日経の会員向けコンテンツ。Amazon Kindle、楽天 Kobo、ソニー Reader、アップル iPadのサービスを含めた実力比較。ハード的な評価自体はほとんど横並びですが、今後のアマゾンと楽天の動向について注目。
アマゾンは2012年中には日本向けサービスを開始する模様。第1弾はモノクロ電子ペーパー採用のTouchが有力とか。楽天はRabooが鳴かず飛ばずの状態。ハード・ソフト一体型モデルで再起を図るために、アマゾンに先行する形で、この夏にもKobo TouchをKindle Touchとほぼ同価格で販売する予定とか。また、年内にはAndroid 4.0搭載のカラー端末Kobo Voxを2万円を切る価格で投入すると見られるとのこと。
時期を執筆した日経トレンディの記者は、Kobo Voxが「2万円を切る低価格タブレットとして普及する可能性は高い」とした上で、「端末が増えれば、電子化されるコンテンツの数も増え、電子書籍自体の利用は進むだろう」とまとめています。
専用端末だけじゃなく、汎用タブレットとしての競争も必至。ソニーは、Sony Reader T1ですら実勢価格が高いと言われ、Sony Tabletが値下げされてもいまだ3万円を切らない状況。KindleとKoboの上陸に合わせ、何らかの手を打たないと一気に市場をとられる可能性もありそう。
電子書籍リーダー 3G/Wi-FiモデルPRS-G1(ソニーストア)
昨日からSony TabletのReaderアプリ使ってるけど、縦横向きを変えるとページが飛んでしまったり、変な動きをする時がある。あとホーム画面が横固定ってのも違和感。ソフト的にもう少しブラッシュアップしないと、これから来る黒船たちにあっという間に追い越されちゃうのでは…。
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