ソニーが14年第3四半期の決算を発表。売上高は2兆4,128億円、営業利益は約903億円。税引前利益は898億円、純損益は約270億円の黒字に回復するも、資産売却計画見直しやPC事業撤退に伴う構造改革費用などにより、通期業績予想が前年同期430億円の黒字から一転、1100億円の赤字に下方修正されました。
上の画像は1Qと2Qを交えた営業利益のみの比較。3期連続で真ん中から左はほとんど貢献してませんが、金融の安定感はすさまじいですね。2Qの決算発表時に「いまだ何の会社かわかりません」と書いたけど、PC事業の撤退で違う会社になることが確実になったようです。
これで業績回復しなければ、いよいよ音楽と映画か。エレキは丸ごと買収され、最後までソニーの名前が残るのは金融だけだったりして…。
ソニー、電子書籍ストアを北米市場から撤退。ReaderユーザはKoboへ移行対応
そうこうしているうちにengadgetにはこんなトピックが。よりによってKoboです。ハードはともかく、Xperiaが好調だという理由だけど国内でストアを存続できるのか。今後の動向に注目。てか、結構我が家買ってるよ、Reader Storeのコンテンツ…。
【追記】日本でのReader Storeビジネスは継続。サービス強化策も発表されたとか。>米Sony、米国で電子書籍ストアを3月終了。koboへ移管 日本は自動購読やパソコン対応などReader Store強化
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