Amazon.co.jp、日本向け「Kindleストア」をオープン、 初の日本語対応Kindle電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」の予約販売を開始
Amazonがようやく日本向けにKindle最新版を発売開始。「Kindle Fire HD」「Kindle Fire」「Kindle Paperwhite」「Kindle Paperwhite 3G」の4機種。
Kindle Fire HD
鮮やかな1280 x 800の独自HDディスプレイをはじめ最高速Wi-Fi、無料で好きなだけAmazonコンテンツを保存できるクラウド、専用ドルビーオーディオ、高速プロセッサーとグラフィックスエンジン、連続11時間使用可能なバッテリーを搭載。12月19日発売で価格は16GB版が15,800円、32GB版が19,800円。前世代機と比べてプロセッサーを高速化し、メモリを倍増、電池容量を増量した新しいKindle Fireも同日に12,800円で販売。
Kindle Paperwhite/Kindle Paperwhite 3G
高解像度、高コントラストなタッチスクリーンと革新的なフロントライト、最大8週間の長時間バッテリー搭載。日差しを反射しない、紙のようなディスプレイを採用し、丁寧に作りこんだ日本語フォントもくっきりと自然に表示。213gと軽量。11月19日発売で、価格はKindle Paperwhiteが8,480円、Kindle Paperwhite 3Gが月額料金・契約不要の国内無料3G接続付きで12,980円。
Kindleストア
1万冊以上の無料コンテンツを含む日本語書籍は5万冊超。世界的ヒット作を含む英語・その他言語での書籍も140万冊以上提供。貴志祐介のベストセラー『新世界より』の特別限定版をはじめ、話題の近藤麻理恵『人生がときめく片づけの魔法2』や大沢在昌『新宿鮫』シリーズ全巻など、計68作品を先行・独占発売。
とりあえず、ReaderとiPad miniを交えて簡単な表にしてみよう。(クリックすると拡大)
モノクロEink端末はWi-Fiオンリーの価格差が1,500円で3G対応モデルの価格差が2,000円弱。ソニー的には値下げで対抗できると考えているのかもしれないけど、バックライト内蔵と3Gが一部制限があるものの通信費無料の差を解消できるかがカギか。もちろん、Kindleの端末とサービス連携の実用度いかんにもよるけど…。カラータブレット的にはKindleの低価格が突出してるけど、書籍リーダー以外に何が出来るのか、ユーザーが何をしたいのかによって評価は変わりそう。
書籍コンテンツはおそらく何処も似たり寄ったり。遅かれ早かれほとんど同じになるはず。低価格で提供という話も出版社次第だし、いずれは他のストアも追従できるのでは無いかと予想。それよりなにより、クラウド非対応を含め、インパクトに欠けるReaderラインナップとXperia Tabletのリコール発動でソニーは相当厳しい状況に追いやられるのではないかと予想。
ちなみに、自分はKindle Fire HDとKindle Paperwhite 3Gをとりあえず予約済み。Amazonは簡単にキャンセルできるので。このあと出てくるであろうメディアの評価によって実購入するかどうか決めるつもり。
【関連ニュース】
・Amazon「Kindle」を日本でも11月発売、「Kindleストア」は10月25日オープン 「Kindle Paperwhite」「Kindle Fire HD」「Kindle Fire」の3機種
—–
・“知ったかぶり”したい人のための電子書籍入門–(1)導入編
・熱帯びる国内電子書籍 「乱読時代」、基盤構築を (三淵啓自)
・タブレット普及で「電子芸術」が開花する
・アップル、脱ジョブズの試練
・タブレット端末続々、選択肢は増えるけど……
・この1年間「紀伊國屋書店BookWebPlus」が利用率トップを維持『電子書籍ストア利用動向調査-OnDeck 2012年9月調査版』Kindle上陸前の日本のストア市場を分析した調査レポート発行