ソニーが長野に統合して初めて生まれた「VAIO Z」シリーズ~“究極のモバイルPC”はどうやって誕生したか
大河原克行さんの「パソコン業界、東奔西走」。安曇野の長野ビジネスセンターに組織統合したVAIO&Mobile事業本部の最初の成果がVAIO Z2とか。「長野に統合しなければ生まれなかった製品」「投入できたとしても、もっと時間がかかっていたかもしれない」と偉い人は異口同音に長野への統合による成果を強調。
「最高のモビリティの実現」と「最高のパフォーマンスの実現」。究極のオールインワンモバイルを追求するというこれまでの発想を捨て、全く別の角度からアプローチを開始したのがZ2。非連続の進化の意味もここにあるのですね。
なぜVAIO XではなくVAIO Zなのか? については、モノフェローズイベントでも熱い語りが印象的だった林氏が、
初代Zシリーズから追求してきたコンセプトは、究極のノートPC。Zを利用することで、仕事のパフォーマンスが1.2倍にも、1.3倍にもあがると感じてもらえるPCであり、他社製品との違いを明確に感じてもらえるPC。言い方を変えれば、いい仕事をするためには、いいツールが必要だと思っている人たちに満足してもらえる製品である。その点で、今回の新たなVAIO Zは、Zシリーズの正常進化だと捉えている
とコメント。パフォーマンスとモビリティを究極の形で実現できたからこそ与えられた「Z」の冠とか。
今後については、すでに投入しているSシリーズ、今回投入したZシリーズに加えて、追加する形でプレミアム製品を投入し、成長をドライブしていくとか。プレミアム製品の投入によって、「ソニーらしさ」を実現する製品を投入し、ユーザーからのVAIOに対する評価を高めることが、最優先課題のこと。
発売日の8/13まであと3日。久しぶりにわくわくドキドキしております。
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