購入してから早2ヶ月半。Sony Readerでの読書も随分と慣れましたが、使っていて不思議に感じることがちらほら。
■文字(フォント)がジャギる
Reader Storeで購入した、小学館刊菊地成孔氏作の「歌舞伎町のミッドナイト・フットボール」では「嘘」と「噂」の文字が(フォント)がジャギってる。どちらの文字も内蔵辞書やPDFではちゃんと表示されるので、小学館側の電子書籍化に問題があると思われ…。小さいことだけど文字を拡大すると結構顕著なので気になるっちゃ気になる。よくわからんけど、iOS版も用意されてるってことで、外字処理とかその辺でわざとそうしてんのかしら。いずれにしても、どのストア向けでもちゃんと検証してしっかりしたもの出して欲しい。
■表紙がダサイ
前にレビューでも書いたけど、電子書籍の表紙のビジュアルをもう少し何とかして欲しい。「果断」レベルはまだマシで、一番上の大沢氏の作品のように、味も素っ気もない文字だけものもが圧倒的に多い。先述の菊地氏の本は写真を使ってると思いきや、電源オフ時は画像が小さすぎて何が何だかさっぱり。電子本だけど、リアルと変わらず、そういうところまで含めてのデザインなんじゃないのと思うことしきり…。
■なんだかななバグ
たとえば、Aという書籍を開いてる状態で、ホームからBという別の書籍を開き、その後、電源ボタンでスリープモードに入ると画面にはAの表紙が表示される。ただ、再度電源を入れた以降はちゃんとBの表紙が表示される。たいしたことないけど、たいしたことないからこそ、ソニーのチェック甘いなあと感じます。
■なんだかなな仕様
「全ノート一覧」からブックマークや手書きメモにアクセスすると「続きから読む」がそのブックマークや手書きメモのページからになってしまう。文字もブクマやメモをした時点のサイズに変更されてしまう。ページ移動の「以前のページへ戻る」で戻れるけど、オプションキーを押してさらに数タップ必要なのでわかりにくい。
■ストアごとのラインナップの違い
紀伊國屋扱いの電子書籍は、全てではないけど、iOS版とReader用、2種類使えて便利。なんだけど、Reader StoreやApp Storeでは扱ってるのに、紀伊國屋では扱ってない作品もあったりして何だかとってもややこしい。ハリウッド(SPE)リメイクで話題の「ミレニアム」なんかがそうで、紀伊國屋ではリアルな本のみで電子版の扱いは無し。「ダ・ヴィンチ・コード愛蔵版」なんかは両方で扱いがあるのにKinoppy版はReader非対応。出版社側のポリシーもあるんだろうけど、まあ、とにかくややこしい…。
てことで、ハード、ソフト、サービス含め、まだまだこれからってことか…。