大好きなゲームをほっぽり出し、珍しく読書中毒な日々。同居人と彼女の友人をも巻き込んで、オーナーを2名増やすことにも成功(<少なっ)。そんなこんなで、最近はいつどこに行くにも持ち歩いてるSony Reader「PRS-G1」。
基本的に外出時は本体の保護を最大の目的としてライト付きブックカバー「PRSA-CL20」を装着するようにしているのだが、日中にライトを使う機会は少なく、無駄に重いモノを持ち歩いているだけのような気がして…。そんなこんなで、スタンダードタイプの純正ブックカバーを買い足した。
・PRSA-SC20 | 電子書籍リーダー“Reader”(ソニー商品情報)
・ブックカバー PRS-G1/PRS-T1共用 PRSA-SC20 ホワイト/レッド/ブラック(ソニーストア)
「PRSA-SC20」は、2つの異なる質感を組み合わせたデザインはライト付きの「PRSA-CL20」と同じだが、ライトユニットがない分、幅が小さく、軽量ということになる。
大きさ比較
・PRSA-SC20:約 幅118×高さ177×奥行15.5mm
・PRSA-CL20:約 幅132×高さ177×奥行18.5mm
(参考)G1本体:約 幅110×高さ173×奥行9.4mm
質量比較
・PRSA-SC20:約80g(本体込みで263g)
・PRSA-CL20:約135g(本体込みで315g)
数字が表しているように、スタンダードタイプのSC20のフットプリントは本体よりも数ミリ大きい程度に収まるため、ほぼほぼ新書サイズを維持している。厚みはそこそこあるが、最厚部が18mm以上あるライト付きCL20より3mmも薄くなっており、重さもライト付きより50gほど軽くなっている。ライト付きを使い慣れていただけに、50gの差は歴然だが、片手持ちだとそれなりに重量は感じる。堅牢性と軽量化の両立は難しそうだけど、もう一踏ん張りして欲しいかなあ…。ちなみに、USB端子、イヤホン端子、主電源は左右どちら開きにしてもアクセス可能。
本の開きが左開きにも右開きにも対応するシンメトリーな造りも特長のひとつ。左右どちらもOKということで、表紙のReaderロゴや背面のSONYロゴが縦向きに配置されており、ボタンに当たるカバーのへこみ部分もちゃんと2カ所用意されていた。
ライト付きはユニットの関係からか、左開き前提になっており、表紙のReaderロゴや背面のSONYロゴが横向きになっており、カバーのへこみ部分も1カ所のみだった。
カラバリはライト付きと同じブラック&ホワイトにT1の本体カラーと同色のレッドを加えた3色。ライト付きと同色にする理由もないし、組み合わせそのものに変化があっても良いかなあと思い、今回はレッドを選択。ライト付きを使ってみて、実際ホワイトは汚れやすかったことも理由の一つ。本体とカバーの色が全然違うけど、実際に装着してみてもほとんど気にならない。ま、この辺は個人差があるので何とも言えないけど…。
2つの異なる質感を組み合わせたというデザインであるが、本体を覆うパーツは手のひらから滑り落ちを防止する意味合いもあるのか、本体収納部分のプラスチックケースをマット系のビニールシートでくるんている。表紙に合皮チックなシートを貼り付けることで質感に変化持たせている。蝕感は悪くないし、実際に滑りにくく持ちやすくなるが、高級感はほとんどと言って良いほど無い。この辺はライト付きも同様の感想。好みの問題になるが、同居人が持ってるPRS-350専用カバーの方が、ブックカバー然としているし高級感もある印象。
本体の収納方法はライト付き同様に本体側面の一方を滑り込ませもう一方を上から押さえつけるとパチっとはまる。モノの数秒である。ライト付きと違って、左右どちらからでも差し込めるが、アソビが少ないのでライト付きよりはかなりがっちり固定される印象。若干取り外しに力がいる。
旧シリーズ用と違い、G1/T1は本体にカバー装着用のパーツを持たないため、このような本体を取り込んでしまう機構を採用している。本体がすっぽり覆われているため、保護性能については、ライト付き同様、期待できそうではある。
デザイン的には本体の側面が完全に露出する旧型タイプの方がパッと見、本に近いがこれもぶっちゃけ個人的な好みに左右される部分。ま、見てくれがどうあろうと中身は書籍そのもの。本が読めれば何の問題も無しといったところ。
読書時の使い勝手については、利き手と左右の開きの設定しだいで若干変わるか。一般的な縦書きの書籍の場合は右開きの方が自然だが、片手読書の場合は表紙側がぶらぶらして落ち着かなくなる。自分の場合は左開きの右手持ちで、右手親指はページめくりボタンに載せ、他の4本指で全体を支える感じが一番しっくりする使い方だった。
何はともあれ、何もないよりはあった方が安心であることは確か。本体を壊すリスクもだいぶ減る。いかんせん、スタンダード版で実売2,980円はちと高い。PRS-350と同時購入で専用カバーが1,000円で買えるキャンペーンが実施されていたが、正直その程度ではないかと。他に流用できるようなモノでもないわけだし、気軽に買えるような値段であって欲しい。ま、Readerに限らずソニーはこういうペリフェラル(周辺機器)で儲けるスタイルなので絶対にそうはならないと思うけど…。