「ソニー全体」カテゴリーアーカイブ

ソニーBMGが定額音楽配信サービスを検討~SPEはアニメ制作を日本企業に委託

定額音楽サービスへ名乗り:ソニーBMGのCEO、独紙に語る

Sony BMGのCEOが同社が登録会員向けの定額音楽配信サービスに取り組んでいることを明かしたとドイツのメディアが報じたそうです。月額9~12ドルの定額料金で同レーベルライブラリへの無制限アクセスと、iPodを含むあらゆる音楽プレーヤーへ対応するとか。一部の曲については無制限に保持可能で、登録期限がすぎても曲を所持できる可能性を示唆。また、携帯電話経由のサービス提供も視野に入っているそうです。

あらゆる音楽プレーヤーへ対応を果たすということは、MP3で提供するという意味なんでしょうかね。それはともかく、Sony BMG単体のライブラリだけで音楽ファンの要求を満たせるかどうか…。ちなみに、某米音楽誌が発表した「音楽業界史上最大の失策トップ20」のリストでトップの座に輝いたのは、「レコード会社がインターネットを十分に活用できなかったこと」とか…>音楽業界の過去最大の失策は「ネット戦略」

米ソニー・ピクチャーズ、アニメ作品制作を日本企業に委託

米SPEがアニメーション作品の制作を日本の「マッドハウス」に委託するそうです。「ウルトラヴァイオレット」のアニメ版をテレビ向けシリーズ作品を制作。マッドハウスはディズニーからも制裁区依頼を受けており、ハリウッド大手が日本の制作会社を陣営に引き込む動きが激しくなってきたとしています。

マッドハウスといえば「時をかける少女」。あれは素晴らしいアニメでした。Blu-rayビデオが出るなら手元に置いておきたい一本です。

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ケースイさんがソニーのUSB搭載レコードプレーヤーをレビュー(お便り紹介もアリ)

お気に入りのアナログ盤を手軽にデジタル化 − ソニーのUSB搭載アナログプレーヤーを使ってみた

Phile-web、ケースイこと、鈴木圭水さんの次世代AV NAVI【第33回】で、ソニーのUSB端子搭載のステレオレコードプレーヤー「PS-LX300USBicon」が取り上げられました。ややチープな造りで、オーディオマニアにはオススメできないものの、レコードの資産を手軽デジタル化するにはうってつけとか。「社内からは反対もあったように推測できるが、よくぞ製品化してくれたと拍手を贈りたい」とのコメントもあります。なお、付属ソフト「Sound Forge Audio Studio LE」はCDDBに対応していないため曲名を手打ち入力しないといけないようです。

iconicon4/15発売予定ということで、購入を検討している人には貴重なレビューですね。自分も先日実家に立ち寄った際、レコードを持ち帰ってきていますが、それもこれも「PS-LX300USB」の発表に触発されてのこと。実際に買うかどうかは思案中ですが…。また、最近USB出力可能なレコードプレイヤーのレビューをポツポツ見かけましたのでリンクしておきます。

LPレコードの音をUSB出力できるDDプレーヤー(元麻布春男の週刊PCホットライン)
アナログレコードの音を 気軽にCDへ録音できるプレーヤー

さておき、実家で見つけたソニーのノベルティラジオ絡みで、少し前に寿方さんからこんなお便りをいただいていました。(感謝です&ご紹介が遅くなりました)

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12年7カ月ぶりの円高~1円の変動がソニーの業績に与える影響は年間60億円

ソニーは1円で年60億円の影響:円急騰、影響を日本のIT各社に聞く

3/17に1ドル95円台に突入、12年7カ月ぶりの円高水準を受け、ソニーがコメント。「円相場の1円の変動がソニーの業績に与える影響は年間で60億円」とか。

株価も3/17に年初来安値の3,920円になってしまいました。ちなみに、年初来高値は1/10の6,300円>6758 ソニー(株) ソニー NIKKEI NET 株価サーチ

こちらはおよそ2ヶ月前の記事ですが、ストリンガー氏の懸念が的中してしまいましたね…>「売り上げは好調だが円高を懸念」–ソニーのストリンガーCEO

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飛ぶ無線が面倒なら飛ばない無線を作れば良い~「Transfer Jet」開発秘話

「飛ばない」からできた高速無線通信 ソニーが提案する「Transfer Jet」

西田宗千佳さんのRandomTracking。ソニーが開発した「Transfer Jet」の超近接・超高速通信の秘密を開発陣から聞き出しています。無線LANやWireless USBの実効速度はせいぜい最大速度の半分以下ですが、Transfer JETの場合は最大通信速度に近い速度(現時点で375Mbps)が掛け値なしに出るとか。また、Transfer Jetの本質は通信の速さだけでなく、使いやすさに重きを置いているそうです。無線LANやBluetoothのような”飛ぶ”無線には設定や機器同士の認証が面倒だから反対に”飛ばない”ものを作ればどうか? と考えて作ったのが「Transfer Jet」とか。複雑な通信プロトコルがなく、他の無線通信との干渉もないため、データ転送がきわめて安定しているのも特徴。使いにくさを数cm以内でしか通信できなくすることで解決し、数cmしか飛ばないからこそできることを突き詰めているようです。

インタビューでは実際のデモの様子も紹介されており、今後のさらなる展開への期待がふくらみます。なお、無線部の開発はおおむね終了しており、現在はどのように通信を行なうか、といった、アプリケーション側の実装を検討している段階とか。ソニーとしては同技術をクローズドなものにするつもりはなく、広く普及させたいとのこと。既存の無線技術とも容易に共存が可能とのことで、Bluetoothがカバー仕切れなかった部分を同時牛津が埋めてくれると理想的と締めくくられています。

CDの数だけアンテナを並べ、携帯電話やミュージック・プレーヤーをCDに近づけると曲が転送されるといった形も実現できるなんて話もありますね。リアル店舗で気に入った音楽CDアルバムを見つけたらCDを買うかデータを買うか選択できる可能性もあるのか…。手数料収入が確立すれば、今までと違った形の音楽ショップが展開できますね。「Transfer Jet」がコンテンツ購入の新しいスタイルを生み出してくれると面白そうです。

携帯電話向けソニー製品情報配信サイトがオープン~撤退報道なんか関係ない?

ソニー、ケータイ向けに製品情報配信サイトをオープン
・ソニー製品情報(ケータイ):http://www.sony.co.jp/mobile/

sonymobile.jpgソニーマーケティングが、ソニーの製品情報や新着情報、使い方のヒントなどを配信する携帯電話向けサイト「ソニー製品情報(ケータイ)」をオープンしました。雑誌のQRコードからアクセスすると動画を閲覧できるなど、他メディアと連動したキャンペーンも実施予定とか。また、同サイトが発行するメルマガへの登録や、キャンペーンへ参加などで「ソニーポイント モバイル」をためることも可能とか。

ソニエリのドコモ向け携帯電話製造からの撤退と国内事業を縮小について報道があった当日に携帯電話向けサイトが正式オープンとは…。

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ソニエリ、ドコモ携帯電話事業から撤退~国内携帯電話事業を大幅縮小【追記あり】

ソニー、ドコモ向け撤退――開発・生産中止、国内事業を縮小
ソニー、ドコモ向け携帯電話から撤退・国内事業を縮小

ソニーがドコモ向けの携帯電話機事業から事実上撤退すると日経が報じています。年内に開発・生産を打ち切り、国内事業を大幅縮小、主力の海外事業に注力するそうです。国内ではすでに三洋電機と三菱電機は撤退を決めており、市場淘汰の流れが大手にまで波及してきたとか。

ワタボーさんからもお知らせいただきましたが(感謝です!)、Engadget Japaneseでは、“国内向け端末の開発から全面撤退する計画であったものの、「音楽配信ビジネスのため」KDDI向け新規端末の提供は 「当面」継続、またドコモ向けには他の国内メーカーから供給を受けてソニー / ソニエリブランドでの販売を続ける”との具体的な記述があります>ソニー・エリクソン、ドコモ向け携帯の開発・製造から撤退へ

so503i.jpgキャリア主導の国内市場で、経済的にも人的にも疲弊を続けてきたのでしょうね…。ギブアップというより、キャリアにNo!を突きつけた感じもしないでもないですが、これもひとつの選択と集中なのでしょうか。ちなみに、自分はドコモ時代の最後の端末がソニーの503iでした。当時はまだソニエリ無かったんですよね。あの頃はなんとも平和な時代でした。

にしても、驚きです。今後は国内携帯電話事業も大幅縮小とのことで、今まで同様にキャリア支配が続けば、ゆくゆくはau向けの撤退もあり得るのかも。反面、今後はアップルのような立ち位置で、ソニエリがキャリアを選べる時代になっていくのかもしれません。X1のような端末が日本で普通に使える時代が来ることを祈ります。

(ソニエリのドコモチームはどうなちゃうのでしょうか。auチームに統合されるのか、海外端末の企画開発に移動するのか。ソニエリには元クリエ開発陣も多数在籍しているので、人ごとではありますが心配であります…)

【追記】IT系メディアでもニュースになり始めました。「ドコモ向けの商品化計画を見直しているのは事実だが,撤退は考えていない。『国内の携帯メーカーから製品を調達して自社ブランドでNTTドコモに端末を供給する』こともない。見直しの内容はNTTドコモとの関係があるので話せない」というのが広報のコメントだそうです。その後、ソニエリジャパンも正式リリースを発表しています。

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