ソニーが今年度中をめどにiPhoneやiPad等のアップル製端末向けに電子書籍の国内販売を始めると日経が報じています。競合対抗には書籍ストアへの集客力を高めることが急務。今年度後半にiOS対応アプリを提供(北米では12年に対応済み)し、自社サイトへの集客増を最優先するとか。専用端末で顧客を囲い込む戦略から配信のオープン化が加速するとしています。
小説などを頻繁に読むユーザーが、白黒の画面で読みやすい自社の専用端末を購入する効果も期待。独自コンテンツの品ぞろえも広げるとか。ソニーの電子書籍の年間国内売上高は数十億円から100億円前後とみられており、13年度の日本での電子書籍配信事業の売上高を前年度の3倍に増やしたい考えとか。
いや、だから遅すぎるんだってば。Kindle上陸前に公開して欲しかった。今からはキツイでしょ。たかだか数百の独自コンテンツに魅力を感じる人がどれだけいることやら…。
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