電源レスでモノラルという製品ポリシーがユニークなARUPaPaさんデザインのスピーカー「の音(no oto)」ですが、いわゆるちょい足しで、再生デバイスとの有線接続という呪縛から解放してあげようという試みでございます。そうです、ワイヤレスです、Bluetoothの活用です。
ちょい足しするのは、Bluetooth対応のオーディオレシーバー。数年前まではまだまだレアなアイテムでしたが、スマホの普及によって、雨後の竹の子のようにラインナップが増えてきました。Blueotooth Music Laboのトップページで確認していただけると思いますが、自分もかなりの数を所有しております。
今回はSOMCの「SBH20」やソニー「BT60」「BT15」などで検証。接続方法は説明するまでもありませんね。本来、iOSデバイスに接続するステレオミニケーブルをBlueoothレシーバーに接続してあげればOK。
iPhoneから音楽プレイヤーを再生してみると、「の音」から音が出ます。当たり前ですね
、当然です、でなかったら困ります。でもこれで「の音」をBluetoothスピーカーとして使えるようになりました。
おおよそ10メートル圏内なら、「の音」をどこに置いてもかまわないし、再生デバイスがどこにあっても良いことになります。再生機がスマホの場合、メールやSNSの確認もあるし、手元に置いておきたいことの方が多いのでは無いでしょうか。
逆に再生機を通電状態で固定して、Bluetooth化した「の音」というかレシーバー側から曲送りや戻しのコントロールをするという使い方もありますね。レシーバー側のボリュームを最大にしておけば、iPhone側でボリュームコントロールもできます。
ということで、「の音」のBluetoothスピーカー化は非常に簡単なんですが、ここで気になってくるのがケーブル長。オプションの変換ケーブルと合わせると1.6mと結構な長さです。ワイヤレスにするならケーブルもできるだけ短くしたいということで、さらにちょい足ししてみます。
ちょい足しするのは標準ヘッドホン→ステレオミニの変換プラグ。がさごそしてたら大昔に買ったものが出てきたのでこいつを使います。実際はちょい足しでは無く、オプションの「ASC-1」と交換という形ですが、5-6cm程度しか無いのでASC-1よりもおよそ20分の1もコンパクトになります。よりBluetoothスピーカーらしくなってきました。
いっそのこと、レシーバーもバスレフポートの中にと思ったんですが、取れなくなると困るし、音響的にもまずいだろうということでやめておきます・・・って当たり前だ。
ちなみに、iPhone側のアクセシビリティー設定からモノラル出力にしておけば大半のソースはちゃんと聞こえます。手持ちのソニー製レシーバーではフルボリュームでも音割れしませんでした。屋外などで使う場合は若干物足りないかもしれませんが、屋内のBGM用途なら全然許容範囲。
フルボリュームになるとレシーバーのバッテリーの減りが早そうですが、その気になれば外部バッテリー活用で長時間使用もいけます。ま、スマートじゃ無いし、「の音」のエコ的なメリットも薄れちゃうんですけどね…。
さて、そんな「の音」ですが、本日と明日東京ビッグサイトで開催される「ハンドメイドイン・ジャパンフェス2013」で製品版初披露と同時に販売も開始されます。ARUPaPaブースNoはG-36です。興味のある方はイベントに足を運んでご自分の目で「の音」の実力を体験してみてください。自分も午後に顔を出す予定です。
※本エントリーはBluetooth Music Laboからの転載です。