昨年11月末に購入したSony Reader「PRS-G1」。人生初の電子書籍端末になりましたが、待った甲斐もあってハード的にはそこそこ満足いく仕上がり。入手から早2ヶ月。今更感ビシバシではありますが、記録の意味も込めてレビューをば書き留めておくことにします。
■電子書籍でもパッケージは紙
紙製で非常に簡易なパッケージ。開けると段ボールに包まれた本体が顔を出します。
中身はG1本体、保護用のキャリングポーチ、タッチペン、USBケーブルに加え、取説・ちらしに保証書の類。せっかくのホワイトモデルなのでやポーチもペンもホワイトにして欲しかったところです。
前機種と違ってタッチペンは本体に装着できませんが、一応ポーチの側面にペン用のポケットが用意されてました。購入してから今までほとんどタッチペンのお世話になるようなことはありませんので気にしません。
■見た目以上に軽く感じる本体
最大外形寸法は約110×173.3×10.1mmでフットプリント的にはいわゆる新書サイズになります。手持ちの新書でサイズを比較してみました。
約300ページの新書ですが、フットプリントは全く一緒ながら、薄さはG1が圧倒的。ちなみに約G1は2GBの内蔵メモリーに一般的な電子書籍を約1,400冊保存可能です。
充電池を含むG1の質量は公称約185g。念のためにキッチン用のはかりで計測してみたら自分の端末は181gでした。ちなみに先ほどの新書は190gでした。G1の重さは平均的な新書や文庫1冊分ってことなりそうですが、実際に手にしてみると見た目以上に軽く感じます。
重量こそ文庫本1冊分ですが、実際に持ち歩ける書籍データの数は1,000冊分以上。リアルな本を1,000冊持ち歩く人はまずいないけど、電子書籍のメリットの一つであることは間違いないでしょう。
さてさて、G1の重さをはかるついでに手持ちのモバイル機器の重さもはかってみました。3G版のPS Vitaが284g、iPhone 4が141g、拡張スライドパッド付きの3GSはなんと388g。MH3Gのプレイも両手持ちが基本だけど道理で疲れるわけだ…。
ちなみに、別途購入したライト付き専用カバー「PRSA-CL20」装着時は314g。そこそこずしりと来る重さですが、電車の中では吊革につかまったままでもちゃんと片手でページ送りできるので無問題。(専用カバーについては後日別途取り上げる予定)
■スマホユーザーなら違和感なく使える?
操作系のボタンやスイッチは正面下部の5つと底部の電源スイッチ1つの合わせて6つで全てが本体下部に集中。上面のボタンは、左から左ページ送り、右ページ送り、ホーム、バック、オプションでページボタン以外の使い勝手はAndroidスマートフォンに近い印象。(実際、OSはAndroidベースらしいです)
左右のページ送りはタッチパネル操作でも可能ですが、片手持ちの時などはハードボタンの方がが便利。ただ、送りボタンの位置の関係から右手持ちでのページ送りはかなり厳しいっす。元々片手の場合は左手持ちを想定しているのかな。使い勝手を考えると次世代機種ではボタンに割り当てる機能がカスタマイズできた方が良いでしょうね…。
次回以降、ハードの使い勝手、3G&WIFIでのストア利用、Kinoppyとのサービス比較などを予定。