ヘッドバンド型ヘッドホン「MDR-1」シリーズ3機種がめでたく10/27に発売とあいなりましたが、ソニーストアオーダー分は24日に出荷されており、自分NFC対応のワイヤレスモデル「MDR-1RBTを25日から本格的に使い始めております。購入元はソニーストア。ソニーの希望小売価格は43,050円ですが、ソニーストアでの実売価格は34,800円。ストアメンバークーポンとソニーカード使用で約3万にて購入したのはこちらでお伝えしたとおり。
ソニー製のヘッドバンド型のBluetoothヘッドホンのフラッグシップ機は「DR-BT50」で、2007年3月発売からなんと5年以上もその座をキープし続けたことになります。いやー、長かった。そんなBT50もMDR-1RBTにフラッグシップの座を譲りディスコンとなりました。長い間ありがとう。どうぞ安らかに…ってまだまだ使うけど。
そんなこんなで3万はたいて購入したBluetoothヘッドホンフラッグシップモデルの実力はいかなるものか。これからボチボチ検証していきたいと思います。
■パッケージ
フラッグシップモデルだけあって化粧箱も高級。紙製ながら、かなりしっかりした作り。画像がプリントされた筒状のフタを外し、黒い箱を開けるとヘッドホンとご対面。
中身はヘッドホン本体、microUSBケーブル(50cm)、接続コード(1.5m)、キャリングポーチ、取説の類。接続コードは両端がステレオミニタイプで、通常のヘッドホンとして使う時に使用します。
■外観
マットブラック&ガンメタの組み合わせにメタルレッドの差し色が映えるデザイン。安っぽさはみじんも感じませんが、3万円にふさわしいデザインかどうかはよくわかりません。ちなみに、自分にとって今回の「MDR-1RBT」が人生で一番高価なヘッドホンになります。
左ハウジングにはPOWER(電源)ボタン、オーバル形状のハウジング側面に充電用のmicroUSB端子、ステレオミニ端子、通話用マイクがあります(USBとステレオミニはカバー付き)。また、リファレンスガイドに記載がありますが、Bluetoothのアンテナは左ハウジングに内蔵されているそうです。
右ハウジングには操作系のボタンが集中。右ハウジングの電源ボタンと線対称の位置に携帯電話用の通話ボタン、オーバル形状のハウジング側面にボリューム(+/-)、NFCスイッチ、ジョグレバー式の再生・送り・戻しボタンがあります。
前後左右を見分ける方法はハウジングの傾きやSONYロゴの位置(端に近い方が後ろ)の他に、ジョイント部に近いフレームにあるBTマークの突起(左)など。
イヤーパッドは低反発ウレタンフォームを立体的に縫製。パッドが内側に倒れ込む構造が耳を包み込むような装着性と高い機密性に一役買っているそうです。メッシュネット越しに広帯域再生を実現するHDドライバーユニットが見えます。黄色っぽく見えてるのが、高剛性と広帯域に渡る高い内部損失を両立し、高解像度の中域・広域を実現する液晶ポリマーフィルム振動板。
■他のヘッドホンとの外観比較
【DR-BT50】
長年、ソニーのBluetoothヘッドホンと言えばこれだったわけですが、MDR-1RBT登場で生産完了となり表舞台から姿を消しましたが、飽きの来ないデザイン、可搬性、バッテリー性能等、まだまだ現役を貼り続けられるだけの総合力は持ち合わせていると個人的には思ってます。これが2007年に出せたことの意義も大きい。操作系のボタンが集中している右ハウジングがなんともサイバーチックで個人的にお気に入り。
【MDR-CD900ST】
言わずと知れた音楽業界御用達の定番モデル。MDR-1の差し色である赤はこのヘッドホンの「for DIGITAL」ライン(実はステッカー)から来ているのかなあ…。見た目とはうらはらな軽さも人気の理由か。
というような感じで、無線と有線の代表格と比較してみてわかるのは、それぞれの良さを高次元でまとめ上げたという印象。個人的には好きなデザイン。約300gと両機種より1.5倍以上ある重さがが唯一の弱点かな。長時間装着がなんだかんだで結構つらいです。
外観編はこんなところで。以後、設定や機能、音質、性能などについて触れていきたいと思います。