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ソニ☆モバ 1stシーズン(2005/1-2008/8)まで執筆したエントリーを区別するため、SPA 1stのニックネームを設定しています。

スピーカー市場で高額化の動き~3-4万円の価格帯が前年比の3倍の伸びに

静かに広がる高額スピーカー人気、金額シェア1-7位を独占するのは?

BCNランキングによるスピーカー市場動向分析。08年2月の製品別販売金額シェアトップ10は3~4万の高額スピーカーが上位を占め、中でもBOSE製品が人気とか。メーカー別の2月の販売金額シェアではBOSEが21.4%でダントツ。11月以降はコンスタントに20%超えのシェアを維持。ソニーはというと、ロジクールにも大きく引き離され、エレコムとプリンストンと競り合っているような状態。2月の販売数量シェアではエレコムとサンワサプライがが15~20%前後で首位争いを繰り広げており、ソニーはロジクールと10%台のシェア争い状態。エレコムとサンワサプライの販売数が多いのは1000~2000円台の製品が上位を占めているからのようです。また、2月のスピーカー機種別ランキングではソニーの「SRS-A201icon(ソニスタで1,980円)」が4位にランクインしています。

iconicon価格帯別では、販売台数で5000円未満の製品が最も多く、約3割を占めているそうですが、昨年同期との比較すると高額化の動きが鮮明に表れているとのこと。特に顕著なのは、35,000~40,000円の価格帯で、台数シェア自体は低いものの前年比の3倍近くまで伸びているそうです。部屋の中でもポータブルオーディオやPCで音楽を聴くスタイルが定着してきており、音質や使い勝手にまでこだわるユーザー向けの新市場がそこにあるとまとめていました。

iconicon35,000~40,000円の商品が伸びているとのことですが、ソニー製品ではアクティブスピーカーシステム「SRS-ZX1icon」やパーソナルフィールドスピーカー「PFR-V1icon」などがそれに相当しそうです。そして、忘れていけないのが「Rollyicon」。スピーカーの仲間に入れるのはかわいそうかもしれませんが、自分を含めBluetoothスピーカーとして使いこなしている人も多いはず。今週発売予定のBluetooth内蔵のウォークマンA820シリーズと組み合わせれば、ひと味違った音楽スタイルが楽しめますよね。(ところで、Rollyのカラバリ展開はどうなんたんでせうか…)

iconiconこうしたスピーカー市場の盛り上がりの背景にはポータブルオーディオ市場の隆盛、とりわけiPodのヒットが影響していることは紛れもない事実。iPodエコノミーのパワーをまじまじと感じます。ソニーも海外ではiPod向けのオーディオ機器を発売していますが、ウォークマンの製品戦略のこともあるのか、日本への投入は見送られています。これを日本にも導入できたら上のニュース記事にあるような国内の勢力図も今とは違ったものになるのかもしれません。というか、出しましょうよ、Bluetoothのドングルだけでも…(まだ言うか)。

そういえば、Bluetoothスピーカーの新製品「SRS-BT100icon」がソニスタで早くも入荷待ちですね。A820シリーズと一緒に購入した人が多かったんでしょうね。ヘッドホン同様、スピーカーも面白くなってきました。ソニーのオーディオは本当に元気です。

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PS3のHomeはゲームユーザーのためのビジュアルマッチングロビー

SCEJ赤川氏、「Playstation Home」日本語版を実機で初披露 「Home」は“ビジュアルマッチングロビー”と再定義、サービス開始時期は「2008年春」を堅持

OGC2008の現地レポート。SCEEが開発を進めているPS3向けのバーチャルワールド「Home」日本語版の実機のデモが一般向けに初披露されたそうです。HomeはPS3とPlaystation Networkが作り出す仮想世界で、対象はゲームユーザー。「セカンドライフ」のような定住型でも、MMORPGのようなゲームの延長線上に存在するものでもなく、PSタイトルに繋ぐゲートウェイのような場所であり、新たに造語すれば「ビジュアルマッチングロビー」として機能させるとか。

ソニー・コンピュータエンタテインメント、Sony Online Entertainment コンピュータエンタテインメント分野での連携強化(SCE)

また、SCEが、世界的なオンラインゲーム市場の拡大を見据えた戦略の一環として、Sony Pictures Entertainmentのグループ会社でオンラインゲーム制作・運営会社の米Sony Online Entertainment(SOE)を2008年4月1日付でSCEグループに加えるろ発表。今後は、プレステビジネスにSOEのオンラインゲームでの経験・強みを取り入れ、相乗効果を発揮していくとか。同社はPCだけでなくPS3向けのソフト開発も展開していくそうです。米国でのHome展開にも一役買うんでしょうかね。

にしても「ビジュアルマッチングロビー」って…。ちっともピンと来ないっす。セッション自体がBtoBを意識したメーカー向けの内容なのでそういう言い方になったんでしょうけど…。この段階で日本には準備室に相当する部署しかないことや、質疑応答における赤川氏の歯切れの悪さを含めて先行きに不安を感じます。キャラがリアルすぎるし、画面を見ても全然楽しそうじゃない。対象は違うけど、セガのiAのキャラの方が日本人には受けそう…>新しいコミュニケーションプラットフォーム〔iA〕に迫る!

そういえば、先日高校時代の友人と会った時にPS3の話になったんですが、その友人はPS3を購入してから一度もネットワークアップデートを実施していないそうなんです。というか、PS3をネットに繋げる意味を全く理解しておりませんでした。PCこそあるようですが1台だけなので家庭内LANも組んでいないとか。PS3を完全なスタンドアローンのゲーム機として使っているだけなんです。よってもって「PS Network、何それ?」みたいは話に。みんGOLを例に、「オレとオマエが互いに自宅にいながらにして一緒にラウンドできるんだよ」、みたいなことを話してもイマイチピンと来ないようで…。結局、今度本体ごと持っていくからその場でアップデートしてくれ、みたいな話になっちゃいました。ヤレヤレ。そんな彼にHomeの仕組みをどう説明すればよいものか。自分でもよくわかってないのに…。

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実家にあったソニー製品~20年前のAMラジオがなんと・・・

昨晩、高校時代の知人と数年ぶりに再会。飲み会の場所が地元と言うことで、これ幸いと実家に一泊してきました。父親と直接会って話すのも実に数年ぶり。酒飲んだら説教だろうなと思っていたのに、翌日に健康診断があるとのことで、珍しくアルコール無しの親子水入らず。ご近所も随分変わったとか、地元の誰が亡くなったとか、そんな話ばかりでげんなり…。まあ、誰でもそんなもんですよね。オヤジもすっかり頭が白くなってカラダもひとまわり小さくなったような印象。かくいう自分も40なかばで徐々に白髪も増え出しオヤジの後追い状態。誰もが等しく歳をとるんだなあと感じました。

と、そんな話はさておき、昔の自分の部屋でも見ようと思い、足を踏み入れてみたらもうたいへん。物置小屋状態で何がどこへ行ったのやら、というぐらい雑然としておりましたが、ちょこちょことソニー製品が見つかったので写真に納めてきました。

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弟が虎の子を使って購入したステレオラジカセ「CFS-686」。当時は自分も良く借りて、ギターフレーズのコピーなどに使ってました。昔はこんなデカめのラジカセが流行りましたね。中でもコイツはかっこよかったです。無駄に多いスイッチ類を含め、プロダクトデザインが秀逸だと思います。演歌のテープが入ってましたので、今もオヤジがたまに使ってるんでしょう。ちなみに、入っていたカセットは渥美二郎全曲集。いくつになっても親子のギャップは埋まりません。

あと、コンポも埃だらけでしたが2セット見つかりました。初代Pixyともう一つはなんだったっけ。リバティかなあ…。おそらくどちらも、もう動かないでしょう。それと、自分が初めてワイヤレスの世界に足を踏み入れたワイヤレスウォークマン(もちろんカセットです)もありましたよー(涙ちょちょ切れ)。すし詰めの満員電車で大活躍してくれたっけ…。残念ながらレシーバーは見つからなかったけど、ホントにコイツの登場は衝撃的でした。

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あと、こんなノベルティグッズも出てきました。ソニースーパーイベント「ビューティフルサンデーフェア」というロゴマークが入ってますが、そういうイベントが昔あったんですよ。サンデーと3Dをかけているから、おそらくハンディカム55のプロモがメインの大合展(販促イベント)だったと記憶してます。当時の国営、今で言うところのソニーマーケティングがハンディカム55のプロモ用に3Dメガネを作成。巨大なターンテーブルにハンディカムを持った来場者が乗り、撮影した映像を3Dメガネをかけて見ると飛び出す映像になるみたいな内容でした。動きのある映像を偏光フィルターを使った3Dメガネで見ると立体的に見えるんですよね。懐かしいなあ・・・。

というような、余計な話はともかく、そのイベント用のノベルティだったのがコイツ。何のことはない、乾電池式のモノラルAMラジオです。型番は「ICR-5」。使用する乾電池はR1サイズの1.5Vが2本。電池蓋を開けると基板がむき出しです。操作もシンプルそのもの。電源スイッチと、チューニングダイヤル、ボリュームダイヤルの3つだけ。視聴は巻き取り式のやすっぽいイヤホンを使います。

小さいものだったし、電池を入れ替えればもしかしたら使えるかもと思って、こいつだけ持ち帰ってきたのですが、試しに電源を入れてみたら、なんと動いてしまいました。およそ20年前の製品なのにAMラジオ受信できてます。電池も液漏れしていませんでした。もう、ソニータイマーどこへやらですよ。スゲー!こんなこともあるんですね。ラジオで聞こえるのはリアルタイム放送なわけですが、気持ちは一気に20年前に戻り、いろんな事を思い出しました。またまた、目がウルウルです。

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ソニー製品以外では、以前から気になっていた手持ちのレコードを改めて確認。CD化が期待できない、もしくはCD化されていても廃盤になってしまったものだけを厳選して、一部のカセットテープとあわせて持ち帰ってきました。USB対応のレコードプレイヤーがソニーから出ますので、それを使って手持ちの音楽ライブラリーに追加したいなあと思っているのですが、7枚のレコードのためにレコードプレイヤーを買うのもなんかもったいないですね。有償で良いからレンタルサービスとかあったら良いのに…。

ちなみに、持ち帰ってきたレコードは、敬愛する松下誠さんのソロ3枚と松下さんが中心となって結成されたプログレバンド「Paradigm Shift」の初期2作品、一時期RCサクセションのメンバーだった小川銀次氏のバンド「クロスウィンド」の3rd「そして夢の国へ…」(07年に限定CD化された模様)、ジャケットデザインに惹かれ衝動買いしたブレバタの「或る夜の出来事」の7枚です。自分と同世代の人なら知ってる人いますよね…。また、右上の画像は今朝方実家近くを散歩していて見つけた梅の花です。今日は空も青く、暖かくて良い天気でした。桜の開花も間もなくですねー。

てなことで、Bluetoothウォークマンを注文した翌日に、十数年ぶりに初代ワイヤレスウォークマンに触れ、20年前のAMラジオが動くという、なんとも不思議な一日を過ごしたSPAのつぶやきをお届けしましたー。

飛ぶ無線が面倒なら飛ばない無線を作れば良い~「Transfer Jet」開発秘話

「飛ばない」からできた高速無線通信 ソニーが提案する「Transfer Jet」

西田宗千佳さんのRandomTracking。ソニーが開発した「Transfer Jet」の超近接・超高速通信の秘密を開発陣から聞き出しています。無線LANやWireless USBの実効速度はせいぜい最大速度の半分以下ですが、Transfer JETの場合は最大通信速度に近い速度(現時点で375Mbps)が掛け値なしに出るとか。また、Transfer Jetの本質は通信の速さだけでなく、使いやすさに重きを置いているそうです。無線LANやBluetoothのような”飛ぶ”無線には設定や機器同士の認証が面倒だから反対に”飛ばない”ものを作ればどうか? と考えて作ったのが「Transfer Jet」とか。複雑な通信プロトコルがなく、他の無線通信との干渉もないため、データ転送がきわめて安定しているのも特徴。使いにくさを数cm以内でしか通信できなくすることで解決し、数cmしか飛ばないからこそできることを突き詰めているようです。

インタビューでは実際のデモの様子も紹介されており、今後のさらなる展開への期待がふくらみます。なお、無線部の開発はおおむね終了しており、現在はどのように通信を行なうか、といった、アプリケーション側の実装を検討している段階とか。ソニーとしては同技術をクローズドなものにするつもりはなく、広く普及させたいとのこと。既存の無線技術とも容易に共存が可能とのことで、Bluetoothがカバー仕切れなかった部分を同時牛津が埋めてくれると理想的と締めくくられています。

CDの数だけアンテナを並べ、携帯電話やミュージック・プレーヤーをCDに近づけると曲が転送されるといった形も実現できるなんて話もありますね。リアル店舗で気に入った音楽CDアルバムを見つけたらCDを買うかデータを買うか選択できる可能性もあるのか…。手数料収入が確立すれば、今までと違った形の音楽ショップが展開できますね。「Transfer Jet」がコンテンツ購入の新しいスタイルを生み出してくれると面白そうです。

ウォークマンA820シリーズのBluetooth機能をレビュー

【一条真人の体当たり実験室】ウォークマン「NW-A820」Bluetooth機能の可能性を探る

AV&ホームシアターNews、フリーランスライターの一条真人さんによる、ウォークマンA820シリーズiconのBluetooth機能にフォーカスを当てたレビュー。Bluetooth対応ヘッドホン「DR-BT25NX」、Bluetooth対応スピーカー「SRS-BT100icon」を使用し、それぞれの機器のペアリングや機器の切換方法、音質、通信距離について検証しています。

iconiconBluetoothポータブルオーディオは、「単に無線でワイヤレス通信できることだけでなく、TPOで出力デバイスを選択できること」がメリットとか。また、Bluetoothポータブルオーディオには大きな可能性があるとして、A820シリーズが今後、市場にどう受け入れられるかに注目したいと締めくくっていました。

先日公開されたウォークマンA820シリーズ開発者インタビュー(ソニスタ)iconでBluetoothの実装に相当なこだわりがあることがわかりましたよね。当サイトをご覧いただいている方はすでにBluetoothになじみのある方ばかりと思われますが、一般的にはまだまだ認知されていない側面も多いので、A820シリーズのような商品をきっかけにBluetoothの普及促進に弾みが付くと良いですね。

ところで、ソニスタの受注はいつ始まるんですか…。発売はもう来週ですよー!

【追記】その後、ソニスタで受注が開始されました。メール登録者への案内が遅いぞー!>ウォークマンNW-A820シリーズicon

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ビジネスマンはPSPをこう使え~出張、営業、接待ゴルフもおまかせ?

出張もゴルフもこれ1台――ビジネスマンのためのPSP使いこなし術

ビジネスマン向けのPSP利用術だそうです。当サイトでもご紹介したことのある、PSPをテキストリーダーとして使うツール「通勤ドットコム」作者の高橋守さんも登場。後半に平日と休日におけるPSPの利用シーンの具体的なイメージがあげられています。

平日は、通勤中にポッドキャスト番組でニュースをチェックして、初めての営業先のオフィスはみんなの地図で確認して、PSP(メモステ)に取り込んだ画像でプレゼンして、取引先の外国人とはTalkManでコミュニケーションして、国際電話は無料のSkype通話で(3/18アップデート予定)、ホテルではPSPをテレビに出力して映画鑑賞。休日は、接待ゴルフ当日の朝に「マイスタイリスト」でコーディネートして、ゴルフ場では飛距離を「みんなのGOLF場」で計測して、ラウンド中に機になるサッカーの試合をワンセグで、だそうです。

忙しいビジネスマンは、GPSユニット、マイク、カメラ、そしてUMDディスクをとっかえひっかえして仕事に励むようです。というか、そういった周辺機器を全部内蔵した大人のPSP出しません?いっそのこと、PIMソフトやキーボード、Bluetooth機能も内蔵して…って、それじゃあクリエかmyloかってな話ですね。mylo2もUSBホスト機能でPSPの周辺機器が使えたりすると面白くなりそうですが…。

それはそうと、PSPは新型がマジで好調ですよね。アマゾンの携帯ゲーム機ランキングでも新型PSP本体が上位を独占しています。当然MHP2G効果も手伝ってるのでしょうが、それ以外に上の記事で書かれているような複合機としての実力認知、薄軽くなったことで持ち運びやすくなったことがヒットの最大の要因なんでしょうね…>携帯ゲーム機トップセラー(アマゾン)