展望なき事業への執着を捨て平成以降の経営陣が維持できなかった“らしさ”を取り戻せ


“ソニーらしさ”を取り戻すために平井体制に求められるのものは?

大河原克行さんのデジタル業界事情。以下、注目ポイント。

・平成以降の経営陣は、ソニーに求められる「らしさ」を維持することができなかった
・「ソニーに求められる水準は高い」といわれるが、それはソニーが置かれた、避けては通れない立場
・ソニー再生のスタートは、マーケティング論からいえば、いわば弱者の戦略
・3つの重点領域に絞り込む必要性。収益面でも期待ができないPC事業を、コア事業に含む理由が見あたらない
・平井体制に求められるのは、まったなしでのソニーの実行力

【追記】ZDNetでも大河原さんのコラム発見。中身はほとんど同じ>平井体制で「ソニーらしい製品」を開発できるのか

大赤字のソニー株、逆張り投資に勝ち目はあるか 不振のテレビ事業、改革スピードが焦点に

投資対象としてのソニーはどうなのか。

・これまで市場の期待を裏切り続けてきたのがソニー。その株に投資できるか否かの判断は、ソニーという会社が本当に変わったかを見極めることに等しい
・一連の施策を、スピード感を持って実行できるか。ソニーが本当に変わったと感じたときこそ、ソニー株が買われる時

LEXコラム:今のところ何も変わらないソニー

戦略発表で平井氏の使ったイノベーションを加速する、コストを削減する、新興国に攻め込むなどといった言葉は日本の小学生ですら思いつくことができたろうし、具体的な内容にも乏しかったとFinancial Times。投資家が知りたいのは、「ライバル企業に奪われた失地を回復するために、ソニーがどんな製品(およびビジョン)を打ち出せるか」とのこと。

【取材日記】ソニーはくみしやすい相手ではない

中央日報の取材記事。ソニーコリア社長の「ソニーは一度も1位を追求したことはない」とのコメントを引用。

ソニーはよみがえるのか

日経も悲観的。

・映画や音楽などのコンテンツ、保険などの金融、画像センサーのような部品事業の競争力が強く、収益を下支えしてきた(のが同社の実態)
・変化の激しいエレキIT産業で、成長を持続するには大胆な事業領域の見直しが欠かせない
・展望なき事業への執着は、確実に組織の活力をすり減らす。過去の栄光やしがらみに縛られがちな多くの日本企業に共通する教訓

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