバーショットが牽引。ただ、上期の損失を補填できるほどではなく、通期では黒字化は難しいとか。ウォークマンは米国のWindows Media DRM対応機が好調らしく、台数増加が期待できるとして売り上げ台数見通しを550万台に上方修正。ゲームの売上は前年同期比31.2%増の5,812億円で、こちらも四半期として過去最高。PS3(ハード)が全世界合計で490万台売り上げ、営業損失が大幅に改善したことが好調の要因であるほか、576万台を記録したPSPの堅調もあって営業利益は129億円に。PS3ハードは依然として“逆ざや”状態が続いているものの、来期後半のどこかでブレイクイーブンを実現できるのではないかとのこと。携帯電話はウォークマン/サイバーショット携帯が好調で、販売台数は前年同期比18%増の3,080万台、売上高は前年同期並みの37億7,100万ユーロ。映画分野は、ヒット作に恵まれず、前年同期比24.6%減の売上高2,238億円、営業利益は132億円。これらの状況を踏まえ2007年度通期の連結業績見通しの営業利益を4,500億円から4,100億円へ、税引前利益を5,000円から4,900億円へ。純利益は3,300億円から3,400億円へと修正。目標の営業利益率5%には届かないが、外部環境の影響が無ければ5.2%に相当する数値だとして、ビジネス自体は堅調であることをアピールしたそうです。

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ソニエリ製au「W54S」が沖縄以外で発売日未定に

auの「W56T」「W54S」、沖縄以外の発売日が未定に

auの2008年春モデル発表時に2/1全国発売とアナウンスされたKCP+採用の「W56T」と「W54S」が、沖縄以外の地域で発売日が全て未定になったそうです。KDDIはバグなどの問題はないが在庫や流通などの面で調整することになったとコメントしているとか。なお、都内量販店の店頭で発表されたW54Sの予価はフルサポートの新規契約、機種変更ともに15,750円だったそうです>「W54S」「W56T」「W54SA」はフルサポで1万円台半ば――au春モデルの予価が店頭に

W61Sの正式発表で影が薄くなった感のあるW54S。スルーするから影響ないよという人が多そう。W56Tとほとんど違いがないし(OEMだから当然か)、いっそ発売中止にしてしまった方がソニエリのイメージ的にも良さそうな気がします。バグじゃないと言い張っているようですがKCP+端末の船出は厳しいものになりそうですね>ケータイ用語の基礎知識第357回:KCP+ とは

【インタビュー】So-netのMVNOはキャラクター立ててハードを生かして

こちらは、2008年2月下旬にイー・モバイルの7.2Mbpsサービスの提供を開始するSo-net取締役執行役員へのインタビュー。同社の「bitWarp」利用者は現在2万強とか。MVNOについて、グループにハード会社を持っている強みとしてソニーと協力することも大いにあり得る、So-netにとってモバイル事業は力を入れていきたい分野の1つ、などとコメントしています。

「bitWarp」でクリエをスルーしておいてよく言うよ。ブツブツ・・・。あ、ただの独り言ですから。

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2007年、店頭で最も売れたソニーのデジタル家電は?

07年一番売れたデジモノ紹介、携帯オーディオは常連のアレ、でもその他は?

2007年で最も売れたデジタル家電は何?ということで、BCNランキング集計による「コンパクトデジカメ」「デジタル一眼レフ」「液晶テレビ」「プラズマテレビ」「携帯オーディオ」という代表的なジャンルの製品別年間トップ10が公開されています。ソニーは以下の製品がランクインしていました。

・コンパクトデジカメ:6位 T20
・デジタル一眼レフ:6位 α100
・液晶テレビ:3位 32V2500、4位 40V2500、7位 20S2500、8位 20J3000
・携帯オーディオ:8位 E013、10位 S705F

一眼レフはともかく、店頭ではコンデジが振るわなかったみたいですね。あんだけCM打ってこの結果だもの。液晶テレビはサブもしくはパーソナルユース扱いと思われる20インチが2機種ランクインしているのに注目。ウォークマンはiPodのトップ10独占を阻止できただけ立派。Aシリーズは全くのランク外。結局、店頭で一番売れたのはEシリーズなんですな。

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FeliCaポートの累計出荷が500万台を達成~“かざす”だけのサービスに広がり

非接触ICカードリーダー/ライター“FeliCaポート”の累計出荷 500万台を達成(Sony Japan)

felica_500mln.jpgソニーは、非接触ICカード技術「FeliCa」採用のICカードやおサイフケータイを読み書きできるリーダー/ライター、“FeliCaポート”の累計出荷が2008年1月に500万台を達成したと発表。パソコンにUSB接続するPaSoRiの出荷も2001年秋より開始され、2005年の春モデルから全てのバイオに内蔵タイプが搭載されているとか。FeliCaポート搭載機器の拡大により、“かざす”だけの簡単、便利、安全なサービスが広がりをみせているとのこと。

我が家には初代パソリが1つと、type Tとtype Uのポートリで内蔵タイプが2つあり、合計3つのFeliCaポートがありますが、一番稼働しているのはtype Tの内蔵タイプ。ソニスタでのお買い物にソニーカードを使う場合のelio決済が一番使用頻度高いですが、たまにPASMOの残高確認にも使ってます。おさいふケータイは直接残高確認できるのが便利ですね。コンビニもセブンイレブン以外はEdy対応店舗が増えましたのでとっても便利に活用させてもらってます。

今のソニーは巨大な求心力を失った後の無重力状態の段階

残像と戦っていた出井改革 ソニー、先端のガバナンス導入後も求心力不在

NBonlineの時流超流。ソニー初の「専門的経営者」である元会長兼CEOの出井伸之氏が語ったとする改革の真実だそうです。世界標準のコーポレートガバナンスを目指す出井氏に立ちはだかったのが創業家の人間が持つ「求心力」であり、退任時に出井氏が創業家を大事にせよと現経営陣へ申し送りをしたという事実。出井氏を引き継いだ現経営陣の「求心力」は全盛期の出井氏に遠く及ばず、今は「巨大な求心力を失った後の無重力状態」の段階なのだとか。

映画やゲーム事業のように、かつてはお荷物だった事業が花形になり、その逆にもなるのがソニー。沈んでは浮き、浮いては沈む。これもある種の無重力状態なんでしょうか。復活の兆し著しいエレキではBlu-rayを核に全社的な求心力を生みだそうとしていますが、時代はすでにその先(オンライン)にあるようにも思えます。ソニーをその先で救うのは、今はお荷物のプレステビジネスだったりするのかもしれません。

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Blu-rayディスクドライブがバイオtype Tに搭載される日が近い?

ブルーレイディスク用など、記録・再生光ディスクドライブの薄型設計とコストダウンを可能にする光集積デバイスを開発(Sony Japan)

ソニーは、Blu-rayディスク用など記録・再生光ディスクドライブ向け光集積デバイス(以下レーザカプラ)を日亜化学工業と共同開発、年内を目処に量産化すると発表。独自の高効率1ビーム光学系採用により、2層メディアでの信号読み出しを最適化し、より安定的な記録/再生を可能にするドライブやオプティカルピックアップの設計を実現。また、有機系メディアにも対応。加えて、厚み3mm未満という業界最薄の本体の実現により、Blu-rayディスク向けドライブの更なる薄型化と一層のコストダウンに貢献していくとか。

有機EL搭載ならポータブルBlu-rayディスクプレイヤーもあり?バッテリに難ありかもしれないけど…。また、type TのようなモバイルPCにBlu-rayディスクドライブが搭載されるのもそう遠く無さそうですね。SSD+Blu-rayなんて構成も出てくるのでしょうか。

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