電力を利用者や機器ごとに管理、利用する提案 「認証型コンセント」を開発~非接触ICカード技術と新開発「電力線重畳通信技術」により実現~(Sony Japan)
ソニーは、電気を利用する際に必ず通るインフラである「コンセント」に着眼し、ユーザーが能動的に電力管理や電力制御をしながら利用できる「認証型コンセント」を開発したと発表。
開発したのは、非接触ICカード技術NFC/FeliCaを応用して電気機器認証を行う「認証型コンセント: FeliCaタイプ」と、新技術「電力線重畳通信技術」により、電源ケーブルを介して電気機器認証を行う「認証型コンセント:電力線重畳通信タイプ」の2つ。
こうした「認証型コンセント」が普及すると、電気機器の所有者の認証、機器ごとの電力管理・利用、電力利用の許可、過去の電力利用履歴の記録や、電子マネーとの組み合わせによる電力課金・決済などが可能になるとか。
ソニーは、利用者ごとに最適な電力利用を実現するために必要な機器やシステムについて実用化を図り、各種サービスのトライアルや検証と、技術・サービス仕様の策定を賛同頂けた事業者と共に推進。
Suicaなと交通系カードにたとえるとコンセント側が改札でプラグ側がカード。プラグをコンセントに挿すだけで機器認証が可能になるって事。ここまでガッチガチに管理されるのもどうかと思うけど、電気はタダじゃないし、エネルギーの有効利用の観点からも必要なことなんだろうね。50年以上も不変のコンセントを形から変えようという提案にもかつてのソニーらしさを彷彿させるものがある。インフラ絡みってことで、化ければデカイ。賛同者集がたくさん集まると良いね。
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