ARUPaPaさんの手作りスピーカー「の音(no oto)」ですが、以前のレビューに書きましたが、「の音」はラジオとの相性が大変よろしく、DJのしゃべりがとても聞きやすいんですよ。
さて、そんな「の音」ですが、電源がいらないスピーカー故の弱点として音量が限られていることがあげられます。フルレンジ12cmの「FOSTEX FE126En」に最適化して設計したキャビネのおかげで、電源レスでもそこそこの音量が出るので驚くのですが、難聴対策が施された最近のソニーウォークマンシリーズのように、接続する機器によっては音量マックスでもどうしても物足りないケースが出てきます。
そういうこともあって、iOS用として発売されている「の音」なんですが、自分の手持ちのオーディオはなんだかんだでソニー製が多いということで、ウォークマンの音量を満足行くレベルに上げる方法が無いかと模索していたところ、100均で「ボリュームアンプ」なる商品を発見しました。
仕様を確認してみると、モノラル出力のみの対応で、モノラルスピーカーの「の音」にうってつけ。ということで、ものは試しということで即ゲット。ちなみに、このアンプ、ちまたでも色々と改造例が紹介されており、一時的にブームになっていた模様です。興味のある方は「100均 アンプ」あたりで検索してみてください。
さて、アンプなので当然電源は必要。電源レスの「の音」との組み合わせは矛盾しているかもしれませんが、小さい電力(単4電池2本)で長時間動くということで、大目に見てもらいましょう。
接続はシンプル。「の音」とウォークマン(X1060です)の間にボリュームアンプを繋ぐだけ。ケーブルが長いので取り回しがやっかいですが、FMラジオを聞く場合、アンテナ代わりになったりして、メリットがあったりするんですよね。
接続が終わったら、ボリュームアンプの電源を入れて、ウォークマンからラジオを再生してみて驚いた。それまでウォークマン側をフルボリューム(30段階の30)にしても物足りなかったんですが、それを遙かに超える大音量。しかも、極度の音割れ。慌ててアンプ側のボリュームを下げました。
その後、ウォークマン側のボリュームを半分にして、アンプ側でマスターボリュームを調整するようにすると聞きやすくなりました。最大音量はウォークマン単体と比較にならないぐらい出ますが、でかすぎるとユニットのキャパを越えてひずんでしまいます。
また、ウォークマン側を調整してもアンプ側で特定の音量を超えると音が割れてしまい、それに合わせて音質も劣化してしまうのでこの辺は要注意。実際、適度なボリュームでも音質は微妙に劣化している印象。
ともあれ、100円のちょい足しアイテムで、使い勝手に幅が出て楽しいです。
この流れで、次にトライしたのがソニーのポタアン「PHA-1」のちょい足し。27,000円弱で購入したので、ちょい足しというレベルでは無いですが、これはこれで効果絶大でした。
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