プラットフォーム戦略全体に関する話が少なかったとされるE3でのSCEですが、関連報道やコラムに次世代プレステの話題がちらほらと出ていたのでまとめてクリッピング。
E3で見えて“来なかった”ソニーの次世代PlayStation 4
後藤さんのコラム。SCEはE3でPS4の話題に全く触れなかった理由は、まだ準備していないから。次世代機のメインチップの開発は、紆余曲折の末、AMDと協力して行なうことになったと言われているが、現在のペースから計算すると2014年、リスク覚悟で急いだ場合でも2013年末との予測。ソニーの現在のスタンスができる限り既存技術を使うことで経費を押さえなければならないこと、ゲーム機はすでにプロセッサのスペック競争のフェイズにはないこと、大作ゲーム自体のビジネスモデルが揺らいでいることなども大きな要因。また、クラウドゲーミングによって、ローカルのリソースの不利をカバーするという流れも勃興しており、PS4世代でクラウドがどう絡んで来るかが、ハードウェア仕様と絡んで重要なポイントとなるとか。
こちらはWSJ。次世代PSの「刷新で、再びはずみをつけたい。来年発売を目指し、開発に取り組んでいる」「よりコストのかからないアプローチを取る予定で、プロセッサーやグラフィックチップをAMDから購入する見込み」との記述。不都合なこととして、PS Vitaのローンチが低調だったとの指摘も。
ロイター相手にそんなVitaを本年度に1,000万台売ると豪語するのはアンドリュー・ハウス氏。年末リリース予定の目玉ソフトとネットワークサービスで攻めるとか。また、次世代機について聞かれると、「The Last Of Us」など全く新しい形態のソフトでPS3の将来性を見せるとコメントし、PS4についてはスルー。
SCE社長 アンドリュー・ハウス氏インタビュー~Vitaは「3本の柱」で対応、ネットサービスにも秘策?!~
こちらもハウス氏。3本目の柱についてVitaのアピールに既存のPSPタイトルを新コンテンツにすると言っています。何をどうするつもりなのか…。次世代機についての話は無し。
こちらはゲームアナリスト平林久和氏のコラム。次世代PSについては「勝つためには‥‥もう少し洗練させた言い方をすると、社会に存在する意味を持つためには、ハードウェアの性能よりも何よりもOne SONYの達成が重要」「製品やサービスの形はマイクロソフトと似ていて、企業改革のひな形は任天堂にある」とコメントしています。氏所有のReaderに関するエピソードもあり。
“Sony Tablet”でスパイダーマン1,2,3を見よう!!キャンペーン
100円でBlu-rayが借りられて、月額980円(hulu)で旧3部作が見放題のご時世に、2,400円相当のクーポンって言われてもありがたみが全然感じられないよなあ…。ワンソースマルチデバイスユースになってくれれば話は別なんだけど。だって、それでこそのOne Sonyでしょ。
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