以前のつぶやきに書いた7/20発売のAIRPLAYの25周年記念スペシャルエディションが届きました~。金澤氏のブログに書いてあったとおり、初回限定版は紙ジャケ仕様で日本版LPについていた帯を完全復刻していました。帯は二枚重ねの二重構造になっているのがミソ。遙か昔の大学生時代に貸しレコード屋で借りた記憶はあるけど、帯の内容までは覚えていなかったのでなんとも新鮮。しかし、「溢れるロマンティック感覚!!」ってどんな感覚?
それはさておき、肝心の音の方は、Jay Graydonの手によるリマスターということで期待していたのですが、ブラスやシンセ系の音は随分ステレオ感が広がったかなあと感じるものの、ドラムスの音は以前と変わらず硬い感じ。一番期待していた、Jayのハーモナイズギターも95年バージョンとそれほど大きな差は感じられないといったところですが、全体的には聞きやすくなってとっても好印象。無人島に持って行きたいアルバムとして20bit K2版と差し替え決定。
それと、中田氏のライナーノーツの内容もすごいです。Jay GraydonだけじゃなくてDavid Fosterの、それも豪邸までインタビューしに行ったというのですから…。そして、彼らへのインタビューを元に、曲解説をしていてこれまた読み応えたっぷり。ファンにとってはたまらない内容です。
そんなこんなで昨晩はエンドレスで聞きまくっておりましたが、やっぱ「Nothin’ You Can Do About It」はいつまでたっても輝きが衰えない名曲ですね~。マンハッタントランスファーバージョンよりも全然好きっす。中田師匠曰く、
とにかくコード進行、曲の構成、展開、これを解った上でどれだけすごいか解っていただきたい。繰り返しになるが、凡人には絶対に浮かばない曲調なので。
とまで言わしめる楽曲。凡人の自分にはよくわからないのですが、Jeff PorcaroらしいシャッフルグルーブとJayのギターソロがすご~いとか気持ちいい~、ぐらいしか感想が書けませんが、80年代のJ-AORを支えた人たちの元ネタになったと思えるフレーズなども満載で聞いているだけでにやりとしてしまう曲なんです。
それと、一番ビックリしたのはオリジナルのマルチトラックテープが米RCAのどこかに眠っているという情報。BMGに嘆願書をおくるなり、署名活動いかんではリミックスアルバムの可能性もあるかもしれないとかでめっちゃくちゃ期待しちゃいます。生きている間に聞けると良いなあ…。
(しかしながら、ジャケットのツーショットはやっぱり時代を感じさせるなあ…。Jayなんて25年経った今の方がよっぽど若く見えるぞ…)