Bluetoothオーディオコントローラー「VGP-BRM1D」プチインプレ【追記あり】

昨晩、手元に届いたBluetoothオーディオコントローラー「VGP-BRM1Dicon」のプチインプレです。

パッケージ自体はそこそこのサイズですが、中身は至ってシンプル。レシーバー本体、充電器兼用のBluetoothアダプター(以下BTアダプター)、ACアダプター、ネックストラップにマニュアル、保証書です。単体発売されたBRM1との違いはBTアダプターが単なる充電器になっている違いのみのようです。

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左上の画像がレシーバー本体です。サイズもコンパクトでスティックタイプのウォークマンの体積の4分の3程度。重さも40gと大変軽量です。接続方法は解説しませんが、BTアダプターや他のBluetooth対応機器と接続するとレシーバーのランプがこのように青い色で点灯または点滅します。状態によって点灯・点滅の内容は異なりますが、音楽再生時にはこの青色がホタルのようにゆっくり点滅します。中央の画像がBTアダプター本体です。ご覧いただければおわかりの通り、リモコン対応のウォークマン用コネクタが付いています。非常にプラスチッキーな作りで、厚みもそこそこあります。充電器兼用ということでしかたがないのかもしれませんが、もう少しコンパクトだったら言うことがないのに、という感じです。A1000に繋いでみたのが右の画像。この状態でカバンに放り込んでおけばレシーバー側から操作可能になるというわけです。

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BTアダプターには充電機能があって、本体をスライドさせることでレシーバー用のコネクタが現れます。ACアダプターを繋いでおくことでレシーバーとBTアダプター両方をいっぺんに充電できます。ちなみに、BTアダプターの電源のオンオフはスライドさせた時に側面に現れるOPRボタンで行います。

前置きはこれぐらいにして、肝心の音質ですが想像していたよりも良く、正直驚きました。その理由は、担当者Tさんのブログの「Bluetooth オーディオコントローラー」というエントリーに書かれていました。

一般的に Bluetooth 方式のヘッドホンは、搭載するチップの特性により特有のノイズが乗りがち、と言われていますが、VGP-BRM1 では専用の DAC(D/A コンバーター)を搭載することで高音質を実現しています

とのこと。なるほど、コレで納得。音質にこだわったソニーの心意気、お見事です。ということで、自分は手持ちのEX90SLで試してみましたが、Bluetooth特有のノイズはほとんど気にならず、クリアな再生が楽しめております。これなら音質にこだわるマニアの方にも十分お薦めできそうです。

なお、コネクタ形状が特殊なため、対応ウォークマン以外のオーディオ機器と接続できませんでした。延長ケーブルでiPodやA608に繋いでみたのですが音声が全く再生できませんでした。

ちなみに、バイオUX90Sとの組み合わせでも問題なく使えました。ただ、音楽ソフトを直接コントロールする場合は、「Bluetooth設定」の「オプション」で設定を変更する必要がありました。その設定方法についてはマニュアルに記載されていないので購入された方はご注意を。

また、手持ちのバイオtype T[TX90PS]との組み合わせでも問題なく使えたのですが、「Bluetooth設定」のバージョンが古いためか(v.3.03.13)、「オプション」が機能せず、AVコントロール機能を有効にすることができませんでした。サポートの「VGP-BRM1、VGP-BRM1D 本機に接続できる機器」に入っていないのはこのためなのかもしれません。ソニーには是非バージョンアップ版の提供をお願いしたいです。(私信:ってな感じでした~>たこやきさん)

【追記】type TではタスクバーのBluetoothワイヤレステクノロジーアイコンの右クリックで表示されるサービスプロパティからAVリモートコントールを有効にできることがわかりました。デフォルトのWindows Media Playerは操作できたのですが、それ以外のプレイヤーソフトにどうやっても変更ができないんですよね…。ヘルプにやり方が書いてあるのですが、ソフトがその通りに動かない。というか、メニューが出ないっす。もしかしたら自分のtype TのBTアプリそのものが壊れているのかもしれません…。そうだとしても最新版にアップデートして欲しいですけどね…。もしも、旧type Tで問題なく動いたよという方がいらっしゃいましたらその設定方法をお知らせいただけると助かります。

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