2011年のVAIOビジネスは「邁進」~VAIOらしい製品を立て続けに投入


2011年度はプレミアムラインを強化し、VAIOらしい製品を出す~年間1,000万台に挑むソニーのVAIO事業を赤羽副本部長に聞く

ソニーの今年度のVAIOビジネスについて、VAIO&Mobile事業本部・赤羽良介副本部長に大河原さんがインタビュー。個人的に注目したい内容をピックアップ。

・2010年の重点ポイントは成長領域の製品強化。普及価格帯製品であるEシリーズの強化がその最たるもの。普及価格帯の製品開発に取り組んできた成果が花開いた。
・VAIOは57カ国で展開。日本での出荷台数ベースは前年比10%前後の成長だが、海外での事業成長が全体の成長を押し上げた。
・(10年にソニーらしい製品が出なかったという指摘に対して)10年の最重点課題は弱かった普及価格帯の製品強化。リソースの多くをそこに割いた点が指摘に繋がっているのかもしれないが、11年は「これはVAIOらしい製品だぞ!」と思ってもらえるものを続々と投入する。
・Ultimate Mobile PCは、モビリティを追求したフラッグシップといえる製品で、妥協を許さないモビリティを目指したもの。人々のライフスタイルを変える製品にしたい。「待っていたのはこれだった」といってもらえる製品を出す。
・Freestyle Hybrid PCは、VAIO同様のマネージビリティ、プロダクティビティ、クリエイティビティ機能を持ちながら、キーボード入力とタッチインターフェイスとを両立させあらゆる場面で利用できるものにする。キーボードとタッチの操作環境をスムーズに変えられる点にはぜひ期待して欲しい。
・(Pシリーズの生産中止について)昨今のようにスマートフォンやタブレット端末が広がりを見せるなかで1つの役目を終えたと考えている。Xシリーズや今後登場するFreestyle Hybrid PCによって新時代のモビリティを提案できると考えている。Pシリーズを進化させるのではなく、違うアプローチからモビリティへの提案を進化させたいという想いが決断につながっている。
・11年度のVAIO事業を表現する言葉は「邁進」。そのために「VAIOらしい」製品を「立て続けに投入する」というのが今年の大きなポイント。

1,000万台達成だの1兆円ビジネスだのみたいな話しはもう正直どうでも良いので、モバイル好きを唸らせるワクワクするような製品の登場を期待するのみ。にしても、Sony Tablet、VAIOブランドのUltimate Mobile PCにPS Vitaかあ。今年は例年になく散在しそうな予感…。


“Two Will” Story of two will and the two will be. | Sony Tablet
Sony Tabletといえば、いつの間にかソニー製品情報にティーザーコンテンツが上がってました。現在公開中なのはプロローグ編で、今週から5回に分けて更新されていくようです。こちらも楽しみ。というか、もしかして5週間後には発売開始になったりするのか…な?