ソニーは、HDDオーディオプレーヤー2機種「HAP-Z1ES」「HAP-S1」、USB DACアンプ「UDA-1」、ステレオインテグレートアンプ「TA-A1ES」、スピーカーシステム2機種「SS-HA1」「SS-HA3」など、ハイレゾ音源ファイルの再生に対応したホームオーディオ商品全6機種を発売すると発表。
HDDオーディオプレーヤー2機種は、専用PCアプリを使って、PC内の音源を同機のHDDに自動でコピー可能。DSDを含むハイレゾ音源から圧縮音源まで高音質で再生するD/A変換技術やDSEE技術などの信号処理技術も搭載。「HAP-Z1ES」は、新開発の「DSDリマスタリングエンジン」が、圧縮音源を含む様々な音源をDSD信号に変換しより高音質な音楽再生が可能。「HAP-S1」は、最大出力40W+40WのL/R独立型広帯域パワーアンプを内蔵した一体型のプレーヤーシステム。「HAP-Z1ES」の希望小売価格は220,500円。「HAP-Z1ES」の価格はオープンで推定価格は80,000円前後。
USB DACアンプ「UDA-1」は、PCと本機をUSBケーブル1本で接続するだけで、DSDを含むハイレゾ音源から圧縮音源まで簡単に高音質な音の広がりを再現。最大出力23W+23WL/R独立型広帯域パワーアンプを搭載。価格はオープンで推定価格は50,000円前後。
ステレオインテグレートアンプ「TA-A1ES」は、プリ部でインピーダンス整合や音質チューニングをより細やかに行い、またパワー部では、より音の濁りがなく原音に近づけた音楽再生を実現する新技術を搭載。希望小売価格は220,500円。
スピーカーシステム2機種は、広指向性をもつ「WDスーパートゥイーター」を前面・上面の2箇所に搭載し、左右に加え上方向にも広いリスニングエリアで高音域の再生を実現。価格はオープンで推定価格は「SS-HA1」が70,000円前後で「SS-HA3」が40,000円前後。
PCレスの専用ハードによるハイレゾ音源再生の提案は後出しがすっかり定着したソニーらしい展開。オーディオ専門誌にとってもタイアップを含む広告出稿が期待できそうな製品展開ですが、あくまでマニア向けで飛ぶように売れる製品では無さそう。
mora、FLAC形式のハイレゾ音源配信を10月17日開始 最高24bit/192kHzで600作品。アルバム3,000円前後
あとmoraでもようやくハイレゾ音源配信が始まるようです。
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